ヤフーは11月8日、オークションサイト「ヤフオク!」で、転売目的で入手したチケットを出品禁止にした。「昨今の社会情勢を総合的に判断」(同社)し、出品禁止にしたという。
ヤフオク!ガイドラインの「出品禁止物」に、「転売する目的で入手したと当社が判断するチケット」を加えた。出品されたチケットが、転売目的で購入されたかどうかの判断基準は「公表すると、基準をかいくぐった出品を誘発する恐れがあるため非公開」としている。
これまで、転売目的で入手したチケットは削除していなかったが、「昨今の社会情勢を総合的に判断し、これからはガイドラインに明記し、出品者に注意喚起する必要があると判断した」という。
転売チケットをめぐっては2016年、音楽業界4団体が8月、「チケット高額転売に反対する」との声明を発表。チケット販売各社が、転売対策として本人確認を厳格化するなど、業界をあげて対応が始まっている。
転売チケットは「ヤフオク!」のほか、「チケットキャンプ」など転売チケット販売専門サイトや「メルカリ」などフリマアプリでも多数流通しておいる。
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