京阪神に三重県食材PR 尾鷲産マハタ使い料理教室 阪急オアシスでフェア

【料理教室で尾鷲産マハタなど三重県産食材をPRする塩野シェフ(中央奥)、その左は県漁連の奥田氏=大阪府吹田市の阪急オアシス南千里店で】

【大阪】三重県関西事務所(湯浅真子所長)は7―9日の3日間、京阪神で食品スーパーマーケットを展開する「阪急オアシス」各店で、三重県フェアを開催している。県産食材を使った料理教室もあり、県の魅力をアピールした。

フェアは、県産食材の販路拡大と観光誘客が狙い。

大阪府吹田市の阪急オアシス南千里店で開いた料理教室では、大阪市内で県産食材を使ったイタリア料理店「オステリア・アル・コラッロ」を営む塩野裕祐シェフ(鳥羽市出身)が、尾鷲産マハタを使ってシチリア風料理にアレンジし、参加者らに試食を振る舞った。

また、県産食材PRのため講師に招かれた県漁業協同組合連合会指導部の奥田和敬氏は「県水産研究所が高級魚のマハタの養殖に成功し、県産養殖マハタの生産量は全国一(平成26年統計)となった。マハタの旬は春から夏だが、養殖マハタは年間通じて味が落ちない」と話した。

吹田市から料理教室に参加した40代女性は「シェフから地域の特産品の調理方法を直接聞けるのは新鮮で興味が湧く」と感想を述べ、また津市に1年間居住したことがあるという豊中市の30代女性は「久々に三重のものを食べて、また行きたいと思った」と話していた。

阪急オアシスの三重県フェアでは開催期間中、志摩スペイン村ペア宿泊券などが当たるプレゼント企画も実施している。9日は伊丹鴻池店で松阪豚を使った料理教室が開かれる予定。