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ダウン専用洗剤でアウトドア用ダウンウェアを洗濯してみました


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冬の登山や旅行の際に防寒着として着ているダウンジャケットやダウンパンツ。そういえばまだ一度も洗ったことがないことに気付きました… これはいかんね!

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汚れが目立つとかとかちょっと匂いが… という訳ではないのですが、これから冬山シーズンが始まる前に、機能が低下しないようにちゃんとお手入れしておこうと思います。本来はシーズンオフに入ったら、すぐにやっておくべき作業なのですが…。

ダウンウェア専用の洗濯洗剤が必要?

「ダウン 洗濯」などでググってみると色々な記事が見つかります。基本的には中性洗剤を使って、ネット使用で洗濯機洗いして大丈夫のようですが、機能性素材も使われたアウトドアウェアになりますし、一応専用洗剤を使っておくことにします。

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当初、finetrack製の万能アウトドア洗剤「オールウォッシュ」を使えばいいでしょう、と思っていたのですが、どうやらダウン製品には対応してないみたいです。

Q. どんなウエアが洗えるの?
A. finetrackのすべてのウエアはもちろん、他メーカー製のウエア(GORE-TEX含む)も洗えます。ただし、ダウン製品には使用できません
ケアファイン®(オールウォッシュ) | 国産アウトドアブランドのファイントラック

ということで比較的安価ですぐ手に入るモンベルのダウンウェア用洗剤「O.D.メンテナンス ダウンクリーナー」を取り寄せてみました。洗うのはモンベル製のダウンウェア(とTHE NORTH FACEとNANGA)ですし、この先ダウンシュラフを洗う際にも我が家はモンベル製のシュラフを使っているので丁度いいかなと。
モンベル | オンラインショップ | O.D.メンテナンス ダウンクリーナー 200mL

Amazonではおかしな値段が付けられているものもありますが、定価700円(税抜)なので気を付けてください(マケプレにはまともな価格+送料のものがあるのでそちらを選びましょう)。ちなみにモンベルクラブ会員だとオンラインショップから送料無料で買えます。

他にもダウン用の洗剤って色々とあるのですね。そうえいば昔、ダウン用のニワックス使っていたことを思い出しました。ニワックス系は定番だと思うのですが、すすぎ洗いでどこまで落とせばいいか不安になるんですよね…(笑)

Grangers(グランジャーズ) ウエア洗剤 ダウンウォッシュ 04831

Grangers(グランジャーズ) ウエア洗剤 ダウンウォッシュ 04831

ReviveX(リバイベックス) ダウンクリーナー 3167

ReviveX(リバイベックス) ダウンクリーナー 3167

ダウンウェアの洗濯方法について

具体的な洗濯方法は以下のページを参考にしました。モンベルとTNFのダウンを洗うので、両方のブランドのページを見ておけば間違いないでしょう。

どちらも書いてあることは基本的に同じようで、ざっくり要約すると

①ダウン用洗剤を使いぬるま湯で手洗い(押し洗い)
②洗濯機で短時間の脱水
③低温の乾燥機で乾かす

といった手順になります。洗濯機を使って洗ってもいいようですが、ぬるま湯でしっかり汚れを落とすならば手洗いの方が効果がありそう。また、乾燥機がない場合は陰干しでの自然乾燥でも大丈夫だそうです。

ダウンウェア4着を洗ってみた

今回洗ったのは私のダウンジャケット(薄手)とダウンパンツ、妻のダウンジャケット(厚手)とダウンパンツの4着です(冒頭写真のもの)。

洗面所にお湯を張ってジッパーを閉めたダウンウェアを漬け、ダウンクリーナーを規定の量投入します。押し洗いをした後、数分間漬け置きました。このとき水を含んだダウンウェアを持ち上げると、水の重みで生地を傷めてしまうので注意しましょう。

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洗剤の量はダウンの枚数、水の量で決めればいいみたい

みるみるうちにお湯が真っ黒になっていきます… これは汚れなのか表地の色落ちなのか微妙な所ですが、ダウンクリーナーはしっかり仕事をしているようです。

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水を抜いてダウンウェアの水を押しだしていきます。ここでも無理に絞らず、自然に水が抜けるのを手伝う感じでやさしく水を抜きます。

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再びお湯をためてすすぎ洗い。すすぎは水が透き通るまで繰り返します(今回は3回)。

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2度目のすすぎで大夫水が透き通ってきました

生地に負担を掛けないように水を絞ったら、洗濯槽に広げるように並べて短時間のコースで脱水をかけます。アウトドアウェアだけあって脱水だけでも表地は結構乾いてきます。

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その後、乾燥機(低温)で乾燥していきます。東芝のドラム式洗濯乾燥機の「風アイロン」は低温乾燥とのことですが、実際結構高温になってるような気も…?

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モンベルのページにあった通りジッパーを開けて乾燥へ(本当にいいの?)

1時間半ほどで乾燥が終了。扉を開けるとふわっふわに仕上がっています!

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最初の写真と違いが分かるか微妙ですが、ロフトもしっかりと膨らんでいます。これで今年も冬も活躍してくれることでしょう!?

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そうそう、アウトドア用のダウンってこんな感じのスタッフバッグが附属していますが、運搬時以外はスタッフバッグから取りだして、吊して保存するのが良いんですよね。

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スタッフバッグはなくさないようにポケットに入れておきます

シュラフなどはなるべく緩い袋で保存するようにしてますが、ダウンウェアはシーズンに入るとついスタッフバッグに入れっぱなしだったりするので、注意しなくてはいけませんね。

おまけ:ソフトシェルやスタッフバッグをオールウォッシュで洗濯

行動中にずっと着っぱなしでいられますが、結果的に汗をかくので山で使うとほぼ毎回洗うことになるソフトシェル。
撥水低下が気になりますが、finetrackのオールウォッシュは撥水低下を招く成分を含んでないそうなので安心して洗えます(撥水を復活させる効果がある訳ではありません)。

「撥水」「吸汗」といった機能を損なわない、汚れ落としに特化させた洗濯洗剤です。柔軟剤や漂白剤などの不要な成分をすべて取り除き、成分のひとつひとつを厳選しました。
※ドライレイヤー®からアウターシェルまですべてのfinetrackウエアに安心してお使いいただけます。
※本品は撥水性・吸汗性を繊維に加工するものではありません。
ケアファイン®(オールウォッシュ) | 国産アウトドアブランドのファイントラック

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毎回なのでできれば洗濯機で洗いたい所ですが、新型のフロウラップは洗濯機使用もOKなのですが、ニュウモラップは手洗い指定なので、少々面倒ですが洗面所で手洗いです。
アウターシェルのお手入れ方法・取扱い説明書 | 国産アウトドアブランドのファイントラック
ニュウモラップ®・スピアラップ®のお手入れ方法・取扱い説明書 | 国産アウトドアブランドのファイントラック

手洗いならば使う洗剤は5〜10ml程度でOK(キャップの一番下の線で10ml)。

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しばらく漬け置きしてから押し洗い。水を通しにくい素材ですし、シームテープもあるので強引な洗濯は禁物。あとはしっかり濯げば完了です。

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1回の山行でもそれなりに汗と汚れが付着しているはず…?

そういえばスタッフバッグって案外洗濯しなかったりしますよね(妻はたまに洗ってるみたいですが私は全然でした…)。こちらもオールウォッシュで洗ってしまいましょう。

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10分程漬け置きするとこの汚れ浮き

その他にも、登山で使ったベースレイヤーからフリース、タイツにパンツまで全てまとめてオールウォッシュで洗濯機で洗っています。アウトドアウェアなら何でも洗えて(ダウン以外)、洗浄力もかなり高いそうなので(実感できる程ウェアを汚さないのですが…)今シーズンから使い始めていますが、既に何度か詰め替えパックを購入しています。

finetrack(ファイントラック) FCG0101 オールウォッシュ

finetrack(ファイントラック) FCG0101 オールウォッシュ

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