阪神電鉄 見たらラッキー「Go!Go!灘五郷!」運行
神戸市灘区から兵庫県西宮市にかけて広がる日本一の酒どころ「灘五郷(なだごごう)」と「灘の酒」をPRしようと、阪神電鉄は酒蔵や樽(たる)などのイラストを車体にあしらったラッピング電車「Go!Go!灘五郷!」を運行している。車両は1編成(6両)のみ、しかも運行スケジュールや状況次第で走行路線が変わるため、鉄道ファンの間では「出合えたらラッキー」な“レア電車”としても注目されている。
灘五郷酒造組合と阪神電鉄などでつくる「『灘の酒蔵』活性化プロジェクト実行委員会」が企画した。「日本酒の日」の10月1日に運行スタート。運行期間は約2年間を見込んでいるという。
走行区間は阪神本線(梅田-元町)▽阪神なんば線(尼崎-大阪難波)▽阪神神戸高速線(元町-西代)--のどこか。このほか、相互乗り入れしている山陽電鉄(西代-山陽姫路)や近鉄(大阪難波-近鉄奈良)にも姿を現すことがある。
壱岐正志・灘五郷酒造組合常務理事は「若い世代の方にも灘五郷を知ってもらい、足を運ぶきっかけになればうれしい」と話している。電車に関する問い合わせ先は阪神電鉄運輸部(06・6457・2258)。【中野浩二】