おしっこをがまんしている
この文章だけは
打ち終えてしまいたい
とても 美しい女性に
キスされる夢を いまから
4時間前に見た
わたし達は 2段ベッドの
上にいた
下の床には お酒を呑んでいる
10人ぐらいの男女がいる
寝てしまっている子も何人かいる
その美しい子は 下にいる 人の
目線を意識しながら
3回 ゆっくりキスをした
とてもイイ夢のはずだ
しかし 何故か
その夢を見ながら 布団にいる
わたしは 悪寒が止まらなかった
ここ何日かあまりに
ありえないことがおきすぎているからだ
わたしは怖くなり スマホを押した
画面には 2つの 案内
星が ついて メッセージが来た事を
確認した わたしは
また眠りに入って 夢をみた 今度は
3日続けて
アップする記事を
どこかにしまい忘れた
夢だった
そんな記事はもともと存在しない
さっき目覚めたわたしは
もう やるべき事が
わかっていた
イラストを描き始める
文章なんてそのうち出てくる
なんて引用の多いやつ まあ わたしは
サイドビジネスでやっていない
来年の3月に ミチコ達を卒業させたら
わたしは また労働にもどる
せめてそれまでの 時間は
心置き無く やらせてもらう
そのために そろそろ わたしは
鎧が 重くなってきた
本来のわたしは 隊の 先頭を 突っ走る
タイプだ 後ろに どんと構えて
いることが 出来ない
先ほど開いたメッセージは
わたしの本隊が港に到着したとの事
もう 足早な何人かは今井に入ったらしい
わたしが 自由に大立ち回りできる機会は
次の1話ぐらいまでだろう
なのでここに 重装備を下ろす
そして そばにいる 猫に魔法をかけ
大きな山猫に して それにまたがり
憎っくき奴の喉仏を
この短剣(筆かエンピツ)で
かっ切りに行く
わたし一人で
わたしの名前?
それは 卒業の時にもらうアルバムに
正確に載るから 待ってほしい
あとは 3行 で 終わらす
プロフィール
性別 男性
双極性感情障害
出身校 東京芸術大学
以上
ただし髪は 後ろに束ねている
先程その任を解いた クロトア
には 計り知れない 息苦しさを
今まで与えただろう
償いはしていく
ただこの事で 普段何を考えているのか
わかりづらいわたしが
みずからの 意思を持って
『ミチコオノ日記』が本当に
実在する匿名の中学生が描いたかもしれない
という ファンタジーに浸る事が出来た読者を
わたしは 『お前だけ』にする
それがわたしからの最初の
贈り物だと 判断して貰えれば
わたしは 幸せである
わたしは今、この瞬間からも
今まで通りに ミチコ 、 みち子 、ミッチー
オノさんの キャラクターで押し通す
嫌な奴は視界から消えればイイ笑
ただこれまでと何1つ変わらず
付き合ってくれる方には
ミチコは本当にありがとうと言いたい
最後になるが
ミチコは母親の 名前であり
オノさんは わたしがいた中学の
生徒会長である
オノさんは少し背が高く
ショートカットの 体操部だ
ロードマンに 乗っている
これは流石にクロトアでも
知らないだろう…
あ 漏れる…漏れる