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(ハイサイドコーポレーション on Emilie)
2017.11.12 Sun posted at 12:25 JST
(CNN) イラク政府がクルド自治政府と帰属を争う北部キルクーク州で、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に殺害された市民とされる数百人の遺体が見つかった。イラク当局が11日、報道陣に発表した。
同州ハウィジャの北方約3キロに位置する発見現場で同州知事が記者会見し、「少なくとも400人の市民がISISの手でここへ引きずり込まれ、残忍に殺害された」と述べた。
知事は政府や人権機関に対して、遺体の身元特定に向けたDNA鑑定を実施するため、人員を派遣するよう要請した。
イラク軍司令官によると、殺害を目撃した人々からの情報提供が遺体の発見につながった。
地元住民の1人はCNNとのインタビューで、ISISが市民を車に乗せて現場へ運び、一斉に殺害するのを見たと語った。遺体は地区内の5カ所に埋められているという。
キルクーク州はイラク最大級の油田地帯として知られる。ISISは2014年に州都キルクークへ侵攻したが、撤退した政府軍に代わり、クルド人主体の自治政府、クルディスタン地域政府(KRG)の治安部隊「ペシュメルガ」がこれを撃退。以降、KRGが同市を実効支配していた。
KRGは9月、独立の賛否を問う住民投票を実施した。これに対して先月、イラク政府軍がキルクークに攻め入り、同市を掌握した。
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