明らかな白人至上主義者のアカウントに青と白の認証済みバッジを付けて広く怒りを買った後、Twitterは米国時間11月7日に認証プロセスを一時的に停止した。
Twitterは、認証は支持ではないと述べつつも、認証プロセスが混乱をもたらしたことを認めた。新たな認証を停止し、その間にプロセスの改善に取り組むという。
Twitterの動きは、バージニア州シャーロッツビルで「Unite the Right(ユナイト・ザ・ライト)」の集会を主催したJason Kessler氏のアカウントの認証によって巻き起こった騒動を受けたものだ。8月に開かれたこの集会は、白人至上主義者と反対者が衝突し、1人が死亡、数十人が負傷する暴力的なものとなった。
Kessler氏は当時、ツイートで犠牲者のHeather Heyerさんを「太った不快な共産主義者」と呼んだ。「共産主義者は9400万人の人々を殺してきた。その仕返しのようなものだ」と述べて、Heyer氏の死を正当化する態度を示した。
Kessler氏は後にこのツイートを削除し、アカウントがハッキングされていたと述べた。その後、言うことを変え、アルコールと処方薬を同時に服用したことが原因だとした。
Twitterの最高経営責任者(CEO)であるJack Dorsey氏は9日、認証の仕組みに問題があることをツイートで認めた。
青色のチェックマークへの反発に対し、Kessler氏は8日、「人種を理由に他の誰かよりも『優れている』と主張したことはない。だが、私と同じ人種の人々は、他の皆と同じように美しく、特別で、発言権を持つにふさわしい」とツイートした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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