こんにちは、たけのこです。
実家に帰ったら庭で小豆を干していました。
毎年この時期になるとよく見る光景です。
祖母が和菓子屋さんで務めていたこともあり、実家では家で取れた小豆を使ってあんこをよく作ります。
これがめちゃくちゃ美味しいんです。
味も香りも市販のものと比べ物になりません。
学生のころは丼ぶりにあんこを入れて、抱えながら食べていたものです。
手作りあんこ食べたら、もう市販のあんこ食べれなくなりますよ。
ということで、今回は小豆の栄養とあんこの作り方を紹介したいと思います。
小豆であんこを手作り。小豆の健康・美容効果が凄い!
小豆の栄養が凄い!ゴボウよりも食物繊維が豊富?
和菓子に欠かせない小豆ですが、実は栄養たっぷりで健康・美容に凄く効果があります。
小豆ポリフェノールでアンチエイジング
小豆は実はポリフェノールが多い食品なんです。
なんでも、赤ワインやチョコレートよりもたっぷりポリフェノールが含まれているんだとか。
ポリフェノールは、活性酸素を抑える抗酸化作用や高血圧の予防
に効果があるといわれています。
小豆はゴボウより食物繊維が豊富!
食物繊維が多い野菜といえば、ゴボウが話題にあがります。
ゴボウには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれており、便秘改善や血糖値の上昇、コレステロールの排出に効果があるといわれています。
ゴボウは食物繊維の王様。
かと思いきや、なんと小豆は食物繊維の総量ではゴボウの約3倍含まれているんです。
必須アミノ酸バランスも高い!
必須アミノ酸が含まれるバランスを表した数値のアミノ酸スコア。
100が最高で、小豆は82となっています。
この数値は大豆には負けてしまいますが、数値としては高いです。
因みに玄米は68ですから、玄米よりもアミノ酸スコアが高いことになります。
ビタミンBにミネラルも豊富!
ビタミンB群は糖や脂質をエネルギーに変える作用があり、肌の調子を整えてくれます。
他にも亜鉛や鉄分、カリウム、カルシウムも豊富なので、女性には嬉しい栄養素がしっかりとれてしまいます。
日本人に馴染み深い小豆ですが、実は優秀な食品だったんですね。
あんこ手作りします!
あんこってあまり家で作られないかもしれないですが、作り方は凄く簡単なんです。
それでいて美味しく、健康・美容にも良いということで是非ご家庭で作って頂きたいのです。
材料は小豆と砂糖だけ。
分量は1:1なので、小豆が100gだったら砂糖も100g入れてください。
砂糖が多く感じるかもしれませんが、保存性を高めるためにはこのくらい必要です。
作ったら数日のうちに食べちゃうという方は、少し減らしてもいいかもしれません。
①軽く水洗い
まずは軽く水洗いしてください。そんなに汚れているものじゃないので、さっとで大丈夫です。
②渋抜き
渋抜きは鍋に小豆を入れ、ひたひたになるくらい水を加えます。
そして一度沸騰させて、20分ほど放置し、水を切ります。
以上です。
少し食べやすくするために渋抜きをしますが、あまりやりすぎるとポリフェノールが抜けちゃいますので、もったいない。
気にならない方は渋抜きを飛ばして大丈夫です。
③鍋で煮込む
渋抜き後は豆が柔らかくなるまで煮込みます。
圧力鍋があると早く煮えるのでおすすめ。
15分の加圧でだいたい柔らかくなりますよ。
蓋を開けたらこんな感じ。
小豆の色が水に溶けだして、見た目も香りもあんこです。
この時、豆が指で簡単に潰れるくらいまで煮てください。
こんな感じ。
この煮加減で最後の仕上がりが決まります。
砂糖を入れた後には豆は柔らかくなりませんので、全部の豆が柔らかくなるまで煮るよう注意してくださいね。
私の場合、圧力鍋で加圧した後、少し硬い子がいたのでもう一度沸騰させて煮ました。
④砂糖を加えて水気を調整
最後に鍋へ小豆と同量の砂糖を加えて、お好みの水分量になるまで水気を飛ばします。
これで粒あんの出来上がり。
粒あんが苦手という方はザルで小豆をつぶして、布でこせばこしあんになります。
でも皮や汁にも栄養があるので、こしあんはあまりおすすめしません。
このあたりはお好みでどうぞ。
あんトーストが絶品!是非ご家庭で作ってみてください!
我が家ではそのまま食べるだけでなく、たっぷり食パンにのっけて、あんトーストにしました。
もう我ながら絶品です。
これにバターのっけても最高ですね。
あんこは冷蔵庫に入れておけば、それなりに日持ちしますが、放置しすぎるとカビが生えたりします。少量で細かく作ってもいいですし、たくさん作ったら直ぐ食べる分残して冷凍させるといいですよ。
冷凍させるとあずきバーみたいになるので、解凍せずそのまま食べても美味しいかも。
ただ凄く硬くなるので、歯が折れないようにだけ注意です。
是非、あなたのご家庭でも小豆からあんこを作ってみてください。
おやつやデザート、ご飯のお供としてもおすすめですし、何より簡単で美味しくできますよ。