サンフランシスコで開催されたKotlinConfというカンファレンスに行ってきました。
KotlinConfの詳細とかは会社ブログの方に書いたのでそちらをご覧ください。(業務時間で日記書けて最高)
こっちのエントリでは単身で初めてのアメリカへ行くためにやった英会話学習の事とか雑に書いていきます。
ぼくは今年の始めにパスポートを取得して、春に台湾、夏に中国へ行っていて、今回は3回目の海外旅行でした。英語ネイティブ圏へ行くのは初めてだったので、2ヶ月くらいぼちぼちと英会話学習をやっていました。
前提としてぼくの英語力は以下のエントリで書いたとおり。
当時からそこまで大きくは変わってない。
なんかインタビュー記事とかもあるみたいです。(すっとぼけ)
やったこと
DMM英会話
学習の中心は最近流行りのDMM英会話でやった。
頻度としては毎日1回を目標にしてたんだけど、元々英語とか関係なく知らない人と会話するのが苦手なぼくはなかなか厳しく、結局週に2,3回くらいのペースを2ヶ月ほど続けた感じだった。
最初は教材を使ったレッスンのイメージがよく分からず、毎回フリートークを選んでいたんだけど、フリートークだとどうしてもディスカッション的な話題になってしまい全然何も喋れずにトラウマになるみたいな事が何回かあって辛かった。
途中から教材を使ったレッスンに切り替えて、デイリーニュースとかトラベル/カルチャーを中心にやるようにした。
予約画面で教材を選択すれば後は教材のフローにしたがって講師がエスコートしてくれるので簡単だった。
とはいえ教材にも最後にディスカッションセクションがあって、予め決められた質問に対して自分の意見を言うみたいな事をするんだけど、これがなかなか難しくて、例えば入国審査の練習教材だと質問内容が
・「出入国審査場でトラブルを経験したことはあるか。」
・「空港の入国管理デスクでは通常どのようなことを尋ねられるか。」
・「入国管理局の職員は自分たちの務めをしっかりと果たしていると思うか。なぜそう思うか。そうは思わないか。」
・「入国管理の目的は何だと思うか。」
・「空港での入国管理の手続きに関して変えたいところがあるか。なぜか。」
…と、そんなん日本語でも初対面の人相手に即興でスラスラ答えられないわ!という感じのラインナップになっているので、結構つらい。
そこで、ぼくは予め教材を予習して質問の回答を作文するようにした。これがなかなか良くて、英作文は単純に英会話の練習になるし、予め関連ボキャブラリーを調べられるのでレッスンでちょっとした雑談を振られても上手く答えやすくなって英会話に対して自信が付く。
その他DMM英会話知見
結構多くの講師がProfileにアニメが好きと書いているが、ぼくの経験だとその9割がナルトやワンピースなどのジャンプ系作品ファンだった。
僕はジャンプ作品にほとんど触れないため、下手に自己紹介で「アニメが好きです」とか言うと会話が噛み合わなくて辛くなる事が多い。
萌え系作品が好きな講師には出会えた事がないが、「シュタインズゲート」とか言うと分かってもらえる事も何度かあった。うっかりフリートークで好きなアニメや漫画を言うと「知らないな。じゃあそのアニメのシナリオを一から詳しく説明してみてくれ」とか日本語でも辛い無茶振りをされたりするので注意した方がいい。
ビデオゲームも好きな講師は結構多くて、こちらはアニメよりは雑談のハードルが低い。「Civilization」や「SimCity」が好きだと言うと理系の講師は分かってくれる事が多く、雑談が弾む事もある。
あと、意外とプログラミングをやってる理系学生の講師がいたりするので、雑談に自信があれば探してみてプログラミングトークをしてみるのも面白いかもしれない。
ただし大抵好きな言語を聞くとLispとか言われる。
瞬間英作文
瞬間英作文という本、というか本付属のCDをかなり活用した。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本
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音源をPlay Musicに入れて通勤中などに聴き心の中でシャドーイングするようにした。
このとっさの一言というのは普通の英語力とはまた違った筋力というか慣れが必要なので、やっておくと役に立つ。
発音
発音の練習を全くしていなかったので、以下の本を買って練習した。
- 作者: 藤澤慶已
- 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
- 発売日: 2014/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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LとRの違いとか全く分からなかったのがちゃんと言い分けられるようになったのでよかった。
練習は少しやっただけだけど、そんなに発音で困る事は今のところない。
ディスカッション
英会話のディスカッションでいい感じの答えが言いたくて以下の本を買った。
CD3枚付 英語で話す力。141のサンプル・スピーチで鍛える!
- 作者: 長尾和夫,アンディー・バーガー
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2016/03/12
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これはディスカッション用のボキャブラリーと例文がひたすら載っている本なんだけど、これを何度も音読したりしてパターンを覚えた。
成果
主にやった英会話学習は上記の通りだけど、では実際サンフランシスコに行ってどうだったのか。
正直、DMM英会話で鍛えたようなややこしい質問をされるような機会はほぼなかった。(そりゃそうだ)
ただ、それなりに英語で会話することに慣れる事が出来ていたので、あまり緊張せずナチュラルに英語を使って必要なやりとりをする事が出来たし、耐性が付いていたので入国審査や買い物でスムーズに喋れなくてもパニックになったり過度に落ち込んだりせずに雑な英語で乗り切れる度胸が身についていた。
あと、会話の中で「yeah」「Okey」「sorry」などの反応を自然なタイミングに返す事をレッスンで学べたので、なんか雰囲気でいい感じに会話を受け流したり出来た。
正直旅行英語は「yeah」が上手に言えるようになったら入門編は終了だなって思った。
あとはLyftで運転手と軽く雑談したり、カンファレンスで少しだけ人に話しかけたり、あまり英語で苦しむ事なく無事行って帰ってこれた。
独学の英語でいきなり単身でアメリカへ行って辛い思いを特にせず帰ってくれたのだから、なかなかの成果なんじゃないかなと思った。
次に英語圏へ行く時には知らない人と雑談が盛り上がるくらい英語が上達できてるといいなぁ。