イクメン陸マイラーの、家族を旅行に連れてって!!

自称イクメンが、陸でマイルをせっせと貯めて、安くあわよくばタダで沖縄などに家族旅行で行く記録。絵本の読み聞かせや、子連れレジャーについてのイクメン独自情報もあり。世の中の全ての父親の為に。

てるみくらぶ社長タイーホ!彼らが奪ったものはお金だけではない。旅行を楽しみにしていた気持ちすら奪った。その罪は果てしなく重い!!

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目次

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今年3月に格安旅行会社のてるみくらぶが経営破綻しました。

151億という巨額の負債を抱え潰れたのは、常に旅行の話題が出ている陸マイラー界隈でもそれなりに話題になりましたね。

あれから8ヶ月、喉元は完全に過ぎ去り、半ば忘れかけていた今日この頃でしたが、ついに社長の山田千賀子容疑者が逮捕されました。

しかしこの破綻劇、単にお金のだけの話ではないのが悲しいところです。

 

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嘘で塗り固められた経営ゴッコ

2014年9月期から、既に債務超過の状態に陥っていたと明らかになったわけですが、実に3年近くもの間、利用者を騙し続けていた事になります。

 

それ以前の2013年からは既に粉飾決算に手を染めていたということで、まずは銀行を騙していた事になります。

 

この時点で既に経営とは呼べず、いかにキャッシュフローを回すかだけに焦点が絞られ、いわゆるチャリンカー状態だったという事です。

 

焦点が後ろ向きになった時点で、顧客目線などという概念は吹っ飛んでしまっているのは明白であり、旅行を楽しみにしていた多くの顧客を裏切り続けていた罪は大きいです。

 

被害総額は99億超と巨額

この程度の規模の旅行会社にしては、被害総額が大きくてびっくりしました。

東京商工リサーチの調べなどによると、平均で27万円、最高だと約430万円の損害を被った客もいるそうです。

 

430万!?どこに行けばそうなるのかって思うでしょうけど、近年豪華クルーズ船での世界一周なんてのも流行っているので、そのようなツアーであればまだ安い方です。

大手旅行会社であれば、一人700万〜なんていうのもザラですから。

 

安かろうは悪かろうなのか

結果的には、そうなってしまったのは悲しいところです。

 

旅行会社が在庫として仕入れてくる際、やはり規模の原理は働きます。JTBやH.I.Sなどの最大手であれば、航空会社やホテルへの仕入れ圧力もある程度かける事ができるでしょう。

 

それが中堅以下になると、かなり厳しくなります。

近年、日本旅行と近畿日本ツーリストの合併破談などがありましたが、それぞれ経営環境が悪化していて巷ではそろそろやばいとまで言われていました。合併交渉は、仕入れコストの削減が目的の一つだったのは確かでしょう。

結局テロなどの外部環境のさらなる悪化で合併破談となり、個々で自助努力をする事で今に至っています。しかし、今後中堅どころの再編は起きそうですね。

 

圧倒的な売上高を誇るJTBを始めとした大手は、もはや個人旅行での売り上げだけが主体ではなくなっています。

どこかの記事で、旅行代理店の終わりの始まりなんてエントリーがありましたが、おそらく中小での経験談だと思いますので全く参考になりませんでした。

 

こう言う業界環境の中で、てるみくらぶの様な格安旅行会社は生き残りにのみフォーカスがあたり、本来追求すべき顧客満足度の追求は、裏では置き去りにされていたのでしょう。

チャリンカーにそんな余裕はありませんから。

結果として、安かろう悪かろうに繋がってしまうのは仕方のないところでしょう。

 

債権回収はほぼ不可能

被害者救済は、現実的に不可能です。JATAの弁済業務保証金の上限は1.2億円で、被害総額は99億円です。全く足りないのは、幼児でもわかるレベルです。

てるみくらぶの役員に隠し資産があったとしても、まず99億なんて金額をかき集めるのは不可能でしょうし。

 

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現金支払いが一番被害を被る

当時、こんなエントリーを書いていました。 

単純に知りたかったので、自分が持っているカードについて色々聞きまくっていただけですが、それなりに役に立てたようでした。

 

その後Twitterや各種掲示板での状況を見ていると、どうやらクレジットカード各社の対応で、支払い停止や返金に至ったという喜びの声が上がってきてるのを目にする様になりましたね。

一方今でも悲痛な叫びをあげているのが、いわゆる現金支払い組になります。

クレジットカードはその名の通り、クレジット(信用)を元にクレジットカード会社がまず立て替えます。

消費者は旅行商品を購入し、帰ってくるまでが一つの商品との捉える事ができます。今回問題となった支払い済みで行く前に破綻して行けなくなった場合、これは購入した商品が不完全だったとも言えなくはないです。

厳密に言うと、カード会社が被る理由は特にないのですが、社会的影響を気にしたのでしょうか次々に弁済措置を講じてきたのを見ると、高額であればあるほどクレジットカードを利用すべきと言う結論になります。

 

残念ながら現金払いの人は、救済するお財布も裏付けもないので、訴訟なりするにしても自分達でやるしかないでしょうね。

 

彼らが奪ったものはお金だけではない

てるみくらぶが破綻した時、まず帰ってこれるのか返金されるのかが問題となり、当ブログのエントリーも拡散されました。

 

しかし、本来彼らが奪ったものは物質的なお金ではなく、旅行を楽しみにしていた人たちの気持ちだったのです。

 

親孝行の為に両親へプレゼントをしたり、たまの長期休みを利用しての家族旅行、また気の合う仲間達との旅行などなど・・・。

旅行は思いついた時から始まっているんです。そこには金額の大小は関係なく、旅に出るワクワクと非日常での体験の共有を通じて、色々な経験をして絆を深めて帰ってくるんです。

 

彼らが奪ったのは、その全てなんですよ。

その罪は果てしなく大きいです。

 

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まとめ

等ブログでは、家族旅行を主体にお得に旅をする一家の物語をネタとしています。

多少?いや、かなりゲスい記事もあったりしますが、基本的に自分が実践してきて体験してきたお得な情報を元に書いているつもりです。間違いは指摘してくださいね。

 

旅行が好きで、家族が増えてもっと好きになり、けどお金はかかるのはなんとかしたかったと言うのが始まりです。

安く快適に家族旅行に行きたいのは誰でも思うところですが、てるみくらぶの様な悪質な格安旅行会社は迷惑千万です。

 

同じく格安を謳う旅行会社でも、健全な会社はいくらでもあると思っています。様々な選択肢があってこそ、旅行を選ぶ楽しみも増えるんです。

今となって思うのは、一体あの事件は何だったのだろう?と言う事でしょうか。

第二第三のてるみくらぶが出現しないよう、願うばかりです。

 

ではでは。

 

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