こんにちは!ぱにゃ(@panya_eb) で....うっ...頭が...
ぼくのなまえは、さとうピーマン!
パパとママがピーマン大好きだから、この名前をつけたんだって。
いつも、なまえをいうと、みんなが笑ってくれる。だから、この名前がだいすき。
でも、まだ苦くてたべられないから、いつかピーマンを食べられるようになるのが夢なんだ。
僕のなまえは、佐藤ピーマン。
小学校の給食のときに「ピーマンなのにピーマンたべれないのー?」って、クラスメイトにからかわれる話をママにしたら、いろんなピーマンの料理を作ってくれた。
トロットロになるまで煮込んだピーマンの肉詰めなら食べられた。
それからママは、「毎週水曜日はピーマンの肉詰めの日ね」って。僕はピーマンが食べられるようになった。
いつか僕も、作った料理で誰かを喜ばせたい。
ひとつ、夢ができた。
僕の名前は佐藤ピーマン。
小学校高学年になると、調理実習が始まる。
初めて焼いたクッキーを、お父さんとお母さんが「美味しい美味しい」と食べてくれた。
僕が作った料理で人を喜ばせることが出来たんだ!
すごくうれしくて、将来の夢について考える授業の中で「僕はシェフになりたい」と書いた。
オレの名前は佐藤ピーマン。
いわゆる、キラキラネームってやつだ。
おふくろもオヤジも、頭が弱いのか、とんでもない名前をオレに付けてきた。
中学校ではピーマンを砂糖漬けにして、「佐藤ピーマン、砂糖ピーマン食えよ」といわれるいじめにも遭った。
オレはピーマンが大嫌いだ。
毎週水曜日に出されるピーマンの肉詰めは犬のエサにしていた。
「いつかバカにした奴らを見返す」という夢がオレにはある。そのためには絶対に良い成績を取って、良い高校に進学するんだ。
俺の名前は佐藤ピーマン。
俺をいじめてきた奴らよりも遥かに頭の良い高校に進学する夢を叶えた。
でも、俺の高校デビューは自己紹介の時点で終了した。佐藤ピーマンと名乗った瞬間に、俺は学校中の笑い者となったのだ。
はじめて好きな子に告白したときも「名前がね」という理由でフラれた。
こうなったら、金持ちになって見返してやる。女は金が大好きだって事くらい俺は知っているんだ。ついでに、改名もしたい。これが、今の俺の夢だ。
私の名前は佐藤ピーマ...いや...改名して佐藤健になった。
大学に進学してからの4年間は、学問に勤しみながらもお金を稼ぐことばかり考えていた。
4年間かけて開発した「暗号通貨の自動売買ツール」で一財を築くことが出来た。
お金持ちになるという夢も叶えた。名前も改名して、イケメン俳優と同じ名前になったし、女性にもモテるようになった。
しかし、なにかが満たされない。
いつからか、私はいつも何かを取り返すために頑張っていた。見返すために...見返すために...。自分のコンプレックス、「ピーマン」といつも戦っていたのだ。しかしもう、今は私をピーマンと呼ぶ人は誰もいない。
私の本当の望みはどこにあるのだろう。
そういえば、実家にしばらく帰っていなかった。
私の名前は、佐藤健。
突然思い立って、実家へ帰省した。この頃は、父親も母親もわたしのことを気遣って「健」と呼ぶようになっていた。
その日は、偶然にも水曜日だった。
トロットロのピーマンの肉詰めが出てきた。
ずっと避けていたピーマン。
健になってから、初めてピーマンを食べた。そこには変わらぬ美味しさと、暖かさがあった。自分でも、何の涙かわからないものが目から流れた。
「そうだ...俺...料理人になりたかったなぁ。」
どこか欠けている心は、料理人を目指せば満たされるのだろうか。
私は...はじめて人生の偉大な先輩にアドバイスを仰いだ。
「今からでも、小さい頃の夢を目指そう」と返されると思っていた。背中を押してもらえるのを期待していたのかもしれない。逃げ道が欲しかったのかもしれない。しかし、父親と母親から返ってきたのは意外な答えだった。
「今まで叶えてきた夢を大事にしてあげなさい。」
そうだ、今の僕は、自分がひとつひとつ叶えてきた夢の上に立っているんだ。
それが良いにしろ、悪いにしろ、僕が望んで選んだ道の上に立っているんだ。
佐藤健という自分になることもいつかの僕の夢だった。
私の名前は、佐藤健。
もうピーマンには戻れないけど、私はピーマンと生きていく。
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大丈夫、大丈夫。あたまピーマンになってないよ。正常だよ!
でもこの記事は大丈夫じゃないかもね、こわいな。
最初ね、マスオさん(id:move-wife) が、こんな課題を出しているのを見て楽しんでいたの。
そして、外野から楽しんでいたら突然の許可。
深夜にあたま空っぽにした結果こんな記事が出来上がったけど、朝起きたら黒歴史をまた生み出していそうで怖い。。
さ、予約投稿して寝よ寝よ。
先生と、他の研修生の記事も置いておくね!
みんな、ピーマン漬けになっておしまい!
【マスオ先生の記事】
※今回はテイストが少し違うけど、いつも絶妙な言い回しの文章で映像を伝えてくる、面白い記事を書く先生。ピーマン入口で別の記事も読んでみてね。
【作品NO:1ピーマン男】
【作品NO:2なんか増えるピーマン】
【作品NO:3ピーマンガ】
偶然にも、いかちゃんがわたしを出演させてくれてるの!嬉しさの極み!!◝( ´ω` )◜ワーイ
【作品NO:4普通のピーマン】
ふぅ、このピーマンたち夢に出てきそうね。
ではでは、
ここまで読んでいただきありがとうございました!
ぱにゃ。