昨日の早稲田の講演会での話の一部をココに記しておきまーす。
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お客さんに届けたい(売りたい)商品があったとして、作り手(売り手)は誰よりも、その商品の価値を把握しておかなきゃいけないよね?

でもって、商品の価値は時代や環境によって変動するわけじゃん?
缶ジュースの値段は、20年前と今とでは違うし、地上と山上でも違う。

芸人でいう『M-1グランプリ』で例えると、『M-1グランプリ』は時代によって価値が変わる。

あまり見られていない時代もあれば、
たくさんの人に見られている時代もある。
あまり見られていないけれど、しかし、そこでの結果が仕事のオファーに直結する時代もあれば、
たくさんの人に見られているけれど、しかし、そこでの結果は、あくまで「その日の結果」として、後々の仕事に繋がらない時代もある。

M-1グランプリに時間を割くことで、大きな見返りがある時代もあれば、
時間を割いたわりに、見返りの少ない時代もある、という話。

これが、同業者やファンだけ…つまり『お笑い』という国の国民だけで肩を寄せ合って語り合っていると、M-1グランプリの価値の変動に気がつきにくい。
一番見返りがあった時代の幻影を追い、「芸人である以上、M-1グランプリの頂点を目指すもの!」と信じて疑わない身体になる。

現時点での自国の産業(商品)の価値を知るには、他国と貿易することが大切で、
いつまでたっても居心地の良い同業者同士で集まっているヤツは、悲しいかな、自分が持っている商品の価値が分からなくなって、今、どの商品を、どれぐらいの配分で持てばいいのかが分からなくなる。

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