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富山新聞

冬の到来に備え、ラッセル車を点検する職員=富山市上赤江

ラッセル車万全 あいの風鉄道、冬本番に備え試運転

2017/11/09 02:50

 あいの風とやま鉄道は8日、富山市上赤江の富山貨物駅で線路上の除雪を行うラッセル車の点検と試運転を行い、本格的な冬の到来に備えた。

 

 職員が雪を線路外に押し出すウイングや、線路の間にたまった雪をかき出すフランジャーが正常に動くか調べた。糸魚川駅までの往復約150キロ区間で試運転し、除雪の標識などを確認した。

 

 あいの風とやま鉄道は、境川(朝日町)から倶利伽羅トンネル(小矢部市)までの100・1キロを担当し、線路上に20センチ以上の積雪が予想される際にラッセル車を動かす。昨年は出動がなく、池上裕二施設課係長は「いつでも万全の体制で列車を走らせられるよう、社員一丸となって準備を進める」と話した。

 

 8日の富山県内は、前線を伴った低気圧の影響で雲が広がり、一時雨となった。南から暖かい空気が入り込んで気温が上がり、最高気温は富山市で21・7度と10月中旬、高岡市伏木で22・0度と同上旬並みとなった。