新幹線回数券、9億8千万円分だまし取り換金か

11月9日(木)13時26分 読売新聞

 勤務先に架空の請求をして約4200万円分の新幹線回数券をだまし取ったとして、警視庁は9日、三菱食品(東京都大田区)の子会社「ファインライフ」(同)元執行役員、中出なかで孝夫容疑者(59)(杉並区阿佐谷南)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。

 2004年6月以降、総額約9億8000万円分の新幹線回数券をだまし取っていたといい、同庁は換金し、着服していたとみている。

 発表によると、中出容疑者は、同社の取締役営業部長だった12年4〜9月、取引先の運送会社名の架空請求書を自社の経理部門に提出。運送会社に現金約4200万円を振り込ませた後、同社から同額の新幹線回数券を受け取った疑い。

 04年6月から、この手口を始め、15年3月まで10年以上、不正を続けていたという。調べに対して容疑を認めている。

 中出容疑者は、回数券を金券ショップに持って行き、換金。マンションや高級車ベンツの購入、ファーストクラスでの海外旅行などに充てていた。

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