11月8日、アマゾンジャパンがクラウドベースの音声アシスタント「Alexa」の日本上陸を発表した。Alexa搭載のスマートスピーカー「Amazon Echo」も来週に出荷を開始。既に発売中の「Google Home」、LINEの「Clova WAVE」に加え、AIスピーカー競争が激化しそうだ。
今話題の「スマートスピーカー」はわれわれの生活をどう変えていくのか。Google、Amazon、LINEなど各社が参入する「スマスピ」事情をさまざまな角度から紹介していきます。
Alexaの日本語対応発表と同タイミングで、各企業も続々とAlexa連携の製品・サービスを発表。各社が提供するAlexaの「スキル」(サービスや機能)は現時点で265個にも上る。ITmediaもこの波に乗り、ニュース記事読み上げサービスを開始。ITmedia NEWS、ITmedia Mobile、ITmedia PC USER、ITmedia LifeStyle、ITmedia ビジネスオンラインの5媒体で対象記事の音声ニュースを提供する。
ニュース記事の読み上げサービスは大手新聞社やテレビ局なども次々対応。メディア以外も、家電メーカーなどが家電リモコンスキルを用意したり、Alexa搭載スピーカーを発表するなど、国内でも対応機器が増えつつある。
Alexaの日本上陸で、私たちの生活はどう変わるのか。各社が発表したAlexaの「スキル」をざっくりと分類して紹介したい。
既にGoogle Homeなどを利用しているユーザーにとってはおなじみの機能である「ニュースの読み上げ」機能。Alexa搭載デバイスに「アレクサ、今日のニュースを教えて」と呼び掛けると、対象ニュースを音声で読み上げてくれる。
Alexaがニュースの読み上げに対応する主なメディアは以下の通り。
このほか、インターネットテレビ局「AbemaTV」が、番組情報や番組検索などを音声でサポートするスキルを提供する。
照明、テレビ、エアコンを操作したり、玄関の鍵を閉めたりといった「スマートホーム」の実現にも一役買ってくれる。
例えば、ロボット掃除機「ルンバ」のWi-Fiモデルに「アレクサ、ルンバを使って掃除機して」と言うとルンバが動き出す、フィリップスのLED照明「Hue」に「アレクサ、明かりをつけて」と言うと明かりがつく──といった具合だ。
Alexa対応する主な家電、周辺機器は以下の通り。
ルンバやHueは、Google Homeとも連携する。
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