セリフを投稿
エピソードの総文字数=11,548文字
takigutir
cagami
架神恭介クリエイターページ
滝口さんの昔からの知り合い&出版社から打診が来た際に新木先生を紹介した流れでお呼ばれしました!
今日はなんか偉そうなことを言おうと思います!
よろしくお願いします!!!
_araki
あ、そうだ。滝口さん。
まずは
デビューおめでとうございます!
ここからが修羅の世界だ……!!!!
>修羅の世界
ああ、それ言う言う。よく言う。出版社の授賞パーティに行くと、その年デビューの新人さんに、「スタート地点に立っただけだからね。ここからフルマラソンが始まるからね」と言う言う。毎年言う。
ていうか。滝口さん。次の連載まだですか?
基本的には文章書きですが、小説よりも人文系一般書での評価が高いです。
でも、小説も書きます。
代表作は『戦闘破壊学園ダンゲロス』『よいこの君主論』『仁義なきキリスト教史』などです。
それ以外にもゲームを作ったり、サロンを運営したりと色々やっています。
ちなみに、おれは9月くらい?にインド哲学系の書籍の執筆打診が来て、ここまでずっと基礎調査中です。
担当編集と一緒に大学教授の下を渡り歩いて、コネを作ったり話を聞いたりしてます。
「この本が本当に作れるのかどうか」を調べるために……!
先が…………長い…………っ!!!
>失敗した連載
それは失敗じゃないですよ。必要経費といいます。4回新連載をして、1本書籍化するのが、適正比率と考えます。よって、あと2本、書籍化に届かず打ち切りとなるシリーズをこしらえましょう。可及的速やかに仕掛けて乙る方法を考えるべし。
WEB作家でプロになる!: ①書籍化の方程式 (トークメーカー新書)
スーパーハードボイルドな内容ながらも、実際に! 効果が……出た!!!
それはここにいる滝口流が証明している……。
>ヒット率
僕も長いことラノベ作家やっていますが、生涯打率は二割五分なんですよね。 はじめたシリーズの4作品に3つは、巻数が伸びずに打ち切り。
「思い立って3週間でプロになった!」
これが前回の座談会の成果ですよねー。 うん。プロになるのに、3週間以上の時間は、まったくもって必要ない。
WEB小説の業界のスピーディーさは、本当にありがたい。
伝統ラノベ業界で仕事をしていると――。まず、企画書を書き、編集さんに渡して、返事もらうまでに早くて3週間ぐらいはかかって、「いい感触ですね」となったら、次は詳細プロットだの、キャラ表だの、そんなものを書いて渡して……と、段取りがたくさん待ち構えていて。部内の出版会議もありますし。
なんだかんだで、正式にGOサインが出るまで、3ヶ月なんて普通にかかりますが。
WEB小説であれば、思ったったらすぐに連載をスタートして、3週間で結果が出ますよね。 ぜんぜんポイント伸びなくて、自主「打ち切り」にするか。 あるいはどこからかオファーが来ているか。
たっきー……努力してんな……!
えらいな……お前!
>鮮度
現在ブームの後追いだと、1ヶ月じゃもう手遅れですよね。1週間ぐらいでやってる人もいますよ。
僕自身の戦略は、「いま」の後追いではなくて、「いまの延長=次に主流になりそうなもの」を狙う方向なので、もうすこし長い期間もちますが。それでも3ヶ月か半年かなぁ。
>未来予測
未来にくるものを予測する方法。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1xq6HWCk3IBO5Cy-EQjzpjpbZ7qmJ_LAr0nb1ad2Zz7Y/edit?usp=sharing
このスプレッドシートを、2枚、取るんですよ。 1枚は3~6ヶ月の過去。1枚は現在。 んで、過去と現在のあいだに直線を引けば、変化の方向の先にあるものが判明するという。
タイトルやあらすじを変えたりとかも色々やってたんだよね?
ランキングに入った主要因は、最終的にはそれらではなく、「誰かが実際に読んだ」になったの?
これはおれの意見は参考にしない方がいい……。
おれの場合は基本的には「やりたい」しかないんだ。
その結果、売れたり、売れなかったり、その先のことはよく分からない……。
>急浮上の理由
それ、本当にツイッターの宣伝なんでしょうか? 僕、そこについては懐疑的なんですよね。
日間の20位あたりに入るには、500ポイントくらいは必要で、それには200人くらいがブクマしてくれないとだめなんですよね。
日間300位入りするための60ポイントはツイッター経由だとしても、表紙まで届いた原動力のほうは、タイトルとあらすじの変更のほうが大きいんじゃないかなぁ?
>イケる手応え
読者が喜んでるビジョンが見えるかどうかですね。
僕はエンタメっていうものは、「読者の不自由を解消する」ものだと思っているので……。 その話を目にしたとき、「そう! 俺はそうだったんだよ! よく書いてくれた!」と喜ぶ読者を(どれだけの数)想定できるかってのが、「イケる」手応えの指標になってます。
ちなみにここ「目にした」であって、「読んだ」ではないことに注意。
WEB作家でプロになる!: ②パッケで9割の法則 (トークメーカー新書)
――にもありますが。
WEB小説の場合、「タイトルとあらすじ」が「全て」なんですよね。
タイトルとあらすじで、「そう! 俺たちはそこに不自由していた!」という人たちが、大勢幻視できるかどうか。 そこが判断基準です。
こうしてみると「ごはん」というタームが飛び抜けて強い気がする。
>タイトル改変史
>>霊感貴族の妖怪スローライフ作戦 ~王都を見返す領地開拓~>>異世界スローライフ/妖怪ライフハック>>異世界+妖怪=内政チートの召喚術士>>荒廃世界の妖怪召喚士 ~開拓・発展・交易・ごはん~>>荒廃世界でヨーカイ召喚 ~開拓・発展・交易・ごはん!~>>荒廃世界の妖怪サモン・ブック ~開拓・発展・交易・ごはん!~>>異世界✕妖怪=開拓+ごはん ~荒廃世界の召喚術士~>>荒廃世界の召喚術士 ~座敷わらしと開拓ごはん!~>>座敷わらしと開拓ごはん!~荒廃世界に幸運振りまくニコニコ都市計画~
ああ、そりゃ、最後のが絶対いいですよ。 途中のやつは、誰がどんなふうに喜ぶのか、ぜんぜん見えやしない。 最後のだけは、ほのぼのしていてスローライフで優しい世界っていうのが、一発で伝わって、「俺たちにはその成分が足りないんだ!」っていう読者群が幻視できますんで。
見た瞬間に読者が、「ひどい…これはひどい……ひどすぎる……」と頭を抱えるビジョンが見えるかどうか…ですね…。
ある意味、新木先生と近いと思いますが、エンタメの方向性が明らかに違う…。
こっち側には多分来ないほうがいいぞ! 新木先生を見習うんだ!
>投稿時間ズラし
手動更新にして、自動更新の00分からズラす、というテクニックについては、前座談会で誰かが書いていたような……?
人気連載を1本持ってしまうか、すでにプロ作家だったりすると、無用の長物となるテクなんですが。 最初に60ポイントかきあつめて、日間300位入りするには、役に立ちます。
おれ、結構、これなんかも良いと思うんですが、
「荒廃世界の妖怪召喚士 ~開拓・発展・交易・ごはん~」
妖怪召喚という異常な手段で内政や外交といった尋常な目的を達成しようとするところに期待感があって。
これだと読者の「不自由感」にリーチできないのがネックなんですかね? 主体的に受け取れないというか。
>ヤリたい方向
読者群のビジョン幻視能力さえ手に入れれば、あとは方向性を変えるだけなんで、難しくないはずですよ。
僕も自分の作家性の健全性を保つために、たまには悪趣味に走る作品もやりますが。
えっひゃっひゃ♪ こんどのシリーズは、エロマンガ専門店でWORRKING! だぜいっ! 1行目から「ねえ陸。射精って気持ちいいの?」と合法ロリから訊ねられる会話からスタートだぜい! どうよこれ! 誰かついてこれる!? HEYHEY! ――とかやって、2巻乙とかやってましたが。
今度ガス抜きにノクターン、デビューをキメようかと思ってます。 編集さんに、「新木伸のPNでポルノ連載していいっすか~?」って聞いたら、「いいっすよ~」と返事きました。
>「荒廃世界の妖怪召喚士」
これだと、主体が出てくるまでが遅いんですよ。「召喚士」が主体だけど、そこまで3ミームもある。 そこに到達するまでに目が滑って、そもそも、読まれずに終わってしまい、存在しなかったのと同等になります。
あと根本的に、堅い話って誤解させます。 このタイトルだと、世界観がしっかりとした本格ファンタジーを期待するわけだけど、中身は、ぜんぜん違うわけでしょ。 よってパッケとしてはうまくない。
「座敷わらしと開拓ごはん!」だと、3ミームで、具体的イメージが浮かぶし、どんなジャンルの作品なのか、間違えようがない。 よって、「商品」に貼るラベルとして、凄く良いわけで。
>なにに不自由しているか
基本的に、このコンテンツの場合には、「不自由の解消」は、「俺たちには優しい世界が足りない!」なわけですよね。 なので正しいタイトルとあらすじは、「これは優しい世界です!」をアピールするものになるはずで。
主体が遅い……。(そんな概念なかった)
sonnakonnade428
この座談会とても楽しみにしていました。
…まず何より滝口先生、書籍デビューおめでとうございます!!
すごいな。
「三週間でデビュー」の裏にこんな努力があっただなんて…!!!
>文章はシーケンシャルに受け取るもの
基本的に文章書き、特に作家は、自分が文字を追うのが大好きであるがために、「1センテンスぐらいすべて読んでから判断してもらえるだろう」という甘えがあります。
でもお客様は、何億文字も読んできた人たちじゃないので、1単語か2単語で、ニーズにヒットしなければ、その先の3単語目以降は読むのやめちゃいますんで。
タイトル程度の文字数でも、全文字読んでもらえるという想定は、甘い甘い甘い。
>タイトル
タイトルに関しては、僕は最近、タイトルから思いつくような体質になりまして……。 タイトルだけ思いついてから、はてさて、この話は、いったいどういう話なのだろう……。と、逆のルートで考えはじめるという。
タイトル6割、あらすじ3割、もくじで1割と思ってますので、タイトルから思いつくのは効率がいいんですけど。
最近思いついた直近3つのタイトルが、こんなん。
「俺、この人生が終わったら、異世界に行って嫁と子供と暮らすんだ」「零細ダンジョンマスターですが、良い悪党を目指します」「おっさん、性戦士として召喚さる」
これらは、どういう話なのだろう……。
yomogi
タイトルの付け方にもこれだけ色んな要素があったのか……と驚いています。
ちなみに、「なろうはタイトルとあらすじが全て!」ということでしたが、滝口さんはタイトルの他にあらすじの方も何度か改変しているのでしょうか?
新木先生と架神先生もあらすじについて気をつけている点があれば、ぜひお聞きしたいです。
幼子・無垢・従順・儚さ・幸せを運ぶ……そんなイメージです。
shariotto
kbt-ebi
こんばんは、兜海老と申します。
この度は、書籍化おめでとうございます。
楽しく拝見させて頂いておりますので、隙を見て色々と教えて頂こうと思っておりますのでよろしくお願い致します。
こんなに気楽に質問できる座談会は初めてだ!
見に来ている皆さんも、ぜひ参加しましょう。
>タイトルとあらすじ
ぶっちゃけ、タイトルだけで、もう、企画の合否なんて100%決めちゃっていい、ぐらいに考えてます。
過去の伝統ラノベ業界における企画通しの修羅場においても、タイトルと、それに続く3行ほどで、ほぼ、合否が決まっていましたし。
タイトル+3行で、通る企画は、通ってる。 タイトル+3行で、通らない企画は、なにをどう直したって、やっぱり通らない。
その理念から言うと、あらすじについては、タイトルで受けた印象(予感)を確信させるためのものでしかなく――。
タイトルを見て、「お? これひょっとして、俺の欲しいやつなんじゃね?」と思った読者が、あらすじを確認して「ああ、やっぱりそうだった」と確信するための材料として、「はいそうですよ。それで間違いないですよ」と担保して確約することを念頭において書いてます。
ただ、あらすじの最初の3行は、すごく重要なので――。 その部分には、その企画のいちばん肝心なところを書くようにしています。
人並みの性欲以外は何の取り柄も持たない中年男性、山田よしお。
トラックに轢かれた彼が転生した世界は、セックスとそれに伴う快楽の存在しない世界であった!
「おれが唯一人並みにできることさえ取り上げられた! おお、神よ!!」
嘆き、天を仰ぐよしお! だが、その世界で彼はただ一人の「他者に性感を与えられる存在」だったのだ!
男も女も、おっさんも婆さんも、ゴブリンもドラゴンも、軽い性行為で生娘のように喘ぎ転げ回る世界で、戦争、内政、外交のすべてを人並みのセックスで解決していき、よしおは伝説の性戦士として覚醒していく……。
>開拓村あらすじ
>>自然を司る精霊が滅んだため、人類と魔族が慌てて休戦した開拓ラッシュの時代。
おおーっと! VER1のあらすじ。 「やっちゃいけない」代表例の、「世界説明から入る」だーっ!!
VER2、3、4となるにつれて、どんどん短くなっていますね。
短いことは、よいことです。200文字を超えるあらすじは、読んでもらえないので、つまり価値ゼロです。
>なぜ世界説明から入ってはならないのか
「俺たちには凄い世界が足りない!」なんていう読者は、ほぼ皆無だからです。
おおっ……やはり、あらすじもこれだけ試行錯誤してるんですね。これは見やすいです、ありがとうございます!
>新木先生
なるほど、最初の3行が重要なんですね。確かに自分も人のあらすじ見るときは最初の3行くらいしか読んでない気が……「200文字を超えるあらすじは読まれない」「短い方がいい」これは今書いてる作品のものも見直さなければ!!
お、おれはなろうで書いたことはないので……。
今まさにダメ出しを受けたのでちょっと直そう。
あらすじ、かなり大事な部分なんですね。
話の内容も固まってないうちに適当に書いたものをそのまま放置してました・・・
「おっさん、性戦士として召喚さる」
山田よしおのぎこちないフェザータッチにより、おっさんが……! 婆さんが……! ゴブリンがドラゴンが! 生娘のように喘ぎ転げ回る!!!
人並みの性欲以外、何の取り柄もなかった中年男性、山田よしお。
彼の転生した世界は、性欲とそれに伴う快感の存在しない世界だった!
微妙な手マンと半端な勃起力により異世界を渡り歩く、山田よしお。
これは彼が伝説の性戦士として名を残すまでの物語である--。
新木先生、どうですか!?
これであってますか!!!
Part2を用意しました。
アップロード可能なファイルは700kまでのPNG、GIF、JPEGです。
縦幅は、画像の縦横比率を保持して自動調整されます。
スマホでの表示は、大・中・小のどれを選択しても、一律で320pxに設定されます。
セリフに表示
ページトップへ