ジャニーズ、香取ら3人の『72時間テレビ』放送中止を要求…テレ朝が拒否
「CULEN HP」より
9月にジャニーズ事務所を退所した元SMAPメンバーは、公式サイト「新しい地図」を開設したのを皮切りに、草なぎ剛はYouTube、稲垣吾郎はブログ、香取慎吾はインスタグラムを開始、さらに香取は「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」展で作家デビューするなど、個性溢れる活動を展開している。今月16日には、3人が出演する映画を製作することも発表された。
そんなファンの期待に応える3人の活動のなかで今最も注目を集めているのが、11月2日から3日間通しで生放送されるインターネットテレビ番組『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV)だ。内容は、「丸々3日間、視聴者の皆さんの声にホンネで応えていきます」というもので、ファンのみならず多くの人々の関心を集めている。
香取ら3人はジャニーズを退所後、元SMAPマネージャーの飯島三智氏が代表を務める新事務所CULEN(カレン)に所属し、ネットを積極的に活用して展開を広げている。大手芸能事務所関係者が語る。
「さすが飯島さん、お見事です。ジャニーズが避けて通ってきたネットを駆使するという手法はお見事です。芸能人の新たな活動スタイルとして、業界でも多くの人が興味を持って注視しています」
しかし、有力芸能事務所であるジャニーズだけに、静かに指をくわえて眺めているだけではないようだ。AbemaTVは、2016年にサイバーエージェントとテレビ朝日が出資して設立したインターネットテレビ局で、番組制作のノウハウに関しては基本的にテレビ朝日側が主導している。AbemaTVの内情を知る関係者が明かす。
「ジャニーズ上層部が、テレビ朝日上層部に『72時間~』の放送中止を直訴したのです。退所組3人を起用して話題をさらっていることが気に入らないということだけでなく、生放送とあっては3人が何をしゃべるか、ハラハラして仕方がないのでしょう。テレ朝はジャニーズの東山紀之がキャスターを務めたり、『テレビ朝夏祭り』ではジャニーズJr.が出演したりしていますが、それを逆手にとったのです。しかし、すでに大々的にメディアに取り上げられ放送に向け準備が進められているので、さすがにテレ朝社長一人の権限で放送中止というわけにはいきません。それに、実際はテレ朝との関係を切られて困るのは、ジャニーズのほうでしょう。妥協案としてテレ朝は、『72時間~』の宣伝になるようなことは行わず、ニュースとして扱うこともしないという約束をしたようです」
3人の退所に際しジャニーズのジャニー喜多川社長は、「どのような立場になろうとも、彼らを想う気持ちに変わりはありません」と餞(はなむけ)のコメントを発表したが、その言葉は嘘だったのだろうか。
(文=編集部)