JR東海は、東京と愛知の両都市圏の大深度地下に建設するリニア中央新幹線のシールドトンネルで、初弾となる工事の入札手続きを開始した。ともに設計・施工一括で発注する。
東京側は、延長36.9kmに及ぶ第一首都圏トンネルのうち、品川駅から川崎市に設ける等々力非常口までの北品川工区(9.2km)。品川駅の南西に建設中の北品川非常口を発進たて坑にして、品川と川崎の両方向に掘進する。この区間の土かぶりは最大で約90m。
愛知側は、34.2kmの第一中京圏トンネルのうち、愛知県春日井市内の坂下非常口から勝川非常口までの坂下西工区(10.1km)。この区間では土かぶりが最大約100mに及ぶ。