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【格闘技】

48歳 望月成晃が初防衛に成功

2017年11月8日 紙面から

豪快な三角蹴りを決める望月=エディオンアリーナ大阪で

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 ドラゴンゲート史上最年長の48歳でオープン・ザ・ドリームゲート王者になった望月成晃の初防衛戦が3日、エディオンアリーナ大阪大会であり、元ジミーズの横須賀ススム(39)を23分40秒、顔面へのローキックでKOした。軍団抗争などのしがらみがない、ベテラン同士の力と技のぶつかり合いに、5500人(超満員札止め)の観客は沸き返った。

 48歳と史上最年長で王者になった望月、6年間続いた人気ユニットのジミーズを解散させ、その最初の大仕事となった横須賀。両者はそれぞれ思惑を抱えてリングに上がった。

 横須賀のセコンドには、ジミーズの同僚だった堀口元気らの姿も。そのゲキを受けながら、横須賀は王者の脚に狙いを搾り、執拗(しつよう)に足4の字固めを狙った。だが、「史上最年長初防衛」を狙う望月は、空手仕込みのキックでピンチを再三脱出。相手のお株を奪うラリアットや豪快な三角蹴りでペースをつかみ、動けなくなった横須賀の左右側頭部にキック、かかと落とし、右ハイキックと追い打ち。そして、痛烈な顔面蹴りで引導を渡した。

 ドリームゲート王座には望月が通算3度、横須賀は2度就いているが、両者によるタイトル戦は初めて。望月は「お互いに年をとったが、おまえとやれてよかった。おまえはそう遠くない将来、3度目があるだろう。その時は、俺が初防衛戦の相手になってやる」と宣言した。

 これに対し、横須賀も「ぼくの中にはまだ、ジミーズ時代のジミー・ススムが残っていたが、望月さんがどこかに蹴り飛ばしてくれた。ぼくも48歳になる直前に、もう1度ドリームゲート王座を取る」と約束。若手の台頭が激しい団体内にあって、ベテランの存在感を見せつけた。 (大西洋和)

 

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