オスプレイの事故率 過去最高に

オスプレイの事故率 過去最高に
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去年、沖縄本島の沖合で大破する事故などを起こしたアメリカ海兵隊の輸送機オスプレイについて、防衛省が事故の状況を問い合わせたところ最も重大な「クラスA」の事故率がこれまでで最も高くなっていることがわかりました。
防衛省は、アメリカ海兵隊の輸送機オスプレイについて、乗員が死亡したり機体が大破したりした「クラスA」の事故の状況をアメリカ国防総省に問い合わせ、このほど回答がありました。

それによりますと、飛行時間10万時間当たりの事故件数=事故率はことし9月末の時点で3.27で、防衛省が把握している範囲でこれまでで最も高くなったということです。

防衛省が把握している事故率はオスプレイが沖縄に配備された2012年以降のデータで、配備が始まる2012年9月末の時点では1.65、去年は2.62でした。

また、アメリカ海兵隊が運用する航空機全体のことし9月末時点の事故率は2.72で、オスプレイの事故率は全体に比べても高くなっています。

オスプレイをめぐっては、この1年のクラスAの事故として、去年12月に沖縄本島の沖合で大破したほか、オーストラリアとシリアで墜落事故が起きていますが、このほかにもことし8月に大分空港に緊急着陸するケースなどがありました。

防衛省は「事故率は目安の1つであり、機体の安全性は問題なく、安全な飛行は可能だと判断している」と説明しています。

防衛相「安全な運航を求める」

小野寺防衛大臣は8日夜、東京都内で記者団に対し、「アメリカ側からは、最近の事故は厳しい安全保障環境の中で、厳しい訓練や運用が続いていることも要因ではないかという説明を受けている。安全保障環境が厳しくても、安全な運航が大事だということをアメリカ側には求めていきたい」と述べました。

そのうえで小野寺大臣は陸上自衛隊のオスプレイの配備計画について、「私どもとしては大変有効な航空機だと思っており、装備としての導入の予定に変更はない」と述べ、計画どおり進める考えを示しました。

オスプレイの事故率 過去最高に

去年、沖縄本島の沖合で大破する事故などを起こしたアメリカ海兵隊の輸送機オスプレイについて、防衛省が事故の状況を問い合わせたところ最も重大な「クラスA」の事故率がこれまでで最も高くなっていることがわかりました。

防衛省は、アメリカ海兵隊の輸送機オスプレイについて、乗員が死亡したり機体が大破したりした「クラスA」の事故の状況をアメリカ国防総省に問い合わせ、このほど回答がありました。

それによりますと、飛行時間10万時間当たりの事故件数=事故率はことし9月末の時点で3.27で、防衛省が把握している範囲でこれまでで最も高くなったということです。

防衛省が把握している事故率はオスプレイが沖縄に配備された2012年以降のデータで、配備が始まる2012年9月末の時点では1.65、去年は2.62でした。

また、アメリカ海兵隊が運用する航空機全体のことし9月末時点の事故率は2.72で、オスプレイの事故率は全体に比べても高くなっています。

オスプレイをめぐっては、この1年のクラスAの事故として、去年12月に沖縄本島の沖合で大破したほか、オーストラリアとシリアで墜落事故が起きていますが、このほかにもことし8月に大分空港に緊急着陸するケースなどがありました。

防衛省は「事故率は目安の1つであり、機体の安全性は問題なく、安全な飛行は可能だと判断している」と説明しています。

防衛相「安全な運航を求める」

小野寺防衛大臣は8日夜、東京都内で記者団に対し、「アメリカ側からは、最近の事故は厳しい安全保障環境の中で、厳しい訓練や運用が続いていることも要因ではないかという説明を受けている。安全保障環境が厳しくても、安全な運航が大事だということをアメリカ側には求めていきたい」と述べました。

そのうえで小野寺大臣は陸上自衛隊のオスプレイの配備計画について、「私どもとしては大変有効な航空機だと思っており、装備としての導入の予定に変更はない」と述べ、計画どおり進める考えを示しました。