私は地元の吹奏楽団に所属していまして、先日地元のお祭りで演奏してきました。
この楽団は、完全なる趣味の集団ですが、練習は週2回各2時間やっています。
ステージは自分たちがホールを借りて主催する演奏会が年2回、他に、地域の文化祭やお祭りや施設の慰問を含めると年10回くらいあります。
ホールで開催する演奏会はプロの司会の方にお願いをしていますが、それ以外のステージではメンバーが交代で、自分たちの曲紹介などをしています。
そして私は、地元のお祭りの演奏にて、2年ぶりくらいに曲紹介をしました。
人前で話すのは苦手だった
人前で話すということは、「積極的にしたい」とか「大好き」という人は、まあどちらかといえば少ないんじゃないかと思いますが、大人になると、仕事などで人前で話したりプレゼンしなくてはいけない機会に遭遇したりもしますよね。
私もできればそんなことは避けて生きていきたいと思っていましたが、この年になって改めて音楽イベントをやりたい!と思ったときに、やっぱり自分が人前で伝えたいことを話す時間は少しでも設けるべきだし、そんな時に緊張せずにちゃんと伝えたいことを伝えられるようになりたいと思っていました。
一所懸命暗記しても忘れてしまう
先日のお祭りからちょうど2年前に、町の文化祭で吹奏楽団の演奏があり、この時初めて曲紹介をしました。
その時はたぶん5曲くらい演奏したと思うのですが、各曲の間に、
~この曲は○○さんが歌っていて○○の主題歌で、今日の○○な雰囲気に合うと思って~
といったことや、楽団の紹介とか自分たちの次のステージはいつだとか、そういうことを曲と曲の間に2分くらい喋るというものでした。
町の文化祭は発表会みたいなものなので、これを紙を見ながら喋っても別に全然構わないのですが、何も見ないで喋ったほうがかっこいいよな~と思って一所懸命暗記しました!
でも、当日念のために原稿は手元に置いておこうと思ったら、結局緊張して最初から最後まで原稿を読んでしまったんですよね。。。。
sponsored link
「なぜ忘れるのか?覚えるから忘れるんだ!覚えるな!」
先日ラジオで聞いた、とある落語家の方のお言葉です。
一瞬、分かるような分からないような気持ちになるのですが、要はこういうことですね。
私が2年前の文化祭で喋った時は、用意した原稿を一言一句間違えず完璧に暗記しようとしていたんですよね。
でも、伝えるべきポイント(曲名や、どんな曲かということなど)だけを押さえていれば、言い回しとかは別になんでもいいんですよね。
そして、曲のデータ的なことは、演奏している曲なんだから元々頭に入っているし、だから今回のお祭りでは、ただそのポイントだけを押さえて、時間を測りながら喋る練習をしました。
細かい言い回しは毎回違ったりするけれど、時間内に言うべきことが収まっていればOK!という練習を繰り返していたら、当日も練習通りにすんなり喋ることができました!
いちおうポイントだけを書いたメモも用意していましたが、全く必要ありませんでした。いろんな人にお褒めの言葉もいただきました。よかったヽ(;▽;)ノ
ただ、終盤早口になってしまったので、ゆっくり喋れるようになるのが課題です。。
好きなことを話すということ
20代の頃東京のライブハウスでイベントをやっていた時は、自分が主催していても自分が人前で喋るということはほとんどしていませんでした。
だけど、その時からだいたい10年くらい経った去年思ったのは、なんで自分が好きな人に出てもらってその人たちを知ってもらいたくて主催しているのに、自分がちゃんと喋って紹介をしたりしなかったんだろうということでした。
なので、去年初めて山梨でイベントをしたときから、ものすごく苦手だけど司会的なことをやろうと思いました。
でもやってみたら、自分が好きな人のことを話すことって何を暗記する必要もないし、例えばプロの司会を頼んだとしても、その人よりも自分の方が、出演する人を「好き」という気持ちは絶対に強いわけだから、やっぱりたどたどしくても、自分が話すべきだなあと、そして思ったよりも緊張しないなあということも分かりました。
これが、“一言一句間違えられない原稿を完璧に暗記してそれを喋る”ということになると、全然話は違ってきますけど。
そして最近始めたRadiotalkというアプリもちょっと役に立っているかなあと思いました。
このアプリでは、電話をする時のスタイルでMAX12分の自分の番組を収録して、アプリ内で即配信できます。これは、誰が自分の番組を聴いているのか全く分からないという、あまりモチベーションの上がらないアプリなのですが、私はとりあえず14回配信しました。
とりあえず14回自分の決めたテーマに沿って話しています。最初原稿を用意して読んでいましたが、途中からフリーでも喋れそうと思って、原稿を書くのもやめました。
それを自分で聞くのも結構勉強になりました。私はよく聞き取れない単語を結構な頻度で発しているなあとか、結構喋り方が冷たいなあとか、録音しないと全然気づきませんでした。
当たり前だけれど、何でも場数をこなすこと
自分が、「この人はなんて話が上手いんだろう」と思う人もよく言っていたのが「最初は全然上手く喋れなかったけど数をこなして喋れるようになった」っていうことなんですよね。
津田大介さんとか、かさこさんとか、あ、佐々木典士さんも何かに書いていた気がします。
勿論自分はそんな境地にはまだまだ遠いけれど、やれば確実に上達するということが分かりました!
未だ自分の声は好きにはなれないのですが、いつか憧れの人たちのようになれるよう、これからも練習して、人前で喋る機会があれば、積極的に話そうと思いました。