元FBI諜報員が伝授する「嘘を見抜く8つの方法」
23年間FBIで諜報員として活躍したというLaRae Quy氏。彼女が、現場での豊富な経験を元に、嘘を見破る方法をライターJustin Bariso氏に伝授しました。
「Inc.com」に紹介された、元FBI捜査官による鋭い考察。実生活、とくに恋愛においては役立ちそうです。
01.
まずは、打ち解けて
話ができる関係を築く
こんなことが言えます。人当たりの良い“いい警官”ほど、おおむね成果を挙げるもの。冷徹に接したり、何でも非難する警官の印象が強いのは、言うまでもありませんね。
でも、心を開いて会話の中で感情移入できる部分がある方が、結果として相手の心を開かせることができます。まずは、相手の懐に入り込む。これが大切です。
02.
嘘をつく相手が
予想していない
質問を投げかける
人を騙すような人間は、だいたい相手からの質問を先読みし、予想を立てていることがあります。それができるから、彼らの回答はどこか本能的で、的を得ているように感じてしまうのです。でも、これは錯覚。彼らは、事前に質問に答える用意を周到にしているだけ。
ならば、彼らが予想もしていないような内容をわざと言ってみましょう。きっとすぐにボロを出し、つまづくはずだから。
03.
自分が話すより
“聞き役”に回る
得てして、嘘が多い人ほど誠実な人よりも“話す”傾向にあり、自分の正当性を主張しようとするものです。さらに、彼らは真実をうやむやにするため、わざと複雑で理解しにくい表現を使うことも。以下のような点には特に注意が必要です。
�嘘をつくことによるストレスは、人を早口に変える
�ストレスを感じている人は、得てして大声でしゃべる
�嘘をつくタイミングで、自然な口調からがらりと一変する
�咳をしたり、繰り返し喉を潤すような行為が続くのは、緊張している証
ただし、当てはまるからといって必ずしも相手が嘘をついているかと言えば、そうではありません。でも、これらのサインを感じたら、何がしか注意が必要だと思ってください。
04.
相手が何に対して
「NO」を言っているかに
注意を払う
誰かがあなたを欺こうとしているとき、「NO」はひとつのキーワードとして見落としてはいけない言葉。多くの場合、人が嘘をつく瞬間というのは、こういう感じからではないでしょうか?
�否定する時は目を合わせようとしない
�否定する時に限って目をつむる
�躊躇したあとに否定する
�「違うってば!」否定を繰り返す
�あえて、抑揚なく否定する
05.
態度が変わった瞬間を
見逃すな!
立ち居振るまいに微妙な変化が現れるような時は、嘘の始まりかもしれません。以下のような態度の人には十分に注意を!
�会話の最初は用心深かったのに、肝心な時に逸脱する
�質問に対して、詳細を説明したがらず、極端に回答が短い
�話し方がやたらと形式的(何かプレッシャーを感じているサイン)
�「いいね」と言えばいいところで、「素晴らしい」「素敵だ」など、あえて誇張した表現に変わる
06.
話の辻褄あってる?
詳細を説明させる
誠実な人の会話の組み立て方は、詳細を追加したり、場面を思いながら内容を進めていきます。これに対して嘘をつく人たちは、ストーリーを暗記するかのように記憶し、そのまま伝えようと試みます。なぜなら、もしも余計な追加情報が加わると、辻褄が合わなくなってしまうから。
もしも、話している内容が「疑わしい」と感じた時は、その人に詳細を説明できるか試してみれば、一目瞭然でしょう。嘘のない人であれば何てことないことでも、彼らには矛盾が生まれる要素となります。だから、必死で話を簡略化しようとする訳です。
07.
お世辞や褒め言葉に
乗ったらOUT
確かに、この世の中には純粋でいい人たちが大勢います。でも、誤解しないでほしいのは、やたらと印象が良かったり、どこか押し告げがましさを感じるような時は、注意が必要だと言うこと。
あなたの意見に全面的に賛成したり、いつも褒めてばっかりで、あなたの冗談に過剰なほど笑ってみせる。これらは、逆に信頼性や誠実さを欠くものだと理解することが懸命です。
08.
疑わしきは…質問攻め!
もちろん、誰だって嘘をつかれるなんて嫌。しかし、嘘は時として会話の結果に依存していたり、プライベートな質問への恥ずかしさや、特定の質問への不安感などが大きく影響していることは、覚えておくべき重要なことです。
たとえば、面接時に前の会社を辞めた理由を隠したがる人も多いはず。でも、もしあなたが個性的でその会社に相応しい人材だと信じるならば、退職の理由を隠す必要なんてありますか?
返答に困るようならば、質問をどんどんと深掘りしていくこと。疑わしい場合は、洞察力ある質問をどんどん続けることです。それさえできれば、あなたもプロのように嘘を見抜く千里眼が身につくはずです。
Licensed material used with permission by Justin Bariso