米 不安定化のレバノン鎮静化求める声明

米 不安定化のレバノン鎮静化求める声明
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アメリカのトランプ政権は、不安定化している中東のレバノンの政治情勢をめぐって、鎮静化を求める声明を発表し、レバノンを舞台に、サウジアラビアとイランの対立が深まる様相を見せる中、国際的な懸念が広がっています。
レバノンをめぐっては、ハリリ首相が、今月4日、暗殺されるおそれがあるとして突然辞意を表明するなど、政治情勢が不安定化し、背景には、サウジアラビアとイランという、中東で覇権を争う2つの大国の対立があると指摘されています。

こうした中、アメリカのホワイトハウスは、11日、声明を発表し、「アメリカ政府はすべての国家と勢力に対し、レバノンの主権や独立などを尊重するよう呼びかける」として、事態の鎮静化を求めました。

そして、ハリリ首相を支持する立場を示したうえで、「レバノン国内の民兵や、いかなる外国の部隊もレバノンの安定を脅かすような試みは認めない」として、アメリカとしては、レバノンが混乱すれば、イランなどが影響力を拡大し、地域を不安定化させるとして警戒を強めています。

レバノンを舞台に、サウジアラビアとイランの対立が深まる様相を見せる中、ティラーソン国務長官も、レバノンを代理衝突の場としないよう警告する声明を出すなど、国際的な懸念が広がっています。

米 不安定化のレバノン鎮静化求める声明

アメリカのトランプ政権は、不安定化している中東のレバノンの政治情勢をめぐって、鎮静化を求める声明を発表し、レバノンを舞台に、サウジアラビアとイランの対立が深まる様相を見せる中、国際的な懸念が広がっています。

レバノンをめぐっては、ハリリ首相が、今月4日、暗殺されるおそれがあるとして突然辞意を表明するなど、政治情勢が不安定化し、背景には、サウジアラビアとイランという、中東で覇権を争う2つの大国の対立があると指摘されています。

こうした中、アメリカのホワイトハウスは、11日、声明を発表し、「アメリカ政府はすべての国家と勢力に対し、レバノンの主権や独立などを尊重するよう呼びかける」として、事態の鎮静化を求めました。

そして、ハリリ首相を支持する立場を示したうえで、「レバノン国内の民兵や、いかなる外国の部隊もレバノンの安定を脅かすような試みは認めない」として、アメリカとしては、レバノンが混乱すれば、イランなどが影響力を拡大し、地域を不安定化させるとして警戒を強めています。

レバノンを舞台に、サウジアラビアとイランの対立が深まる様相を見せる中、ティラーソン国務長官も、レバノンを代理衝突の場としないよう警告する声明を出すなど、国際的な懸念が広がっています。