ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の東芝(現・富士通モバイルコミュニケーションズ)製ケータイ「biblio」です。
biblioは3.5型のフルワイドVGA++(480×960ピクセル)液晶を搭載した、電子書籍の閲覧に特化したケータイです。
電子書籍の文字表示を縦・横で切り替えられるほか、前回表示していたページを素早く開けるしおり機能、作品の雰囲気に合わせたフォントをダウンロードできる機能など、読書を快適に楽しむための機能が盛り込まれています。
Wi-Fi(無線LAN)を利用してインターネット接続できる「Wi-Fi WIN」に初対応した製品で、大量の電子書籍などを通信料を気にすることなく、高速でダウンロードできました。内蔵ストレージは7GBと大容量で、ワンセグで録画した番組や電子書籍の全巻まとめ買いなど、本体のみでも大量に保存しておくことができます。
タッチ操作に対応したディスプレイや横スライド式のボディーにQWERTYキーを備えるなど、まるでスマートフォンのようですが、ほかのauケータイと同様にau携帯電話向けの共通プラットフォーム「KCP+」を採用したれっきとした「ケータイ」です。
キーボードは横向きに持つとQWERTYキー、縦に持つと10キー(ダイヤルキー)に切り替わります。加速度センサーを利用して、自動的に各キーの機能と表示を切り替えるという機能を日本で初めて採用しました。
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