長崎、経営危機乗り越えJ1初昇格! 讃岐下し2位確定、J2在籍5年目で悲願達成
【長崎 3-1 讃岐 J2リーグ第41節】
11月11日にJ2リーグ第41節の試合が行われ、V・ファーレン長崎はホームにカマタマーレ讃岐を迎えて対戦。
この試合に先駆けて、名古屋グランパスはジェフユナイテッド千葉と対戦し0-3の敗戦を喫した。時を同じくしてアビスパ福岡は松本山雅と対戦し1-1の引き分けに終わっている。この結果、長崎は勝利すれば初のJ1昇格が決まるという中で讃岐と対戦することになった。
試合開始して27分、右サイドからのクロスを乾大知が体に当ててゴールに押し込み長崎が先制。その後も多くのチャンスを作ったが追加点ならず。すると62分、讃岐の木島徹也がゴールを決めて同点に追いつかれてしまう。
それでも73分、ゴール前のこぼれ球を前田悠佑が押し込み長崎が勝ち越しに成功。さらに82分にも翁長聖が追加点を決める。結局、リードを守りきった長崎が3-1の勝利をおさめた。
今年はじめ、長崎は2016年決算で1億2000万円の赤字を計上し、約3億円の累積赤字を抱える経営難に陥っていた。今年3月には筆頭株主である地元企業のジャパネットが株式を100%取得する意向を示し4月からジャパネットの子会社となり経営難を乗り越えている。そして経営再建と同時に快進撃が始まった。
長崎は2013シーズンからJ2に在籍し今年で5年目。5年前の2012年11月11日にはJFLで初優勝を果たしJ2昇格を決めた。それから5年後の今日(2017年11月11日)に初のJ1昇格を決めている。この試合には、クラブ史上最高となる22407人の観客が集まった。
【得点者】
27分 1-0 乾(長崎)
62分 1-1 木島(讃岐)
73分 2-1 前田(長崎)
82分 3-1 翁長(長崎)
text by 編集部