2017年11月10日(金)
360.life編集部/Test by 家電批評編集部
ファーウェイP10の「ライカ」レンズがここまで騒がれる理由
ファーウェイ製スマホ「P10」は上位モデルをしのぐカメラ画質でユーザーの支持を得ています。編集部の検証でも、対象を鮮やかに描く描写力で高い評価を得ました。今回は、その「P10」が搭載のレンズメーカーであるライカ製ミラーレスの実力を検証しました。
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P10搭載のレンズは 「ライカ」との共同開発
大人気のSIMフリースマホ、ファーウェイの「P10」は、逆光での撮影や自然なボケの出方など、画質においてiPhone 7をはるかに凌駕する検証結果がでました。そして、その「P10」に搭載されているカメラレンズはライカ製なのです。 ライカは世界中のカメラファンから愛されるブランド、その中でもフィルムカメラ並みに薄い外見と想像以上の画質表現が魅力なのがライカM10です。価格は驚きの90万オーバー! しかし、それにはちゃんと理由があるはずです。それでは全貌を見ていきましょう。
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ライカのカメラはまさに玄人向け マニュアル志向の高性能機です
ライカ Leica M10 ライカストア価格:91万8000円 サイズ・質量:W139×H80×D38.5 mm・約660g シャッタースピード:1/4000~125 秒 ファインダー倍率:0.73倍 セルフタイマー:12/2秒 連写:最高5コマ/秒 ISO:100~50000 画素:2400万画素 操作はいたってシンプルで、カメラが撮るのではなく、一つ一つ自分の手で切り撮る楽しみを味わえます。カメラの基本がわかっていればなんら迷いなく使うことができるはずです。 画面表示や切り替わりが遅いのがやや気になる点ですが、そのあたりも楽しむ余裕がこのカメラを使うには必要。一方で同社M型デジタルカメラで初めてWiーFiを搭載するなど、歩みを止めない一面も見せています。インプレッションするにあたって触った編集部員みんなを虜にしたライカです。
無駄な要素は省き、オートフォーカスすらないマニュアル志向ですが、かえってそれが人肌のきれいな描写を実現します。小柄なボディにはそれ以上の魅力が詰まっています。
レンズにフードが仕込まれており、前に引き出して使えます。
味のあるフォントデザインもライカらしいポイントです。
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カラー・モノクロ問わず 写真の真髄を楽しめる名機です
また、M10といえば高価な本体価格にも納得できる画質。美しいモノクロ表現とRAWデータでのカラーの素晴らしさには目を見張るものがあります。実際に撮ってみました。
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人物
繊細でしっとりとした表現が特徴。ライカレンズとの描写力も相まって、質感描写はピカイチです。
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モノクロ
フィルムカメラのディテールを筐体に残すライカは、モノクロ写真の仕上がりも素晴らしいものがあります。 以上、ライカカメラの紹介でした。ライカはまさに写真へのこだわりを凝縮しているようなこのブランドですが、その技術がスマホにも搭載されたことが、業界を騒がせ、またユーザーにも人気となっている理由です。 もちろん、その性能はまったく同じではありませんが、やはりP10のカメラが今までのスマホとは一線を画することも事実で、カメラを重視する人は、選んで間違いのない1台と言えるでしょう。
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