こんにちは、ゲストハウスは苦手なのに何度も泊まってしまう、かんどーです。
「お前それ言ってることおかしいだろw」
って言われそうですが、マジなんです。ただでさえ不安な海外、ホテルに泊まれば良いのに、旅程の半分くらいはゲストハウスに泊まります。いや、毎回不安になるし、ゲストハウスに到着した瞬間から憂鬱な気持ちになりさえするんですよ。
それでも泊まってしまう理由とは。
コミュニケーションは最初が肝心
わたしは、日本にいるときだと「つかみ」の段階でうまくいけば、その後のコミュニケーションはかなり円滑です。鉄板のネタを用意しておいたりして、なるべく「つかみ」でスベらないように気を付けています。まあ、それでもスベるときゃスベりますが。
しかし海外ゲストハウスの場合、ほぼこの「つかみ」で失敗しています。理由は、到着したばかりでわたし自身が疲れ切っていて、笑顔にキレがないこと、鉄板ネタはあくまで日本国内における鉄板ネタでしかないことです。Oh my gosh,,,
かなりの高確率で、相手に依存したコミュニケーションになります。相手の質問にわたし答える、みたいな。
現在わたしがリピートしているタイのゲストハウスでは、オーナーさんやスタッフさんがうまくゲスト同士を繋げてくれるので、なんとかコミュニケーションが成り立っていますが、そこじゃなければ正直キビしいと思います。
ただし、そのゲストハウスだからキビしい一面もあります。
理由は、そのゲストハウスは「欧米人の割合が高い」こと。英語ネイティブの集う場、みたいになっています。実際、欧米人のお客さんはほとんどリピートするそうです。(わたしもリピーターだけどwww)
欧米人同士は英語ネイティブ同士ということで、軽いあいさつからの世間話が超スムーズ。そこに非ネイティブのわたしが加わるのは超困難です。でも、他のゲストハウスだと、そもそも日本人が多く泊まっていたり、アジア人が多かったりして、非ネイティブ同士で会話が成立しやすいんです。
以前台湾で、日本人経営のゲストハウスに泊まったことがありますが、ここは正直コミュニケーションでまったく困りませんでした。日本人とは日本語で話せばいいし、韓国や中国の方とは、片言同士の英語でなんとかなりました。
日本でゲストハウスっぽいホテル(大阪)に泊まったときも同じです。
日本人の多いところに欧米人の方がいる分には、話すスピードをこちらに合わせてくれるので話しやすいんです。しかし、欧米人がメインゲストの場所は、けっこう大変。さあ、どうする?
無理に話す必要はない
こう言ってしまうと身もフタもないですが、話すことを義務にしないことです。
ゲストハウスだからといって、交流が「必須」というわけではありませんし、おとなしい性格の人がいてはいけないわけでもありません。〇時~〇時の間はリビングで過ごしましょうとかも決まっていないので(当然ですがw)、自分のタイムスケジュールで動けば良いです。
ベッドでごろごろしているとき、リビングから笑い声が聞こえたら「行かなければならない」「joinしなければならない」と思うと滞在自体が苦痛になります。ごろごろしたければごろごろして、リビングに用事があれば行けばいいです。
このあたりを割り切れれば、滞在のハードルはぐっと下がります。
わたしは、ゲストハウス内では誰かに会ったら必ず挨拶をしてニコッと笑うようにしています。話しかけられたときも、必ず答えます。でも、誰かと誰かが話をしているときに「輪に入らなければならない」とは思いません。最初は思っていましたが、疲れるので早々にその考えは捨てました。
今は、滞在中1日は必ず「みんなでごはん」的なものに行きますが、あとの日は好きに過ごしています。スタッフの方もわかっているようで、一緒に行ったときは思いっきり遊びますが、その翌日はわたしが自由に過ごすことをわかってくれているみたい。
このゲストハウスは、めちゃめちゃ目配りがきいてるので、ボケーっとしてると遊びに誘ってくれますw 自然発生的にゲスト同士が仲良くなる、というよりかなりゲストハウス側がその糸をひく感じ。
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海外ゲストハウスの上手な使い方
選び方、かも知れませんが、自分に合った「交流度」のゲストハウスを選ぶと良いと思います。自分から話しかけなければゲスト同士がほぼ触れ合わないゲストハウスもありますので。
また、安すぎるところだと、「そこしか泊まれないからそこにいる」人がいて、かなりのくせ者であることがあります。そうなると雰囲気が全体的に暗くなるので、安すぎるところは外した方が良いです。
そして、初めて泊まるときは雰囲気がわからないこともあります。口コミやレビューを読む限り、そんなことなさそうだったのに、がんがんゲスト同士が交流しているケースもあるでしょう。
そんなときは「自分がどうしたいか」を深呼吸しながら考えたら良いと思います。
この宿面白そうだな、この人たち何話してるんだろう? と思えばあいさつして話に加わればいいし、今は一人でいたいなと思ったら、落ち着きそうなスペースで本でも読んでたら良いです。
ここで旅の本とか読んでいると、話しかけられることがありますが、小説とかを読んでいると、けっこう自分のペースです。
リビングでテレビを見る、というのは実は「交流待ち」のポーズの定番だったりするので、交流したくない人はテレビよりパソコンや本を友達にした方が良いです。一時期それを知らないでテレビのところにいたら、やけに話しかけられました。いや、あくまでこれは個人の感想ですけど。
また、ゲストハウスと言えば、共用のキッチンを使って料理をしているうちに交流が…とか言いますが、不慣れな人が「あ、よかったらみなさんでどうぞ」とか料理を出しても誰も手を付けてくれない可能性があります。そういうのは明るくガツンと人を巻き込める人じゃないとできないんですよ。
お土産さえ食べてもらえないことが多いわたしは絶対やりませんそんな危険な賭け。
だけど、誰かが料理をしていたら「何を作っているんですか?」とたずねることもあるし、何かもらったら笑顔でいただきます。そこで断るほど人嫌いではないのです。(そこまで人嫌いだったらゲストハウス泊まらんわなw)
海外ゲストハウス初心者の方に伝えたいこと
海外のゲストハウスに初めて泊まるとき、不安がたくさんあると思います。そして実際泊まってみて「やっぱりやめておけば良かった…」となることもあると思います。
わたしが海外ゲストハウスに泊まる理由は、そういうこと全部ひっくるめて「自分が今どういう状態なのか」を知るリトマス紙になってくれるからです。ゲストハウスのルール(夜中に大声を出さないとか、〇時以降は洗濯機を回さないとか)を守れて、あいさつができる状態であれば、友達ができなくてもとりあえず「宿泊者として及第点」であると思います。
ならいいじゃないですか。
あとは気楽に、一人の時間を過ごしたっていいし。うまいこと友達ができたとしても、それはたまたまその人と同じタイミングで旅をしていたから。正直、そういうのってめぐりあわせですから、狙ってやるもんじゃないと思います。
また、先ほども書きましたが、欧米人ばかりのところに日本人一人で乗り込んでいっても、ネイティブの会話のスピードについていけず、愛想笑いマシ―ンになることうけあいです。よほど英語に自信のある方以外は、アジア人が多く泊まるゲストハウスの方が良いと思います。(わたしも過去にゲストハウスで仲良くなったのは、インドネシア人、フィリピン人、台湾人、韓国人の方々です)
彼らアジア人の話す英語はゆっくりとしていて聞き取りやすく、また、こちらがゆっくり話すことも彼らにとって聞き取りやすくなるため、お互い遠慮がいりません。単語と最低限の構文だけで話しても、笑えたりするものです。(本当に最低限のことしか話せなくても女子会ノリって成立しうるんです…!)
もちろん、例外的に仲良くなれたイギリス人の方もいましたし、親日すぎる方はどこの国にもいるもので、そういう方と出会えたらまず仲良くなれると思います。ただまあ、遭遇率は低いです。
まとめ
わたしが海外ゲストハウスに泊まるのは、自分の運試し的な要素も多くあります。あとは自分なりに旅のプランを立ててから行っているので、ゲストハウス自体が楽しめなくても旅は楽しい状態にしてあるので、ゲストハウスに過剰な期待をしていないんですね。
もちろん楽しかったら嬉しいですよ! 友達できたら喜びますよ! でも、それを前提で考えない。あくまで寝るところ、昼間荷物を置いておくところであるという前提で行っています。そういう前提で行動していると、たとえ「リビングに行ってもうまく海外の人たちと話せなかった…」という時でもあまり焦りません。ベッドに入ってカーテン閉めて本を読んで、ストンと眠って翌日はまた新しい旅の始まりです。
とりあえず、口コミやレビューをある程度読み込んで「スタッフがフレンドリー」「リビングがにぎやかで快適」の書き込みがあまりに多いところは、コミュ障さんには多少リスキーです。
「立地がとても良かったです」「ベッドは清潔、居心地も良かった」などの口コミがあるところは、個人的に良い思い出ができたことが多いですね。
参考になるかわかりませんが、コミュ障を自認しているわたしが、それでも海外ゲストハウスに泊まる理由、わたしでも楽しめる海外ゲストハウスの選び方を書きました。
参考になれば幸いです。
それじゃあ、また!