写真を無断使用されたので、使用料金をご請求申しあげた件【著作権裁判まとめ】

昨年4月、旅行会社のA社のウェブサイトにぼくの写真が無断で使用されているのをみつけました。スクリーンショットはこれです。

小さな扱いですが、プロのフォトグラファーという著作権で成りたつ仕事をしている以上、これを捨て置くことはできません。

ふつうは雑誌でもテレビでもクライアントの皆様は1枚の写真に対してきちんと使用料金を支払ってくださいます。それなのにA社は無断で使用したことで料金の支払いを免れるというのでは他のクライアントとの公平性がとれなくなります。

そこでA社にコンプレインしたところ、頑として著作権侵害を認めないどころか「当社を中傷するなら訴訟しますよ」との回答をいただきました。対策に窮したぼくはやむを得ずこちらからA社を提訴することにしました。

そして裁判所という場において、このたびA社社長は「写真を無断使用した」というぼくの主張を全面的に認めて、これまでの行いを謝罪し、損害賠償に加えて慰謝料も請求額の全額を支払うとしました。事実上の完全勝訴しました。ようやくケリがつきました。

無断使用の発覚から決着まで

2015年4月10日 写真の無断使用を発見

ある日、当ブログの写真を整理中にこの写真をみて心がざわめきました。

「パクられていそうだな」

当ブログ掲載の元の写真はこちらです。いかにもな写真ですね。

インターネットブラウザのGoogle Chromeには右クリックで画像検索機能があり、世界中のウェブサイトから同じ画像を一瞬で探し出せます。

「やっぱり」

たちまち、ぼくの写真が勝手にトリミングされてA社のウェブサイトに載っているのがみつかりました。A社から使用許諾の申請をされたことはありません。

ただちに先方に連絡

まずは証拠の確保。 ページ全体のWEB魚拓を取ります。Web魚拓サービスはこちら。http://megalodon.jp/
後で裁判をする可能性を考えると紙プリントしやすいWEB魚拓は必須です。あわせてパクリ画面のスクリーンショットもとります。 ついでに「別名で保存」しておいてもいいですね。

それからA社に「著作権侵害の抗議」というタイトルでメールを送りました。文章表現は角が立たないようにひかえめなものとして、3日後の日にちを指定して返事をくださいと書き添えました。

おりかえし「早急に返事をします」という主旨の自動返信メールがきたので、ちゃんとした会社だと思って安心しました。この時は。

2015年4月17日 内容証明郵便を送るも無視される

あにはからんや、返事はきませんでした。

普通の会社ならば3日以内どころか即座に返事が来るところですが、A社からは何の連絡もありません。しかし3日後に当該ウェブページは削除されました。

このときA社が相談に応じていれば、無断掲載といっても小さな扱いだからささやかな金額で手を打とうと思っていました。しかしメールを無視されてしまった以上は仕方がありません。損害賠償請求の内容証明郵便を送ることにしました。料金の相談はしたくてもできないので業界標準料金を請求することにして、レンタルフォト業界最大手のアマナイメージズの価格表から料金を定めました。

アマナの定価料金は、広告目的で掲載期間2年間なら6万円。 そして割増金を2倍として合計12万円。これを請求することにしました。すんなりA社が払ってくれればいいのですがそうはならず、内容証明郵便もまた無視されてしまいました。

2015年4月27日 電話をかけたが相手にされず

それでも話し合いで解決できないかと思いA社に直接電話をして談判しました。

A社の連絡先は東京五反田にあるのですが、運営は親会社である岡山県岡山市の建築会社 B社がしているとのことでした。そこで岡山県に電話をかけ直してB社社長(A社社長を兼任)と話をしました。

しかしながら地方の中小企業の社長という立場の方には著作権という抽象的な概念がわからないらしく、ぼくを「当社を中傷して架空請求する人物」と思っていらっしゃるようで話がまったくかみ合いません。残念ながら、社長との話し合いは物別れに終わりました。

2015年6月18日 とうとう提訴することに

もともとぼくはこんなブログを書いているぐらいだから、何かを調べたり、文章を書くが好きなたちです。法律は素人ですが、現代を生きるうえで法律の素養はあった方がよいと考えて、自分で訴状を書くことにしました。

調べたところ少額訴訟という簡単な裁判制度があることを知り、完成した訴状を裁判所に持っていきました。提訴の費用は弁護士に頼まず自分ですればたったの2000円だから(請求額が12万円の場合)、著作権侵害でお困りの方はじゃんじゃん提訴するといいですよ。

訴状の主旨は下記の通り。これだけです。

1 被告は、原告に対し、金12万円を支払え。
2 訴訟費用は被告の負担とする。

訴状はこんなふうに「支払え」と命令調で書くんです。ふだんはとても言えません(笑)

そしてこのあと3ページにわたって主旨の理由を詳細に書きます。 裁判所では書記官に訴状の文章を添削してもらって、裁判の日取りを決めました。

しかーし、この時、ひとつ失敗をしました。実は、旅行会社のA社は登記上はスペインの会社なのです。ということは日本の司法が及ばないのです。そこで親会社のB社を被告にして訴状を書きました。しかし書記官はそれを構成上難しいと判断し、彼の意見で被告を「B社社長」に書きなおして提出したんです。 いろいろとややこしくて….

2015年7月24日 口頭弁論がはじまった

立川簡易裁判所で口頭弁論(裁判のこと)がはじまりました。 少額訴訟をおこしましたが被告の都合で通常訴訟に変更になり、この日が裁判の第一回です。追加費用はかからないから安堵する一方、不慣れなぼくは緊張しました。

裁判官はロマンスグレーが印象的な紳士で、にこやかに対応してくださってぼくの緊張をほぐしてくださいました。

被告の反論は驚くべきものでした。感心したのでカコミ表記します。

原告の写真を使用したのは事実だが、ネット上でみつけた無料写真であるからB社に落ち度はなく、料金を支払う必要はない。

なんでもYahoo!Japanで検索語「セビリア 無料画像」でヒットした写真から選んだそうです。なんでぼくの写真が「無料」でひっかかるのかしりませんが、そんな検索語で著作権フリー画像を確実に探せると思っているとはITリテラシーがなさすぎです。

提出してきた証拠書類(笑)はこれ。

ずさんな証拠書類ですね。 これをみてぼくは自分の勝利を確信しました。

この日は被告が出席しなかったので、ぼくと裁判官とふたりで30分ぐらい話をしましたかねー。そして第2回裁判日を一ヶ月後に決めて閉廷。

で、翌月の第2回裁判では、やっぱり被告をB社社長個人に設定したのが法廷闘争するうえで下策だということになりました。このままでは勝てる裁判も勝てなくなります。社長職は有限責任ですからそりゃそうですね。そこでこの提訴をいったん取り下げて、被告をB社に設定しなおしてあらためて提訴することにしました。後から聞いたら、書記官は単なる受付だから被告の変更のようなことに意見する筋合いはないのだそうです。そんなことは知りませんでしたよ。

2016年2月12日 仕切りなおして再提訴

その後は仕事がたいへん忙しくなり、なかなか訴状にとりくむ時間がとれませんでした。なに、著作権法によれば著作権侵害の民事の時効は発見した日から3年後だから急がなくてもよいのです。

年が明けて大寒を過ぎてからようやく新しい訴状を作成、提出しました。 このころから、この事件がネット上でささやかな話題になり、当ブログへのアクセスが増え、各方面からのご声援もいただきました。とくにB社の現役社員や元社員の方々からいただいた応援は嬉しかったですねえ。

2016年4月18日 裁判は意外な方向へ

今回の担当裁判官は、前回と違ってあんまり温和な感じではない方でした。開廷するなりいきなり和解を勧められまして、延々裁判をするよりも和解してすぐに終わるならそれはそれでいいかなあ、ということもあって司法委員が電話で被告弁護士と和解交渉をはじめました。もし和解すると、損害賠償額の落としどころは請求額の5〜6割ぐらい、つまり6〜8万円でしょうかねえ。

しかし被告弁護士は徹底抗戦の構えで交渉を拒否。

それをきいた裁判官は「キミには弁論維持は難しいから、次から弁護士に頼んでみて」といってさっさと次の裁判日を決めてしまいました。 この裁判官はなんでタメ口なんでしょうか? それはともかく、弁護士費用がでない少額裁判のため本人訴訟でつらぬくつもりだったのに、取り組み方が大きくかわることとなりました。

2016年4月29日 赤字覚悟で弁護士を依頼

こうなったら腹をくくるしかありません。

東京弁護士会の相談所へいって、この種の裁判に適任な弁護士を紹介していただきました。 弁護士をたてれば、著作権法にもとづく法律論の組立や、書類作成、裁判出席など必要なことをすべて行ってくださいます。ぼくは何もしなくていいんです。外国に滞在していてもOK。

気になる弁護士費用は合計14万円ほど。損害賠償額が満額認められたとしても2万円の赤字になりますがやむを得ません。これが日本の創作活動を守る一助になるならたいへん有益な出費です!

2016年6月3日 裁判はさらに意外な方向へ

依頼した弁護士はテキパキと書類を作成してくださいました。 さすがです。

それからこの裁判でぼくが赤字にならないように、損害賠償に加えて慰謝料を追加請求する書類を作成してくださいました。さすがさすがです!

損害賠償12万円+慰謝料30万円+諸費用=合計47万円を新たな請求額としました。弁護士さんによれば、裁判所が認める金額は少ないから、それをみこして多めに請求するんだそうです。なんかインド人の商法みたいですね。ここはインドか?

でもなんとか赤字にはならずに済みそうです。 さすがは弁護士です。 しかし裁判はますます意外な方向へ進みます。 突然! これまでかたくなに無断使用を否定していたB社が一転して自社の非を認めて謝罪し、請求額全額を支払うことで和解を求めてきたのです。法律用語で「請求の認諾」というそうです。いったい何があったのでしょうか? あっけにとられました。

完全勝利で終結

事実上の完全勝訴をしました。

A社(そしてB社)はぼくの主張をすべて受け入れてくださったので、今となってはまったく禍根はありません。

これも当方の弁護士さんのおかげです。慰謝料を追加請求してくださったおかげで黒字になりました。もっとも47万円全額がぼくのものになるわけではなくて、弁護士の成功報酬などを差し引いた30万円ほどになります。

弁護士費用がないからと初めは本人訴訟にしましたが、結果的には弁護士にお願いして正解でした。

この30万円はちいさな写真1枚の使用料と考えるのではなく、ここに至るまでの作業費と考えています。訴状の書き方を調べては書きなおし、裁判に何度も出廷し、とこれにかけた時間を考えるとまあいいか、というところです。そもそも赤字覚悟だったので、弁護士の方には感謝しております。

これまでを振り返ってみますと

もともと小さな写真無断使用事件です。 本来なら2〜3回のメールのやりとりで決着がついてほしいできごとです。

しかしB社は相手を軽くみて対応を誤り、思いのほか長引き、結果的に支払い額が膨れ上がりました。会社の評判にも傷がついたことでしょう。 「会社の業績に影響がでています」と社長自身からコメントをいただいたくらいですから、同社営業部はさぞこの件に振りまわされたことと思います。

無断使用した人に知ってほしいこと

現代はコンプライアンスが重視される社会なので、法令違反のコンプレインには”迅速に”対応したほうがいいでしょう。著作権侵害は事実を争う必要がないシンプルな案件ですから、あれこれつくろって結論を引き伸ばしても最終的には必ず負けます。

著作権侵害は、相手が個人であっても軽く見ないほうがいいでしょう。

この流れは、先日の舛添東京都知事の事件と似ています。舛添前都知事は、ごくささいな出来事の初期対応を誤って騒ぎが拡大し、結果的に知事を辞任しなければならなくなりました。

無断使用された人に知ってほしいこと

フォトグラファーさんやイラストレーターさんなどプロのクリエイターなら、作品の無断使用をみつけたら即座に料金を請求しましょう。悩んでいてもモヤモヤするだけです。料金を支払っていただければ気持ちもすっきりしますよ。ふつうの会社はメールのやり取りだけで片がつきます。メール本文の文例はこちらをご参照ください。

できればアマチュアの方も使用料を請求してほしいです。

そうして、無断使用がみつかるごとに即座に料金請求されることが世の中に知れ渡るようになれば、やがてこういった事件も減ってくるはずです。 ネット上の写真やイラストには必ず作者がいて、自分の作品を大切にしているのだと、広く世間に知ってもらえるようにクリエイターみんなで声をあげていきましょう。

本件は円満に解決いたしました。A社・B社とはすでに禍根はまったくありません。

この著作権侵害事件の詳細は
当ブログの著作権カテまたはA社裁判記をお読みください。

40万人に読まれました

NAVERまとめに写真1点が無断転載されているのを見つけました。LINE株式会社に問い合わせたら記事作成者の連絡先を教えられたので、さっそくライターに抗議し、損害賠償として6万円を請求したところ翌日には謝罪と共に振り込んでいただきました。

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『写真を無断使用されたので、使用料金をご請求申しあげた件【著作権裁判まとめ】』へのコメント

  1. 名前:ボヘミアン湯ノ島 (@boheyu) 投稿日:2016/08/23(火) 05:43:24 ID:f98729688 返信

    問題の写真に関しての質問なのですが
    被写体の4人にいくらお支払して写真を撮らせて貰ったのですか?

    • 名前:舛添 投稿日:2016/08/25(木) 10:01:18 ID:281369b48 返信

      ボヘミアン湯ノ島 (@boheyu) さんは地方の動物園の入口でぬいぐるみ持たされて写真撮られたことないか?
      帰りに1枚¥1000で買ってくれって言われることはあってもお金をもらえることはない。
      勝手に印刷されて人目にされされてんだけどボヘミアン湯ノ島 (@boheyu) さんは逆に金取るんだ。

  2. 名前:ややなは 投稿日:2016/08/23(火) 06:06:09 ID:72c3decfb 返信

    モデルならそういうことでしょ

  3. 名前:skepticssite 投稿日:2016/08/23(火) 13:37:20 ID:dd5a6abbd 返信

    告訴ではなく提訴でしょ

    • 名前:ariga masahiro 投稿日:2016/08/23(火) 13:43:02 ID:25e4292e1 返信

      ご教示ありがとうございます。訂正いたしました。

  4. 名前:AAA 投稿日:2016/08/23(火) 14:15:58 ID:29d637e6a 返信

    さすがに素人(有賀さん)が一人で裁判に臨んできたので、
    ずっと拒否ってれば折れると思われたんでしょう。
    つまり相手は「悪いことしてる自覚があったのに完全に開き直ってた」と(笑)
    最初から弁護士に頼んでおけば、もっと早期に解決した可能性も。

    今後はNAVERまとめやDeNAが運営してるキュレーションサイトなど、
    そういったパクリサイトをどんどん訴えていって欲しいと期待してます。
    カメラマンさん同士で集団訴訟でも起こせば色んな意味でインパクト大です。
    そうすることで法規制の強化や摘発も進む可能性もあります。

    • 名前:ariga masahiro 投稿日:2016/08/23(火) 17:28:04 ID:25e4292e1 返信

      素人相手だから勝てると思っていらしたんでしょうね。きっと。

      NAVERまとめやDeNAのキュレーションサイトも存在自体が大問題です。A社社長よりはるかにたちが悪い。集団訴訟はいいアイデアですね! ブログで仲間を募集しようかな?

  5. 名前:ボヘミアン湯ノ島 (@boheyu) 投稿日:2016/08/23(火) 16:20:33 ID:9c5cba28a 返信

    1についてお答え頂けないのでしょうか?
    被写体4人に対して売買目的の写真として撮影することの了解を得ることなく撮影し謝礼もしなかったということでしょうか?

    • 名前:ariga masahiro 投稿日:2016/08/23(火) 17:14:12 ID:25e4292e1 返信

      答えませんよ。
      仕事の進め方を見知らぬ人に説明するわけない。一昨日おいでください。

      • 名前:ボヘミアン湯ノ島 (@boheyu) 投稿日:2016/08/23(火) 17:42:34 ID:9c5cba28a 返信

        プロのカメラマンとしてやましい商売をされてないのであれば答えられる範囲のことだとおもうのですが。
        被写体の方には許可をとっておらず謝礼もされていないという認識で間違いないでしょうか。
        もしそれらを怠っているならばビジネスと呼ぶにはあまりに杜撰だと思いますしその写真で訴えを起こすのはもはやコメディの域だなぁと。

        • 名前:通りすがり3 投稿日:2016/08/23(火) 22:17:28 ID:a392a2935 返信

          >プロのカメラマンとしてやましい商売をされてないのであれば答えられる範囲のことだとおもうのですが。

          横からですが、それは「貴方がそう思う」だけではありませんか?
          本当に、客観的な事実として「ププロのカメラマンとしてやましい商売をされてないのであれば答えられる範囲のこと」なのでしょうか?
          何か、客観的な根拠を挙げられますか?

          私は逆に「まっとうに商売をしていても、答えられない」と思いますよ
          まっとうに商売をしている小売業の人が仕入原価を聞かれて答えるでしょうか
          まっとうに商売をしている飲食店の方が料理のレシピを聞かれて答えるでしょうか
          まっとうに商売をしているアイドルが実家の住所を聞かれて答えるでしょうか

          答えられませんよね
          これも、そういうことですよ。答えられる範囲のこと、ではないのです

          >被写体の方には許可をとっておらず謝礼もされていないという認識で間違いないでしょうか。

          これは「貴方がそう思いたい」だけではないでしょうか
          仮に。仮に「答えられる範囲のこと」だったとしても
          だからといって「答えなくてはならないこと」とは、なりませんよね

          貴方はすべて、思い込みで批判をされています
          答えられる範囲であるという根拠、
          答えなくてはならないという根拠、
          答えないのは無許可無報酬であるからだという根拠、
          示していただけませんか?

          • 名前:ななし 投稿日:2016/08/24(水) 17:36:39 ID:f4fa9185c

            通りすがりさんの意見に賛成です。

            100円のおにぎりは、コンビニに入ってくる段階で種類によって55円~82円ぐらいで入ってきます。
            ですが、近くのコンビニで「ちょっと全ての仕入れ値を教えてよ」と聞いても、そんなものを客に教える店長はいません。
            ビジネスである以上、まっとうでも伝えられないことは多いです。

  6. 名前:aaaaa 投稿日:2016/08/23(火) 17:14:21 ID:c7b58ddc0 返信

    5.へ
    売買目的の写真ではなく、blogの画像を無断使用されたと始まってますが?

  7. 名前:A 投稿日:2016/08/23(火) 18:35:04 ID:0fea33cf9 返信

    >>5

    6でも書かれている通り、そこを丁寧に話をする必要はないと思いますが。
    プロだからこそ、逆に明かしてはいけないでしょう?

  8. 名前:a 投稿日:2016/08/23(火) 18:56:00 ID:f4dc0d7a3 返信

    >>5
    これはblogに載せた写真の著作権を持っている主が侵害者に対して侵害の差し止めと損害賠償の請求という当然の権利を行使して金銭のやり取りが発生したというだけの話、どこに売買目的の写真なんて書いてあるんだ・・・
    そもそも、この損害賠償請求自体はこの写真自体の価値に対してではなく、この無断使用を黙認した場合に発生する主の他の著作物に対する損害などが重点に置かれているように見えますが?
    この無断使用を黙認してしまえば、本文にも書いてありますが他のクライアントの方との公平性が取れなくなりますから、他に商用で認めている著作物などの価値を下げることにもなり得ます。
    これは周りの方から自分の著作物の評価を受けて活動しているプロの方にとっては十分に「損害」です。
    著作権は著作物を製作した時点で発生する物です、その権利の行使の結果を歪曲して受け止めて「売買目的」などと噛みついているなら笑いものですし相手にされませんよ。

    • 名前:ボヘミアン湯ノ島 (@boheyu) 投稿日:2016/08/23(火) 19:03:26 ID:9c5cba28a 返信

      もっともらしい長文ですがぼくは訴えに関しては触れてないですしぼくの言いたいことへの批判になってないですよ。

      • 名前:koji 投稿日:2016/08/23(火) 19:54:56 ID:e0d1a47e4 返信

        アニメが無断コピーされて著作権侵害で訴えたって話をしている時に、
        声優さんに幾ら払ったか教えてもらえますか?やましいことないなら教えてくれますよね。教えてくれないなら声優さんに謝礼も何も払ってなくて無許可で使ってたってことでいいですね、って言ってるレベルのつっかかりですね。
        当然、あなたに教えたり説明する義務は無いですよね。

        • 名前:ボヘミアン湯ノ島 (@boheyu) 投稿日:2016/08/23(火) 19:57:33 ID:9c5cba28a 返信

          例えがオタク

          • 名前:nanashi 投稿日:2016/08/25(木) 02:38:09 ID:a79fff670

            反論できないからって流石にその返しは草生える

          • 名前: 投稿日:2016/08/25(木) 14:52:11 ID:1a5a7bb35

            ラスクでも食ってろよ

      • 名前:a 投稿日:2016/08/23(火) 20:06:28 ID:f4dc0d7a3 返信

        そりゃ>>1に対してコメしてませんからねぇ>>5 枝 と書くか枝に直接書くべきでしたかね?そこはすみません。
        >>もしそれらを怠っているならばビジネスと呼ぶにはあまりに杜撰だと思いますしその写真で訴えを起こすのはもはやコメディの域だなぁと。
        というコメントが見えたんですけど、これで訴えに関して触れていないとか言われてもどういうことなのかわかりませんが・・・、ただ材料費を明かさないという理由だけで自分の作品で訴えを起こしたことを咎めているようにも見えます。
        というか、個人のプロの方のビジネスとして捉えることができているならその大元の制作での手法を明かさない理由もまた解ると思いますがいかがでしょう?

  9. 名前:yabai 投稿日:2016/08/23(火) 19:50:42 ID:2edbd22bf 返信

    著作権云々の前に被写体の方の肖像権は守られてるんですよね?って確認じゃないの
    守秘義務とかあるにしても、値段は答えられませんが相応の謝礼はしてますよ〜くらいの返答で誤魔化せるっしょ

    もし肖像権が守られてない写真がネット上を出回ってるとしたら、とんでもない人権レイプだし

  10. 名前:a~! 投稿日:2016/08/23(火) 20:10:50 ID:15a1f3deb 返信

    何かみんな滅茶苦茶早口で言ってそう

  11. 名前:さが 投稿日:2016/08/23(火) 20:41:36 ID:9eca123e0 返信

    この訴訟はずっと気になっていたので、結果が出て良かったですね。

    あと、肖像権の侵害だのコメディだの人権レイプだのと、わけのわからない
    勘違いをしている人がいるのでハッキリさせたいのですが、著作権・肖像権の侵害は日本では親告罪です。
    当人同士以外の外野が、口を挟む問題ではありませんので、ここでは論外です。

  12. 名前:Y 投稿日:2016/08/23(火) 21:16:51 ID:fe077980d 返信

    被写体の4人の肖像権についての指摘は重要でしょう。

    また、親告罪だから外野が口を挟む問題ではない、という断定は
    いささか危ういのではないでしょうか。

    • 名前:さが 投稿日:2016/08/23(火) 21:23:28 ID:9eca123e0 返信

      何を根拠に、彼が彼女らの肖像権を侵害していると指摘しているのですか?
      根拠がないなら、ただの言いがかりであり、名誉棄損であるとご自覚ください。

      いささか危ういというのは、意味がわかりません。
      何がどうなるのでしょうか?

  13. 名前:a 投稿日:2016/08/23(火) 23:08:08 ID:2a17e3a36 返信

    「バンバン提訴しましょう!」と主張している方のブログに、名誉棄損レベルの言いがかりをつける人は実に度胸がありますね!思い込みだけで相手の不法行為を主張するのは止めといた方がいいんじゃないですか。

  14. 名前: 投稿日:2016/08/23(火) 23:19:26 ID:b9afae58d 返信

    スクリーンショットの中の文章も、ブログや他社からのコピペですね。
    ありがさんの提訴をきっかけに、この会社が著作権に対して正しい認識してもらえると良いですね。

  15. 名前:m 投稿日:2016/08/24(水) 10:12:11 ID:da3c860e8 返信

    肖像権とかギャラがどうとか見当違いのことを言ってる人が居ますね。

    他にも喩え話が出ていますが、もう一つ喩え話。
    たとえば、写真のプロでない人が、自分のブログやフェースブックに掲載した「自分自身の写真」が、本人の断りなく他のサイトで利用されていたとしても、同様の訴訟をして使用料や賠償金を求めてもいいんですよ。というか、求めるべき。

  16. 名前:T 投稿日:2016/08/24(水) 11:58:34 ID:3d04d6a2f 返信

    アマチュアの間でもweb上で盗作や無断転載など著作権の侵害が横行する近年、このようにまともに対応、対処していらっしゃる方のことを知れて、嬉しいです。良い結果で終わり、よかったですね。
    ためになる記事をありがとうございます。

  17. 名前:fusa 投稿日:2016/08/24(水) 12:43:50 ID:c63db6dca 返信

    >>請求額全額を支払うことで和解を求めてきたのです。法律用語で「請求の認諾」

    とても細かくて話の本筋とは関係ないですけど、法律用語としての「和解」は両者が譲歩して和解の合意をした場合に使われます。
    請求の認諾は原告の主張を100%認めるものなので、原告側の譲歩もなく、また原告の同意も不要なので厳密には和解とはいいません。
    認諾は敗北を認める宣言みたいなもので、原告の完全勝利であって、両者で落とし所を見つける和解とは別物です。判決に至らずに当事者の意思で訴訟が終了するので和解と混同されがちですね。

  18. 名前:通りすがり 投稿日:2016/08/24(水) 15:39:03 ID:83de1f461 返信

    >>ギャラがどうこうと言ってる人
    万一そこに問題があったとしても、それはモデルと写真家の間でケリをつける話であって、この訴訟とは別の話だよ

  19. 名前:inusuke 投稿日:2016/08/25(木) 08:58:28 ID:ce93cba65 返信

    実際に謝礼を払っている、払ってないにかかわらず、相手が納得していればいいわけで、第三者には関係がない。
    また、金額については使用料の考え方と一緒で、問題は相手が納得しているかどうかなので、額が違うケースもあるんだから、第三者に公開するデメリットの方が大きい。
    結局、プロのカメラマンならやましくなければとか言ってるのは、リアルな世界に生きてない頭でっかち。

  20. 名前: 投稿日:2016/08/25(木) 11:15:35 ID:92d878de3 返信

    プロとかアマチュアとか関係なく、人物を写した写真を写した人物の許可もなくネットに上がること自体がマズイことは当たり前だと思うが・・・。
    そこはプロだからとかではなく、許可を貰って上げてます、か、許可を貰っていないのでネットに上げるのは止めますのどちらかだと思うが・・・。
    お前は当事者じゃないから関係ないって、プロ以前に基本的なマナー指摘への返信とは思えんな。

    肖像権は親告罪だからとか言ったら、今回の件も見つけて訴えたからに過ぎなくなって、訴えられなければ別に構わんになるぞ。
    つまり単に運が悪かったと。
    今回のことをやったのはそうじゃないでしょ?。
    当の本人がコンプライアンスを強調しているのだから。
    詳しく要らないけど、コンプライアンス的に問題が無い様にしています位は言えるはず。

    今回金になったのは、始めからその目的だった訳ではなく、あくまでも結果そうなっただけなので、まあ謝礼云々はそれとは別の事とは思うが。
    これから今回の件とは別に、改めて有料写真として売るのであれば、また別だけど・・・。

    まあ実際的なことを言えば、ツイッターのアイコンなどを含めれば、広告とかじゃなければ、そういうこと自体は溢れているけどね・・・。
    個人的には、なんでもかんでも法的に問題だとすれば良いとは思わないけどね・・・。

  21. 名前:けん 投稿日:2016/08/25(木) 13:51:57 ID:fee4a4eb0 返信

    20、21さんで完結してますね。

    被写体と撮影者、当人同士が本当の意味で納得できているなら何も問題ないのです。

    謝礼を出すプロも居れば、会話1つで快諾してもらえるプロもいる。

    有賀さんがどのタイプかは分からないけど、
    是非、ストレス無く仕事が続けれるスタンスを選んで貰いたい。

    • 名前: 投稿日:2016/08/25(木) 16:18:47 ID:92d878de3 返信

      会話1つ、というのはプロとしては危ないな。後で揉める余地が無い様にしておくのがプロ。書面で許諾を貰っておくか、許諾の状況を録音・録画しておくか。何らかのそれを示せる証拠をキチンと確保出来ていてプロ。

      • 名前: 投稿日:2016/08/25(木) 16:48:43 ID:0bddabc34 返信

        妄想が激しい。

  22. 名前:割と専門家 投稿日:2016/08/25(木) 14:15:46 ID:d306c45e9 返信

    セニョリータたちに肖像権侵害で訴えられたら、割と高確率で負けます。お相手(被告) 選びはセニョリータのご気分次第。A社(B社)かもしれないしアリガさんかもしれません。

    そんなことより、これだけ声高に権利の話をしておきながら、肖像権を突っ込まれてあんな分かりやすく動揺しちゃうのがいただけない。嘘でも、「もちろん全てクリアしてますとも☆ 誰だと思ってんだ、アリガさんだぞ!」ぐらい、言っときゃいいのにね。

    もう1つ、こんな訴訟自慢してる時点で、自称プロかもしれないけど一流の人ではないんだな、という印象。写真をブログに上げた時点で無人ガレッジセールに出したようなもの。コピーライトもつけてないし。法的には勝てても、「鍵かけなかったら泥棒に入られた!」と息巻いてるのに近い愚かさがある。

    • 名前:野獣先輩 投稿日:2016/08/25(木) 15:07:49 ID:f0341f27b 返信

      発言に箔をつけるために専門家と名乗るやつですね。
      それも自信のなさからきっぱりと専門家とは名乗れないのが虚しい。

  23. 名前:a 投稿日:2016/08/25(木) 15:03:59 ID:f0341f27b 返信

    コピーライトもつけてないしとか書いている時点で専門家でもなんでもないのがバレバレ
    割ととか書いている辺りですでに怪しいのだがw

  24. 名前:割と専門家(笑) 投稿日:2016/08/25(木) 17:44:47 ID:d306c45e9 返信

    プロフォトグラファーとしての、作品管理意識の話だよ。もちろん、無断転載した方が全面的に悪いのだけど、写真に©を入れておくだけで「フリー画像だと思った」という言い逃れも出来なくなって、パクられる可能性は減るわけだし、プロとしてのリスク管理が足らないよ、って話。

    訴えた、勝った、イエイ!
    はプロとしては、自慢ではなくどちらかと言うと汚点だと思うんですよね。割と専門家としては(笑)

  25. 名前:通りすがり 投稿日:2016/08/25(木) 18:42:51 ID:b4e41574b 返信

    この記事が単なる訴訟自慢に見えちゃってる時点で専門家でもなんでもないよねって印象を受けるコメントですね。

  26. 名前:ariga masahiro 投稿日:2016/08/25(木) 23:29:43 ID:30e6cbe9b 返信

    皆さま、コメントをありがとうございました。

    このエントリーはこの3日間で20万人の方に読んでいただいています。これまで応援してくださった方々、皆さまのおかげで裁判を続けてここまでくることができました。本当にどうもありがとうございました。

    写真の無断転載に関しては今後も対策を続けます。次は悪質なキュレーションサイトの代表格 NAVERまとめ が相手です。楽しみにしていてください。

:)