難民受入先進国があまりにもデタラメ過ぎる件 (1)
仕事で忙殺されている合間にどうにか更新しようともがいています。どうか読んで下さっている皆さんは気長にお付き合いいただければ幸いです。m (_ _) m
さて、今日は、「難民受入先進国」がやっていることがいかに支離滅裂かをご紹介します。
(ご多分にもれず、あの燦然と輝く人権原理主義国「イギリス・ドイツ・スウェーデン」を題材として、3本シリーズを構想しています。)
まずイギリスから。
不法入国ナンミン→即座に寝泊り、食事、小遣い支給 / 障害をもつネイティブ→「さっさと働け」/ 母がオーストラリア生まれのネイティブ青年「住民としての要件がない。強制送還ね」(????)
イギリスは、「ゆりかごから墓場まで」という手厚い制度を誇る高福祉国家だそうですが、近年、主に障害者福祉の分野において、これが揺らぎ始めているようです。
近年では予算削減のため障害者への手当が大幅にカットされ、かといって自立もできず将来を悲観した障碍者の自殺が相次いでいるということなのです。
ふう~む。。。
障害を持つひとたちへのこの扱いは、随分不釣合いに見えます。
で、最近入ってきたニュースでは、視覚障害(盲目)に加えて複数の疾病を抱えた女性が、ケースワーカーから「仕事に復帰しなさい」と言われた、ということです。
Newcastle 在住、62歳の Hazel さんは、生まれ着いての盲目に加え糖尿病、てんかん、変形性関節症をわずらっており、外出や、お茶を入れるといった作業さえ一人ではできない状態にあるのにもかかわらず、行政から、「仕事に適している」と判断され、福祉手当を減額されました。
現在彼女は、定期的に職業コーチと面談し、「どのようにして仕事に戻るか」を話し合うよう義務付けられています。
2年前、労働年金省は彼女が仕事に戻れると主張し、裁判で争った結果 Hazel さん勝訴。
今回の措置で、Hazel さんは二度目の訴訟に訴えています。行政は、彼女に対する訴状に点字の文書を添えることさえしないと Hazel さんは憤っています。
それにしても思うのですが。
第三世界から勝手に入ってきた身元不詳の移民→「すぐにホテル住まいさせてあげる。食事タダ、小遣い支給、そのうえ審査中行動の自由保障します。」
「ハイジャック犯でも、住まわせてあげます。」
ネイティブの障害者女性→「早く働けオラ」
こんなものがまともな国だと思えますか?
しかも、これとは別に、ほとんど冗談かと思うような事例さえ発生しています。
イギリス・白人国民の「強制送還」に着手
ネイティブイギリス人青年が、母親の出生地がオーストラリアであった、ということを理由として、なんと「強制送還」の危機にさらされているというのです。
Shane Ridge 青年は、イギリス生まれイギリス免許証保持、イギリス人の両親を持つイギリス人(白人)なのに、英国内務省から国外追放の脅しを受けているそうです。
この21歳の男性は、生まれたときからイギリスに居住し、人種的にイギリス人でありイギリス市民でしたが、
内務省は、彼の曾祖母が休暇中オーストラリアで彼の母親を生んだという理由で、彼はオーストラリアで生活すべきだと考えています。
祖母も、母親ももちろん人種的にイギリス人です。
Ridge氏はイギリスで生まれGCSE試験をイギリスで受け、イギリスの運転免許を持ち、納税し、やはりイギリス人ガールフレンドであるJodieとの合同銀行口座を持っています。英語だけが彼の知る唯一の言語であって、選挙人名簿にも載っているというのです。
政府は彼に警告の手紙を送り、銀行口座の閉鎖、運転免許の取消と国民健康サービスへのアクセスを拒否されると通達しています。
移民担当官は、パキスタン、インド、アフガニスタンその他のアジアや中東から来た怪しげな移民はあれやこれや理由をつけて送還しないのに、ネイティブのイギリス人白人男性という、社会正義運動が決して支援デモをすることのない人々に照準を合わせ始めたというわけです。
いったいぜんたいどうなっているのでしょうか?
繰り返しになりますが、イギリスでは、ただ第三世界から国内に一歩足を踏み入れたというだけで、人権にすみずみまで配慮した、下にもおかない扱いを受けられるのです。それどころか、飛行機をハイジャックしてやってきても難民と認められ居住を許可されますし、挙句の果てに空港で働くことだってできちゃうのです。
さらには、イスラム世界からやってきて、イギリス地元少女を性奴隷のごとく虐待しても大丈夫。何度も裁判妨害をしてどうにか国外退去を防いでくれる心強い弁護士たちも控えています。
で、その反面白人に向かって「母親が、祖母の旅行中豪州で生まれた、だからイギリス人でない、国外退去」?
意味不明・・・・・・・・!!!!!
「人権大国」は無理スジ!
なぜこんなことになったのか、一番の原因は、やはり、「人権原理主義者」の声が大きくなりすぎたというのがあるでしょう。
「人権人権」という界隈の人たちが、本当にすべての人たちの人権のことを真剣に考えているかといえば、多くの場合はそうではありません。
たとえば、アムネスティの「難民受入」アピール広告についてくる賛成コメントをよく読めば分かります。
その中には、受入反対コメントに対して、自らの立場を理論立てて説明することもなく、「ヘイト」「差別」「レイシスト」といった讒言を投げつけ、挙句の果てには「アホ」「俺様にたてつくとはどういうつもりだ」といった、わけのわからない罵倒をする人が必ず出てくるのです。
つまり、このような人たちは、「人権」をキーワードにして、その実、他者に対してマウンティングしたいだけ、と見受けられます。
人権原理主義に取り憑かれると、司法制度はテロリストにもハイジャック犯にもグルーミング・ギャングにも人権を保証しはじめます。だとしたら、イギリス白人にも同じように人権を保証しなければおかしいはずです。ところが、決してそうはならないのです。
でも、「人権原理主義」思想が、真に人権重視に基づいているわけではなく、「マウンティング」と「権力ゲーム」が原動力であると仮定していくと、確かにそうなるのもうなずけるというものです。
(イギリスの労働党は、右派の鼻を明かし打ち負かすことを目的として、国民に内緒で大量移民政策を推進していたことが近年暴露されています。なるほど、大量に移民を導入して選挙権を与えつつ「移民にやさしい」政策を追求すれば、自らの党の支持層は勝手に増えていくのです。以前アメリカで民主党がそのような手法を駆使したと疑われる例を拙ブログで紹介しましたが、イギリスも似たり寄ったりだったといえそうです。)
「人権原理主義」は、美しい外面を装いつつも、もともとがあくなき権力欲と、反対者への排除・憎しみを伴う、きわめて排他的な思想です。
その極限が「ネイティブへの虐待と排除」という形をとって現れるのはある意味当然ではないでしょうか。
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