2016年の日本国民の平均給与は422万円。あなたはこの金額よりも上か下か?以下の人は貧困予備軍だ。非正規労働者は年収300万円台の人が多い。これをざっくり分けて年収400万円以下の人たちの家には本が少ない。と、私は結論付けた。
教育無償化になる
高等教育と0~2歳児については、無償化の対象を住民税非課税世帯(年収約250万円未満)に限定する方針。
このまま行けば、年収250万円未満の貧困層は教育費が無償になる。貧困層でも安心して勉強できる機会が平等に与えられるのは素晴らしいことだ。
貧乏人の家には本がない
私の家には本がなかった。私の友達の家にも本がなかった。これは親の年収に関係しているわけではないが、間違いなく言えるのは、貧乏人の家には本がないってことだ。雑誌やマンガ本であれば、どの家庭にもある。だが、文庫や新書や洋書をズラッと揃えている家はない。そもそも本棚がない。
私の中学、高校(一度中退)時代を振り返ってみる。学年でトップクラスの友人と、いわゆる不良グループの友人と、両方の家に遊びに行っていた経験から考えてみた。貧困は連鎖する。そう断言できる。貧困家庭の親は、パチンコ、パチスロ、タバコ大好き。親の背中を見て育つ子どもはそんな環境にいれば、親と同じ運命をたどるのも必然。要は貧困層の家庭の親は勉強していないのだ。だから一生貧乏から抜け出せないとも言える。無職の私が言うのだから間違いなし。
本をよく読む親の年収は高い
一番は教育無償化で低所得層の家庭の子どもみんなが勉強好きになればいい。運動好きでもいい。人にはそれぞれタイプもある。子どもが将来、自分の好きなことで食べて行けるのが理想だ。その手助けとなる一番お金のかからない方法は、家に本棚を置き、できれば親が本を読むことだ。だが、暇さえあれば今の親はスマホでゲーム三昧。子育てと仕事が忙しく、本などゆっくり読んでいられない。この悪循環が貧困を連鎖させている。
年収300万円以下の世帯は、どのくらいの量の本を所有しているのだろうか?私の知る限りでは、本をよく読む親の年収は高い。従って子どもの将来の年収も高くなっている。これはホントそう思う。本だけにね。ちなみに私の一人暮らしのワンルームには本がたくさんある、しかしビンボーなのだ。何事にも例外はある。筋書き通りの例外が。