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【インタビュー】公開後だから言えるエピソード満載! 『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』美山加恋×福原遥×村中知×藤田咲×森なな子×水瀬いのりインタビュー
2017/11/12
全国劇場で公開中の『映画キラキラ☆プリキュアアラモード』。アニメディア本誌では11月号・12月号の2号連続でメインキャスト6人による座談会を掲載。今回は、『アニメディア12月号』に掲載されたインタビューについて、記事内で紹介しきれなかった部分を含めた長文版をお届けする。ゲストキャラクターの印象や、本作で初となる昨年のプリキュアとの共演についてなど、公開後だからこそ言えるエピソードが盛りだくさんだ。
――ゲストキャラクターの印象は?
村中 ジャン=ピエールは、「なんだこの人!?」だったよね。ジャン=ピエールと初めて会ったときにあおいが「なんだ?」って言うんだけど、気持ちが完全にシンクロしていました。
美山 いちかがシエルに純粋な疑問としてジャン=ピエールの弟子になった理由を聞くシーンがあるんですが、最初は私の「なんでこんな変わった人を選んだんだろう?」っていう疑問が声に出てしまって。スタッフの方に「そっちじゃないです」って言われたのを覚えています(笑)。
藤田 キラリンとピカリオは甘い香りに誘われ、ジャンの家に忍び込んだことがきっかけでジャンと運命的に出会うんだけど、そのあとの展開で尊敬しちゃったのはびっくり。スイーツは美味しくても変わり者だからね(笑)
水瀬 なんかすごくめちゃくちゃ言われてる……(笑)。
福原 でも、いいところもあるんだよね。
水瀬 腕はいいからね、腕は。ジャン=ピエールは振り切っているからこそ今の地位にいるんだろうし、頼れるのは自分の実力だけだっていうところに、当時のキラリンとピカリオは惹かれたんだと思うんだよね……。
藤田 師匠があの人だから、ふたりともこじらせちゃったのかなと思ったんだけど(笑)。
森 物事を突き詰めている人は、ちょっと変わった人になっちゃうからね。
――クックについてはいかがですか?
美山 クックはすごく二面性があるんです。かわいい外見なのに、平然と怖いことを言い出すところが恐ろしくて。
――森さんは物語の展開を知る前にクックが黒幕だと気づいたとうかがいました。
森 そうなんです。エクレアの怪物の目とクックの目のなかの模様が一緒なんですね。あと、クックのコック帽に触覚が生えているところを見て、これは敵だなと思っていました。でも、あそこまで二面性があるとは思わなかったけど。
水瀬 結構容赦なく言ってきますよね。
村中 口を滑らせちゃった、みたいな感じなのが“女子っぽい”なと思ったな。
水瀬 それも作戦なんじゃないかと思うくらいに怖いよね。最後の仕上げの材料を「あなた」って言うシーンは表情もかなり悪そうだから、悠木碧さんの演技とあわせて注目してほしいです。
――ご自身以外のキャラクターで注目してほしいところはありますか?
村中 ザリガニです。
森 言われると思った……。だって、あきらの真面目な顔でザリガニだもんね。
藤田 でも、ザリガニだけどかなり活躍しているんだよね。
村中 ナマケモノのあおいを助けてくれたのもザリガニだったし。手がはさみだから、あきらの気の配り方じゃないと大変なことになっていたと思う。
水瀬 確かに(笑)。みんなが違う動物になっているとき、シエルはキラリンの姿だったから、違う動物になった姿も見てみたかったな。
福原 シエルだったら何になるんだろう……あひる? 空も飛べるし。
村中 普段が「ペガサス」だから、真逆のすごく身近な動物になるんじゃない?
美山 ダックスフントとかどうかな。
福原 アリになってほしい。
水瀬 なんだかつぶされそう。
福原 小さいけど一生懸命頑張っている姿はかわいいかなと思って! 私はあおいちゃんのナマケモノ姿もすごく好きだったな。叫ぶシーンもひとりだけ温度が違っているし、なんだかズレているのがかわいいんですよ。
藤田 かわいいシーンなら、キラリンとピカリオのリアクションがシンクロしているところがすごくかわいくて。お菓子を食べて感動して「はー」って口からキラキラルを放出している姿がすごく好き。
美山 ゆかりさんのパンダ姿も素敵でしたよ。いちかはカメだから仰向けになると自分では起き上がれないのですが、それを“マカロンヨーヨー”で助けてくれて。かと思えば、そのヨーヨーにぶら下がって遊んだりして。
水瀬 そういえば、私、気になるシーンがあったんです。パーティー会場にジャン=ピエールが来て、シエルの顎をクイッと持ち上げるシーンがあるんです。そのとき中学生組は顔を真っ赤にするのですが、次のシーンであきらも「ひゃー!」ってなっていて。
森 ありがとう、気づいてくれて!
水瀬 乙女の顔をしているあきらって、あんまり観たことがなかったので、こういう金髪でロングのイケメン風な人が好みなのかなと思って。
藤田 私はこのままでいくとキスをしそうな距離だから驚いていたのかと思った。
水瀬 でも、あきらってキスとかに動じなさそう。
藤田 いやいや、動じると思うな。中身は乙女だから。かっこいいのは外見だけだから(笑)。
村中 「そのままだとキスしちゃうんじゃない?」くらいのリアクションかなとは思った。
森 確かに、あそこまで乙女のリアクションをするあきらは初めてだったかもしれない。
福原 でも、『プリキュアドリームスターズ!』で壁ドンをしていませんでしたっけ?
水瀬 していたよね! ナチュラルにそういうことをするのに、なんで「ひゃー!」ってなったんだろうって思ってた。
森 私はシエルの変身バンクがTVシリーズと映像も演技も違っていたことに思わず泣きそうになっちゃった。
村中 見どころだらけで困るけど、私はジャン=ピエールのまとう異様な変人空気をめちゃくちゃ楽しみにしています。
――本作は歴代のシリーズで初めて、秋の映画で前作のプリキュアが登場します。
美山 また『魔法つかいプリキュア!』の皆さんにお会いできることにまず驚きましたし、久しぶりに一緒にアフレコをさせていただいて、『プリキュア』は終わってから時間が経っても、こんなにも息が合うものなのかと感心させられました。終わってからそれなりに時間が経っているはずなのに、セリフもぴったりと合うんですよね。
福原 私たちも何年たってもかけ声をピッタリ合わせたいなって思ったよね。
美山 『魔法つかいプリキュア!』の人たちが最初に登場したとき、モフルンが手ぬぐいをまいて登場したのがかわいかったな。
福原 短い足でちょこちょこ歩いているのがかわいかった!
水瀬 私は先輩プリキュアとも初共演なので、アフレコのとき今までとは違った感覚がありました。先輩たちから受け継がれてきたからこそ、私たちも「こんなにすごいんだ」っていうところを見てもらいたいと思ったんです。先輩プリキュアさんたちの前で息が合ったときはすごくうれしくて。これは『プリキュア』という作品ならではだなと思いました。
<衣装協力>
美山:r.p.s(ブラウス、ワンピース)、アクシーズファム(ベルト)、Osewaya(お世話や)(イヤリング)、Re:EDIT (パンプス)
福原:パターンフィオナ(ブラウス)、r.p.s(スカート)、タビオ(靴下)、Osewaya(お世話や)(イヤリング)、Re:EDIT(ブーツ) 村中:r.p.s(ブラウス)、ティアンエクート(三松 )(スカート)
水瀬:グレイル(ニットベスト)、ティアンエクート(三松 )(ブラウス、スカート)、Osewaya(お世話や)(イヤリング)、Re:EDIT(パンプス)
藤田:ローズティアラ(ワンピース)
森:r.p.s(ワンピース、ベルト)、アクアガレージ(インナー)、アクアガレージ(ブーティ)
<プロフィール>
【みやま・かれん】12月12日生まれ。東京都出身。ホリプロ所属。
【ふくはら・はるか】8月28日生まれ。埼玉県出身。研音所属。
【むらなか・とも】12月15日生まれ。茨城県出身。俳協所属。
【ふじた・さき】10月19日生まれ。東京都出身。アーツビジョン所属。
【もり・ななこ】2月13日生まれ。福岡県出身。マウスプロモーション所属。
【みなせ・いのり】12月2日生まれ。東京都出身。アクセルワン所属。
<作品紹介>
映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!
同時上映 Petit☆ドリームスターズ!レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!
●全国劇場で公開中
<スタッフ>
映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!
監督:土田豊
脚本:村山功
キャラクターデザイン・総作画監督:爲我井克美
作画監督:大田和寛
音楽:林ゆうき
美術監督:倉橋隆
色彩設計:竹澤聡
撮影監督:髙橋賢司
製作担当:澤守洸
配給:東映
同時上映 Petit☆ドリームスターズ!レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!
監督:宮原直樹
CGディレクター:小林真理
<キャスト>
宇佐美いちか(キュアホイップ)美山加恋
有栖川ひまり(キュアカスタード):福原遥
立神あおい(キュアジェラート):村中知
琴爪ゆかり(キュアマカロン):藤田咲
剣城あきら(キュアショコラ):森なな子
キラ星シエル(キュアパルフェ):水瀬いのり
ペコリン:かないみか
ほか
©2017 映画キラキラ☆プリキュアアラモード製作委員会