【サッカー日本代表】ビッグ3外しで視聴率ピンチ テレ朝サイドはため息
日本サッカー協会は31日、国際親善試合のブラジル戦(10日、フランス・リール)とベルギー戦(14日、ベルギー・ブリュージュ)に臨む日本代表メンバー25人を発表した。前回選外のFW本田圭佑(31=パチューカ)とFW岡崎慎司(31=レスター)に加えて、MF香川真司(28=ドルトムント)までもが落選。“ビッグ3”が全滅となる衝撃の選考となった。
ビッグ3外しの影響は思わぬところにも波及しそうだ。ブラジル、ベルギーとの2試合を中継するテレビ朝日系の関係者は「知名度が抜群の選手がいないのは正直かなり厳しい。本田や香川クラスの選手は調子が悪かったり出番が少なかったとしても、視聴者は『今回はどうなのか』と少なくとも“興味”を持つ。相手がブラジルのようなスター軍団ならなおさら関心を引く。それがいないとなると…」とため息まじりに語る。
ただでさえ人気低迷が深刻なハリルジャパンだが、本田と岡崎が不在だった10月シリーズの平均視聴率は日本テレビ系で中継されたニュージーランド戦が13・2%、TBS系で放送されたハイチ戦が12・2%といずれも大苦戦。またハイチ戦ではチケットが大量に売れ残り、ハリルホジッチ監督が「まだチケットが余っている。まだまだたくさんのサポーターが必要だ」と異例の呼びかけを行う事態にもなった。
今回はさらに10番を背負う人気選手の香川までがメンバーから外れただけに、ハリルジャパンの不人気ぶりに拍車がかかることは必至。スター軍団のブラジルとの一戦は本来ならば「ドル箱カード」のはずだが、中継局の関係者は危機的な現状に今から気をもんでいるのだ。世界屈指の強豪と対戦するハリルジャパンは視聴率争いでも苦戦は免れそうにない。
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
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