ごごナマ おしゃべり日和「井浦新さん マルチな才能!男の色気の秘密に迫る」[字] 2017.11.09

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信之≫俺が殺したよ。
違う!阿部≫今日の「ごごナマ」。
ゲストは主演映画の公開が相次ぐ俳優の井浦新さんです。
ファッションデザイナーカメラマン、司会者など多彩な分野で活躍する井浦さん。
活動の原点になっている意外な趣味とは?貴重なコレクションがスタジオに登場します。
さらに、やりすぎだと自分でも言うほどのあるライフワークへの情熱とは…。
阿部≫今日は7つの顔を持つ男井浦新さんの正体に迫ります。
生字幕放送でお伝えします船越≫こんにちは。
ようこそ我が家へオトナの井戸端「ごごナマ」です。
本日のお客様俳優の井浦新さんです。
よろしくお願いします。
井浦さんといえば、本当にどれが井浦さんの本当の顔なんだろうというのが分からないくらい役柄によって全然、変わってきますね。
井浦≫恐れ多いです。
船越≫毎回整形してるんじゃないかというくらい印象が違う…。
阿部≫果たしてどんな素顔なのか。
美保≫プロレス好きなんですね。
技をやっちゃいましたね。
ありがとうございます。
船越≫いきなりテンションの高い井浦君って見ている方もびっくりしているんじゃないかと。
阿部≫お便りどしどしお寄せください。
お待ちしております。
それでは今日お迎えした井浦さんとトークを進めてまいります。
タイトルは「7つの顔を持つ男!井浦新さんの正体とは?」。
俳優だけではありません。
いろんな顔をお持ちということで7つの顔を解き明かしてまいります。
まずは最初の顔「衝撃!変幻自在の役者道」。
井浦さんは「観客を惑わす!○○○○○俳優」といわれているんですね。
何が入るでしょう、純さん。
美保≫なんだろうな…前売り券俳優?出すと売れちゃうみたいな。
阿部≫正解はカメレオン俳優です。
船越≫変幻自在で変わりますからね。
阿部≫ご自身でもそういう意識はありますか?井浦≫カメレオンという意識は自分の中ではあまりないんですがそう言っていただけるのはやったかいがあるなと思います。
船越≫ある意味役者冥利に尽きる。
井浦≫本当にそうですね。
美保≫イメージを固定しちゃう人多いですもんね。
阿部≫井浦さんのこれまで演じた役をこちらにまとめてみましたのでご紹介してしてみました。
外交官。
高校生。
卓球選手なんかもあります。
まさに七変化。
同一人物とは思えない感じがありますよね。
美保≫「ピンポン」が、一番ノーマルな感じがしますね。
阿部≫実際井浦さんがどのように演じられたのか映像でご覧いただきましょう。
まずは、外交官役です。
千葉≫本土の基地負担を沖縄に押しつけようとしている。
一体、日本政府はいつまで沖縄を捨て石にするつもりなのか!阿部≫こちらは死後、怨霊になったとされる崇徳上皇の役。
崇徳上皇≫民をば!阿部≫そして三島由紀夫さんの役。
三島≫一切の攻撃妨害行動はするな!阿部≫そして、これが有名な演説の場面ですね。
三島≫静粛に聞け!男1匹が命を懸けて諸君に訴えているんだぞ!よし!武というものはなんだ!刀というものはなんだ!船越≫とても1人の俳優さんが演じられているのは思えませんね。
阿部≫ご自身でご覧になっていかがでした?井浦≫なかなか、こういう形で今までやってきた役を続けて見ることはないので自分も驚きました。
阿部≫井浦さんがこうした多彩な役を演じられるようになったのはある方の言葉を大事にされているからなんだそうです。
「俳優人生を変えた言葉」ご紹介いたしましょう。
映画監督の故・若松孝二さん。
役を選ぶなというお言葉があったということですね。
井浦≫本当に大事にしている言葉なんですけどそれまでの僕は自分に役を寄せてしまったりとか自分ができる範疇の役をやらせていただいたりという中でどちらかというとキャリアもなく選んでしまっていたんですねお仕事を。
選ばないと、お仕事ができなかったんですけれどもそういう姿を見た僕の恩師でもある若松孝二監督が君は仕事を選んじゃだめだ。
どんな役でもやって仕事は、なんでもやりなさいと。
それが、どんどん次へ自分が開けてくるし、見えてくるからとおっしゃっていただいてから僕、ものすごい楽になって。
正直、怖かったりもしたんですがなんでもやっていくという気持ちを実際それを行動に移していくことは勇気も必要だったんですがそれを今、ずっと重ねてきた結果が先ほどのようないろんな役をやらせてもらえる気持ちが備わっていったのかなと思います。
船越≫若松孝二監督といえば1960年代から本当に名作を。
日本のインディペンデントな映画の雄ですよね。
「キャタピラー」とか。
残念ながら、お亡くなりになってしまったんですが。
ほとんど若松さんの映画にお出になってらっしゃいますよね。
井浦≫本当に、ありがたいことに晩年の作品は、すべて声をかけていただいて勉強させていただきました。
美保≫何か突き抜けてる力があると思うんですよ。
自分でイメージしたものとかがこういうイメージでやろうとしてもっと超えちゃうっていう。
芝居を超えたところまでいくんじゃないですかね、多分。
井浦≫まだ全然…。
芝居をやらせていただいて20年、まだそれぐらいしかたっていない中できっと、芝居が下手でできないから何を大切にしてきたのか自分ができることって、心を作っていくことしかできなくて。
結局今も、芝居の技術はもちろん勉強してどんどん学んでいきたいという気持ちもあるんですが最初から、ずっと無意識でやれていたことって役に心からなるということをすごい大事にしていたような気がしていて。
自分の中の技術もついていけないのでとにかく、人に近づこう、なろうという気持ちでやらせていただくときっと筋肉とかも変わってきたりするのかもしれない。
阿部≫井浦さんの七変化ぶりをある方に伺ってまいりました。
阿部≫井浦さんと共演経験のある女優の安藤サクラさんです。
船越≫いたずら小僧のように投げてくると。
具体的にはどんなことですか?井浦≫もちろんせりふというものはベースにあるんですけれども。
共演者との、一緒に感じたことをそのまま素直にうそなく出していきたいなという思いがあったりして。
例えば、サクラさんとお芝居をしているときにサクラさんのお芝居を受けて感じたことがあったらそれに対して動いてしまいたくなる。
そのせりふがもしあったとしたらそれは置いといてまず動くってなったときに予定調和がどんどん壊れてなくなっていって2人が自由な中でお芝居ができたりとか時には驚いた顔が見たいなといういたずらな気持ちもあったり。
サクラさんのようになんでもポンポン投げても全部、返してくれるような方だったらいたずらを入れてみてそれを、ちゃんと返してくれたらお互いにどんどん楽しくなって。
もちろん一生懸命やってますがどこか遊んでいるような感覚でお芝居ができる相手でもあるので。
阿部≫どんどん膨らんでくるわけですね。
美保≫どうしてもリハーサルをやるから、本番前にちょっと合わせるのとちょっと違うテンションでやりたいんですよね、毎回。
井浦≫新しい気持ちでやりたくなってしまいます。
阿部≫純さんとだったらまた返しに返して。
美保≫どこまでも膨らんじゃうよね。
阿部≫まずは俳優としての思いを伺いました。
続いては俳優の原点ということで先ほどからチラチラ出てますがプロレスということで。
船越≫意外ですね。
阿部≫子どものころからお好きだったと。
井浦≫子どものころからプロレス一番、趣味としてももしかしたら一番長く続けているんじゃないですかね。
阿部≫井浦さんが中学生のころに衝撃を受けたという試合。
ジャンボ鶴田対天龍源一郎。
船越≫この2人は伝説の2人ですからね。
阿部≫この試合ご覧いただきましょう。
阿部≫この試合のどこに衝撃を受けたんでしょうか。
井浦≫僕は、ジャンボ鶴田選手と天龍源一郎選手がバチバチにやっていたころに僕は中学生でテレビだったんですけど目撃してしまって。
人間ができることを超えていってるなと思って。
そのとき、こんなことをしていいんだっていう。
怖さとか痛さというよりもそのとき、感動してしまってて。
人間って、こんなことまでできて勝負が決まって今の試合はジャンボ鶴田選手が負けてしまいましたけど天龍選手の強さも伝わってくるけどジャンボ鶴田選手の試合運びの中で得た感動とかが残って負けても勝っているんだなと思ったりして。
プロレスって本当にすごいって衝撃を受けた試合でした。
美保≫最後のカウントをやるまでのどっちかが、何回も…。
波があるじゃない。
あれが、ものすごいんですよね。
もうだめかって思ったら立ち上がってきてもう1回見せ場があるんですよ。
スタミナにまず驚かされたんです。
阿部≫井浦さん、これですよ。
原点がプロレスということでどこが結びつくんですか。
井浦≫俳優というのも1つだと思うんですけどきっと今自分がやらせていただく俳優も含めての表現方法というか表現の原点というのはきっとプロレスから学んでいるところがあるんだなって感じるんです。
それは終わったろって思ってもまだ立ち上がるとか見せて、喜ばせて感動を見る人たちに与えていくっていうそういうものを子どものころからずっと楽しんでくるなかで自分も見る人をどう楽しませるのかとかどう喜ばせるのかどう感動を与えるのかってなんらかのストーリーというか。
例えば1つのシーンをやるにしても共演者との関係の中でその場で感じたことを出しながらもやはり、ここはリズムがあってリズムを1回壊してみてとかそのシーンの最後に流れていくとかってリズムというか、展開というか。
美保≫ありますよね。
1人、鉄柱の上に乗って寝てるときの距離とかすごくあるんですよね。
船越≫ある意味エンターテインメントの原点だもんね、格闘技は。
阿部≫今日は特別に貴重なものをお持ちいただきました。
マスクがきました。
船越≫三沢さんのやつですね。
井浦≫初代はもちろん映像とか写真とかで見てたんですけれども。
そのときまだ小学生だったんですね。
実際見たのは2代目タイガーから見ていて。
三沢光晴選手の2代目タイガーからが僕の実体験としての。
美保≫マスクはかぶっているんですよね。
阿部≫その写真が実はあるんです。
井浦さんマスクと俳優というものは何かつながるところは?井浦≫かなり強引かもしれないですけどなんにでもなっていくっていう芝居を通していろんな人になっていくって考えると自分の今の仕事をすごい楽しめているということは僕も、マスクをかぶって集めたコレクションをかぶったりとかしていろいろな仮面をかぶっていくというのはつながるところもあるんじゃないかなと。
僕、マスクをかぶるとちょっと変わってしまうんですよ。
人格が。
分かりますか?美保≫分かります。
何かが許されたみたいな。
井浦≫眼鏡も正直そういうものがちょっとあるんですが1枚、フィルターがここにあるだけで何か、ふだんの自分とは違う自分になれるような。
ちょっと強くなれたような例えばマスクでは。
お芝居にしても役を体の中に入れていくといつの間にか、違う何かになっているというようなその感覚は共通するものがあるんじゃないかなと思います。
美保≫かぶったときの自分が好きですよね。
ちょっと大胆になったり。
パーティーとかでかぶっちゃうんですよ、思わず。
なぜかワイングラス持ってポーズとったり。
普通はやらないじゃない。
仮面をかぶったりするとやっちゃったりする。
井浦≫お芝居もそうですよね。
普通やらないことをやっていたりしますよね。
船越≫扮装するっていうのはそういうことですよね。
例えば三島由紀夫さんをやられて制服を着るとすっと底に魂が入る。
阿部≫意外な原点をご紹介しました。
続いての項目は「俳優やめてサイドビジネス!?」。
「俳優歴より長い○○○○○○の仕事」。
これもご存じの方多いでしょうかファッションのお仕事です。
井浦さん、モデル時代からデザインや企画を担当するなど洋服作りの仕事にも携わってきたんですね。
その活動拠点、ご紹介しましょう。
大人の○○とあります。
一体何か。
大人の秘密基地ということなんです。
井浦さんの秘密基地に潜入しました。
その場所はとある住宅街にありました。
洋服がディスプレイされていますが一体なんなのでしょうか?中に入ってみると洋服がずらり。
ここが、井浦さんの秘密基地というのですが…。
阿部≫ちょっと変わったものが。
刺しゅうされていたのはなんと土偶。
一体、なんで土偶なんでしょう?阿部≫さらに、お店のバックヤードに潜入してみると…。
また、先ほどのあれがありました。
土偶です。
井浦≫土偶とかのミニチュアのガチャガチャのやつとかもあったりもするんですけど。
船越≫井浦さんものすごい若いときからご自身のブランドを立ち上げて洋服を作っていらっしゃいました。
そして今も、それが発展してこの秘密基地になっていると。
土偶がお好きなんですか。
井浦≫土偶にとても興味があって縄文時代に興味があるんですね。
土偶もそうですけどなんで、こんなものが生まれたんだろうという造形のユニークさもあるんですが意味とかを、いろいろ調べてみたりとかすると人が生きるためとか生活のためだったりとかもちろんなんらかの祈りのためだったりもするんですが生きる情熱の塊みたいなものを土偶や縄文土器からはすごい感じて。
そういうエネルギーがほとばしっているものに対してものすごく引かれてしまうんですね。
船越≫土偶スカジャン。
あれはここにしかないですよね。
美保≫1人で考えてデザインしているんですか?井浦≫あそこの奥のほうで。
船越≫今日の衣装も?井浦≫これも作りました。
美保≫ループタイっぽい。
いいですよね。
なんで、土偶がついてるんだろうみたいな。
阿部≫さらに井浦さんオリジナルのこんなものも作ったんです。
けん玉です。
井浦≫けん玉をホルダーごと作ってしまって。
阿部≫井浦さんのおしゃれポイントはどの辺でしょうか。
美保≫なんで、ポケット手突っ込むの?船越≫こういうふうに立ちたくならない?井浦≫どこにでも持っていけるように。
まず、すべてオールブラックというのもあるんですけど。
美保≫大人っぽいね。
阿部≫実際にやられるんですね。
井浦≫台本を覚える前とかに「もしかめ」をやって一点集中したりするんです。
それで気持ちを一点集中したまま台本を読み始めたりとか。
皆さんも一緒に。
美保≫私、そんなできないもん…。
船越≫全然うまくいかない。
美保≫乗せやすい!井浦≫乗せやすいのには理由があってここに、日本けん玉協会認定品ってあるんですが。
これは、けん玉の段を取っていけるんですね。
ちゃんとした大会があって技を競い合いながら段を取っていくんですが。
その競技に使うけん玉競技用けん玉なんです。
だから、すべての構造が全部考えられて作られているので。
お土産のは民芸のけん玉になるんです。
船越≫手のなじみもすごい。
♪〜
(コーナー音)船越≫この音が鳴ったのでこのコーナーにまいります。
船越のクエスチョン5。
船越≫本当にすばやく5つ上げてもらいました。
では振り返ります。
妻にないしょでへそくりはしていない。
井浦≫していませんね。
美保≫アトリエを探したらあるんじゃないですか?井浦≫いや、全くしていないです。
その発想がなかったですね。
船越≫大体、この質問の発想はなんなんだろうって。
美保≫へそくりっていろんな形でできますもんね。
阿部≫あってもイエスといえない。
美保≫阿部ちゃんは渡してる?阿部≫はい、全部。
船越≫お酒は強いほうだ、イエス。
井浦≫飲みますね。
映画の現場が終わってみんなで打ち上げ行ったりすると全員で朝までドロドロになりながらお酒飲みます。
船越≫週何日くらい飲みます?井浦≫毎日必ず飲むというお酒の好きじゃなさそうです。
最近、感じたんですけどないときは、ないで続いてしまったりとかして。
気付いて、お酒飲んでなかったと思ったりもするときあるんですが。
飲むときは飲みますね。
船越≫お酒そのものが好き?それとも飲んでコミュニケーションをとってるのが好き?井浦≫プロレスのマスクにも似ているところあるかもしれない。
お酒を飲んで気心が知れた仲間たちや現場が終わって役者たちと一緒に飲んでいるときとかの反省会とかなっていったりしたときは何かスイッチが入ってしまったりとか。
お酒で、会話ができる内容があったりとかというのを僕は嫌いじゃないです。
阿部≫取材情報によりますと裏・新というキャラが出現するそうです。
美保≫そこで飲みたい!船越≫どんな裏なんですか?井浦≫裏になっているときは記憶があまりないときです、大体。
お酒を飲みながらの芝居論ってあまりないほうなんですけど。
本当にまれに例えば、何度か若松監督の現場が終わって結構、みんなで熱い状態になっているときに居酒屋さんとかで酒を飲んでたらいつの間にか完全に違う人格になっていて突然、詰め始めて。
あれは、なんだったんだって。
僕も自分に納得できていないから自分も泣きながら相手も泣いてて。
最終的に抱き合ってるとかそういうのをあとから全部聞いてめちゃくちゃだったよって。
船越≫熱いお酒の飲み方ですね。
そして、女性に手作りのプレゼントをしたことがある?井浦≫あります。
僕の今の妻に旅のロケでも自分が個人的に行く旅先でも海で、きれいな貝を拾ってきてこのままでもいいんですけどちょうど、帰ってきたときが誕生日だったんですね。
このままでもいいけれどちょっと手を加えて貝を塗ったりメッセージ書いたりとかしていってみると、どこかで何か気の利いたものを買えなかったんですけどそのまま旅先から妻に渡したらすごい喜んでくれて。
船越≫それはうれしいですよ。
美保≫部屋に置いておきたくなるかわいかったんだと思います。
手作りでもらって迷惑なのもあるけど。
井浦≫僕も大丈夫かなと思ったんですけど。
美保≫あまり飾りすぎない感じを分かってるんですよ女子の気持ちが。
井浦≫いえいえ、そんなこと…。
ギリギリだと思います。
船越≫俳優に向いていないと思ったことがあるもイエス。
井浦≫これは僕がデビューをして4年、5年たったときにある作品に出たんですけど。
デビュー間もなかったというのもあるんですがある大きな映画に参加させてもらえて。
もちろん、現場では本当に充実した仕事をさせてもらったんですがそれが終わっていろいろやってたときにふと突然、疲れてしまって。
本当に一生懸命やらせてもらったけど自分が、これからやっていけるものなのかなと突然、そんなふうに思ってしまったことがあって2年ぐらい何もできなくなってしまって辞めますって当時の事務所に言って。
全くお芝居から身を引いてしまったときがあったんですね。
船越≫2年もありましたか。
井浦≫本当に、何もできない考えられないみたいな。
船越≫「ピンポン」のあとですか。
井浦≫まさに「ピンポン」のあと。
僕もすばらしい作品に参加させてもらえたと思ったんですが。
作品もすごいヒットしてきっと世の中に伝わっていくスピード感と自分の心のスピード感が全くかみ合ってなくて戸惑ってしまったところがあったと思います。
美保≫映画とか出ると番宣も兼ねていろんなインタビューとか一気に売り出したりするじゃないですか。
びっくりしちゃうんですよね。
その早さが。
井浦≫すごいびっくりしちゃいます。
美保≫固まってないのに固まってるみたいに言わなきゃいけなかったり。
私、円形はげできましたもん。
このままずっと回転していくのが無理だなと。
船越≫還暦に憧れる。
これはどういうことなんでしょうか。
井浦≫僕の1つの目標なんですけど例えば、僕が歴史なども好きで歴史上の人物もいろいろな本やら何やら見たりとか、それこそ60代70代の役者の先輩方の姿見たりとか。
あと、旅に行ったときに僕が好きな場所に行くと大体、初老のご夫婦がいるような場所が多いんです。
僕が好きな場所って。
この本当に楽しくなっていくのって還暦というか60を超えてからの人生というのはもしかして、すごく楽しい人生が待っているんじゃないかなと。
お芝居だったら60を超えた先輩方を見てると見ていると皆さん、ものすごい自由で今まで積み上げてきてたことを今度は開放しているところに入られてるのかなと思って。
もちろん、挑戦している姿。
もちろんずっと挑戦されてはいるんですけど自由な、たたずまいや表現に本当に憧れまして。
まずは自分も60まではとにかく苦労を自分からどんどんしていって60を1つの目安にしながら60からまた何が見えてくるのかなという。
何も変わらないかもしれませんけどまずは60という還暦を目指して頑張りたいな、楽しみたいなというふうに思ってます。
美保≫不思議ですよね上の先輩で、本番中にニヤニヤしている人がいて。
芝居じゃなくて、すごい遠くでニヤニヤしてたり。
なんで本番中にニヤニヤして力が抜けてうらやましいというか。
てこの応用みたいに芝居ができちゃってて。
びっくりしますね。
阿部≫ここまで井浦さんのいろいろな素顔を見てまいりましたがさらに進めてまいりましょう。
「人生は○○」。
遊行という難しい言葉が出てきました。
どういうことでしょうか?井浦≫遊びに行くと書いて文字としてもすごいいい言葉だと思うんですが遊行っていう1つの修行の1つで。
昔、お坊さんたちは旅をするだけでもものすごい大変だったじゃないですか。
山賊に遭ったりとか命がけの旅だったという。
そういう中で、旅の修行が遊行という言葉があるのを知ったときに、この言葉はすごいすてきな言葉だと思って。
「旅は人生の○○」。
井浦さんにとって「人生のエネルギー源」だと。
どういうことなのか。
井浦さんの実際の旅の様子をモニターでご紹介します。
ある日の旅です。
山形県の金山町を旅したとき。
朝起きたのは4時です。
前の日に仕事が終わってからそのまま移動して目的地の山形県に入っています。
そして朝6時に山のふもとに到着。
登山を開始します。
神聖な山に登って神事を行う地元の方に同行されたということなんですね。
そして、下山したのが9時。
温泉に入って汗と汚れを洗い落とします。
そして、お昼の12時からは集落で行われる祭りの様子をカメラに収めます。
これが夕方まで続きました。
さて、ここで宿に帰るのかと思いきやまだまだ終わらないんですね。
夜の7時からは神楽を撮影するんですね。
そして、夜10時になって行程がようやく終了ということで。
かなりヘトヘトになるんじゃないですか。
船越≫ちょっと質問なんですけどこれは仕事じゃないんですよね?井浦≫好きが高じてるというのもありますね。
船越≫旅番組で行ったとしてもこんなハードスケジュールって文句が出るほどのスケジュールですね。
井浦≫詰め込んでしまうんですね。
全国の祭りにも興味があるんです。
本当だったら、ここには地域の民族博物館とか資料館とか美術館などがあったらそういうところにも行きたかったんですが。
祭りをずっと終わるまではけたらいく時間がなくて。
本当はもっと入れていきたいなというのが…。
阿部≫さらに旅に欠かせないもの「巨大な○○○○の中身は?」。
巨大なリュックをお持ちなんですよね。
旅に行かれるとき。
美保≫重たそう!井浦≫重いです。
阿部≫中にはどんなものが入っているのか。
出していただいていいですか。
船越≫井浦さん、カメラは趣味?井浦≫趣味ですね。
船越≫でも、写真集とかも出されていますから趣味を超えていますよね。
美保≫迷彩とか好きですか。
井浦≫迷彩も好きです。
阿部≫何が入っているでしょうか。
船越≫旅に行くときは大体これを持っていく感じですか。
井浦≫ちょっと本当はもっと持っていくものはあるんですけどちょっと減らしています。
まずは僕の旅に欠かせないのはカメラ。
大体、2機用意しますね。
あとは、旅先で山に登ったら湧き水なんかその土地土地の水を。
阿部≫何かいろいろついていますね。
井浦≫これは、たびなんですけど。
阿部≫なんで持っていくんですか。
井浦≫たびはお寺や神社とか、重要文化財などそういうところに入らせていただいたりとか何かご縁があったら、撮影させてもらってとかあったときにそこは神域だったりしますよね。
神様の領域だったり。
あとは、靴下で僕も経験からそう感じてしまったんですがそういった場所に靴下で入ったりそれこそ、はだしで入ってはいけないなと思って。
だんだん、たびはなるべく持参していつ使うか分からないのでそういう場所に伺うときはたびに履き替えて中に入っていくという。
船越≫そういう心がけがあるからふだん入れないところに招かれていったりするんですよね。
阿部≫そんな井浦さんですが本当に写真がお好きだということでカメラも2セットも持っておられますが写真集もお出しになっています。
今年の1月に奈良の春日大社の神事を記録した写真集を出版されました。
井浦さんご自身が撮影された写真なんですよね。
神社、仏閣がお好きなんですね。
井浦≫これもご縁をいただいて1年間、春日大社のイベントがありまして20年に一度。
その1年間をずっと撮影させていただきました。
1年間を通して行われる神事をずっと撮影させていただいて。
阿部≫そんな井浦さんは旅で培った経験と知識を生かしてこういうこともされています。
阿部≫井浦さんが司会を務めている「日曜美術館」。
この日は、愛してやまない土偶や土器が登場。
井浦さんは大興奮!船越≫静かな大興奮ですね。
阿部≫旅で、いろいろなものに出会うことが、俳優としてあるいは人間としてエネルギーになっていると。
井浦≫もちろん役者であればいろんな方々の芝居を見て、刺激を受けたり映画を見て勉強したりというのはもちろん大事なことだと思うんですが僕が旅をずっと続けてくる中で感じたのがそこの旅先で出会ったときに現実のこの世界で目の前にそこで生活している人の姿こそ一番強いなという。
そこは自然と旅先で出会っていく方たちの例えば、農家の方たちとお話しする中で本当にそのときは何気なくお話しているんですが別れてから手がすてきだったなとかあの猫背加減はああなっていくんだなとかだんだんそういうものをいただいて自分が、いざお芝居をするときには慌てて、何か農業に関する資料を見たり映像を見たりもいいですけどそこであった直接いただいた経験というものを生かしてできたらいいなと思ったりもしていて。
船越≫俳優としての引き出しをどんどん増やしていくそんな旅でもあるんですね。
阿部≫先ほどご紹介した「日曜美術館」。
Eテレで毎週日曜日の朝9時から放送中です。
井浦さんの主演映画今月下旬から公開されます。
井浦さんが演じているのは少年時代に犯した罪を隠しながら平凡に生きようとする主人公信之です。
そんなある日、信之の秘密を知る幼なじみに出会います。
信之≫何が目的なんだ。
早くしてくれ。
輪≫金だよ。
信之≫そういう話は妻に言ったらどうだ。
どっち道、俺が稼いだ金だ。
阿部≫脅迫されるうちに秘めた暴力性が徐々に目を覚ますという役柄です。
信之≫お前の浮気相手だよ。
信之≫「傷ついたら暴力で返すしかないんだよ」。
美保≫きれいでしたね。
暴力の、今のも暴力的なあとにお花のところで寝てるあの差がドキッとしますね。
阿部≫この映画でも先ほど出ましたいたずら小僧といいますかいろんなアドリブがあったそうで。
井浦≫アドリブというか先ほどお話した中につながるんですけど現場で生まれることを信じたいというか現場で生まれてくる感じたことをいかにそのまま素直にやらせていただけるかというところで楽しめたらいいなと思っていて。
瑛太君とのお芝居の中で首を絞めるシーンがあるんですけどそれも瑛太君と2人でお芝居をしていたら瑛太君の顔をずっと見てたらそういう衝動に駆られてしまったんですね。
瑛太君はなんでもできる役者さんなのできっと壊れないだろうこのシーンが、これで止まってしまったりとかはしないだろうと信じて突然、気持ちのままに手が出てしまったらそのままカメラが回っていってつながっていったという。
そういう現場で感じたことというのを大事にしたいなと思っています。
美保≫せりふは強くても下半身が抜けないのがつらいですね。
阿部≫井浦さん主演の映画「光」今月下旬に公開されます。
ここで、中継のドコでも隊にまいります。
今日は銭湯からなんですね。
井浦さんは銭湯行かれたりしますか?井浦≫銭湯も大好きです。
阿部≫東京23区の銭湯の数が減ってきていまして去年で548軒と50年前の4分の1以下になってしまいました。
最近、銭湯に人を呼び戻そうといろんな取り組みをしているそうです。
稲塚さんが行っています、どうぞ。
稲塚≫どうでしょう、私も井浦さんみたいな格好いい俳優になれましたかね。
文京区のお風呂屋さんにお邪魔しています。
よく見ると肩にタオルがかかっていたり手に持っているのはおけに、風呂道具なんです。
これも芸術の秋アートの1つでございますよ。
今、文京区の組合に加盟している6軒のお風呂屋さんで銭湯ミュージアムという催しが開かれています。
6軒それぞれで個性的なアートを披露しています。
この荘厳な富士山の絵。
きれいですよね。
銭湯につきものですけれども。
この作品は女性の銭湯絵師田中みずきさんの手によるものです。
こういった個性的なアートが6軒の銭湯で待ってます。
2時台、3時台銭湯を巡って、ご紹介します。
阿部≫どんな銭湯が出るんでしょうか。
NHKのおすすめ番組です。
≫おいしそうな名字。
これ全部、名字になってるって知ってました?石塚≫まいう〜!≫今回は100歳の食卓を徹底調査。
≫あしたからできる長生きメニューも大公開。
阿部≫今回の「所さん!大変ですよ」は健康長寿の秘けつに迫ります。
井浦さんは、ふだんの食生活何か気をつけていることありますか?井浦≫食生活は野菜は多いですね。
阿部≫今回、番組では100歳を越える高齢者が何を食べているのか調査したんです。
するとある共通点が浮かび上がってきたんです。
それがなんなのか。
番組をご覧いただきたいと思います。
「所さん!大変ですよ」は総合テレビ今夜8時15分からです。
お便りが続々と届いております。
まずはイラスト。
ちょっとお名前入っていませんが縄文時代最高ということで井浦さん、ありがとうというメッセージも添えられています。
それからメッセージご紹介します。
熊本県の30代女性。
私は2014年から3年間ウズベキスタンのブハラという町に住んでいました。
テレビの取材で井浦さんが訪れたことありますよね。
旧市街の町の人たちが格好いい日本人の俳優さんがやってきたんだといって私に写真を見せてくれたのが懐かしいです。
井浦さんをひそかに身近に感じています。
これからも頑張ってください。
取材であちこち行かれてますね。
大阪府の50代の女性から。
昨日、大阪で開催されている国際展にいらしてたと母から聞きました。
井浦≫大阪で映画の「光」のキャンペーンがありましてそのときに、ちょっと早く入って今、大阪で北斎展やってるんですね。
アベノハルカス美術館で。
そこにどうしても行きたくて。
もうすぐ終わってしまうので1人でフラッと行って。
阿部≫日々研究されているんだなと感じました。
そして偶然、お声をかけさせていただいた母はすてきな人だったと乙女のように話していました。
美保≫すごいですね。
2017/11/09(木) 13:05〜14:00
NHK総合1・神戸
ごごナマ おしゃべり日和「井浦新さん マルチな才能!男の色気の秘密に迫る」[字]

ゲストは俳優の井浦新さん。43歳だけど「還暦が自分の転機」という井浦流人生論とは?写真家、司会者、ファッションデザイナーとマルチに活躍する井浦さんの魅力に迫る!

詳細情報
番組内容
ごごナマ、ゲストは俳優の井浦新さん。調理師役のため居酒屋でアルバイトした!?想像を絶する役作りの仰天エピソードとは?▽まだ43歳なのに「還暦が自分の転機」という井浦流の人生論とは?▽かぶるのが大好き?「世界のマスクコレクション」を一挙大公開!▽写真家、司会者、ファッションデザイナーなどマルチに活躍する井浦さん。色気漂う旬のオトコの秘めた魅力!船越・美保がギリギリまで肉薄!
出演者
【MC】船越英一郎,美保純,阿部渉,【ゲスト】井浦新

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ

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