札幌FWジェイが持病告白「同境遇の人を助けたい」 てんかんの薬飲み忘れ救急搬送
持病を告白した札幌のFWジェイ Photo By スポニチ |
4日の練習中に救急車で緊急搬送されたJ1札幌のFWジェイ(35)が11日、倒れたのはてんかんによる発作のためだったことを告白した。同じ症状で悩みを抱える人たちへ勇気を与えるために公表した。
「若い人や他のアスリートでもてんかんを持っている人はいる。そういう人たちを助けたい」。ジェイは思いを込めて口を開いた。てんかんは薬で症状を抑えることが可能で、運動や通常の生活に支障はない。今回はジェイが薬を飲み忘れたことが原因。三上GMも「ドクターからも何の問題もないと言われているし、クラブとしてもきちんとフォローしていく」と説明した。
子供の頃から持病と向き合いイングランド代表まで上り詰めたジェイ。だからこそ「てんかんを持っていても素晴らしい人生を送れることをみんなに知ってほしい。自分を信じて普通の人生を送ってほしい」とメッセージを発した。
「隠すことでも恥ずかしい事でも仕事を邪魔するものでもない」。強い使命感で口を開いたジェイはこの日、道教大岩見沢との練習試合に出場。18日の清水戦(アイスタ)出場へ準備は万全だ。 (青木 一平)
[ 2017年11月12日 08:27 ]
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