2017年9月17日に発表されたiPhone8,8Plus,Xの3機種がついに発売されました!

今でも買おうかどうか迷っている人は多いのではないでしょうか。

この記事ではその悩みを吹っ飛ばすくらい詳しくそれぞれの機種について比較しています!

特にiPhoneXは人気が高くてどれだけ早く予約するかで自分の手元に届く日程にも影響がでてきます。

今回発表されたiPhoneについて

  • スペック
  • デザイン
  • 各キャリアの月額料金

についてどこよりも詳しく解説しています!

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1.iPhoneXとiPhone8の違いを徹底比較!

①本体価格はAppleが一番安い!8とXの差は約3万6,000円

キャリア 容量 iPhoneX iPhone8 Plus iPhone8
Apple 64G 12万1,824円 9万6,984円 8万5,104円
256G 14万184円 11万5,344円 10万3,464円
docomo 64G 12万5,064円 10万440円 8万8,776円
256G 14万3,856円 11万8,584円 10万6,920円
au 64G 12万8,160円 10万3,200円 9万1,440円
256G 14万6,400円 12万1,680円 10万9,680円
SoftBank 64G 13万1,040円 10万6,080円 9万4320円
256G 14万9,280円 12万4,560円 11万2560円

価格差は各キャリアでも概ね同じです。

  • iPhone8とiPhone8 Plus
    =価格差約1万2,000円
  • iPhone8 PlusとiPhoneX
    =価格差約2万5,000円
  • iPhone8とiPhoneX
    =価格差約3万6,000円

となっています。

本体自体の値段はAppleストアが最も安く、2番目がdocomo、3番目がau、最も高いのがSoftBankとなっています。

それぞれのキャリアのAppleとの価格差は

  • docomo全ての機種
    =Appleより約3,000円高い
  • au全ての機種
    =Appleより約6,000円高い
  • SoftBank全ての機種
    =Appleより約9,000円高い

という価格差になります。

しかしそれぞれのキャリアで購入時のプランによって本体価格が割引になるので、公式で発表されている本体価格は、本体を分割で購入せずに一括で購入する人以外はほとんど参考にしなくてOKです。

②サイズ:8,8Plusは7,6シリーズと同じ!XはiPhoneシリーズ初の規格サイズ!

※左iPhoneX、中央iPhone8 Plus、右iPhone8

機種 iPhoneX iPhone8 Plus iPhone8
サイズ
(幅×高さ)
70.9mm
×
143.6mm
78.1mm
×
158.4mm
67.3mm
×
138.4mm
厚さ 7.7mm 7.5mm 7.3mm
重量 174g 202g 148g
ディスプレイ 5.8インチ 5.5インチ 4.7インチ

iPhone8とiPhone8PlusはそれぞれiPhone7、6シリーズと変わりはありません。

iPhoneXは8と8 Plusの中間くらいのサイズで、今までのiPhoneシリーズにない規格のサイズで、まさに「新機種!」というような感じがします。

昔は「iPhone6 Plusと1,000円札の大きさが同じだ!」ということが話題になったので、イメージとしては、iPhone8 Plusは手のひらが小さい人は持ち辛く、iPhoneXはほとんどの人が片手でサクサク利用できると思って良いでしょう。

本体の重さは缶コーヒー1本が190gなので、イメージとしてはiPhone8Plusが缶コーヒーより思い感じ、iPhoneXが缶コーヒーより少し軽いイメージです。

これから紹介するスペックの機械が、缶コーヒー1本程度の重さと考えると時代の進歩を感じます。

写真、ビデオ、お財布、音楽、メモ、電卓、ゲーム、映画、電話、メール全てが缶コーヒー程度の重さの機械で完了するんです…。

バッグやポケットに入れておくだけで生活を徹底的にサポートしてくれます。

③色:Xは2種類、8、8Plusは3種類

iPhoneX シルバー
スペースグレイ
iPhone8 Plus シルバー
スペースグレイ
ゴールド
iPhone8 シルバー
スペースグレイ
ゴールド

色は上記の通り、iPhoneXが2色、iPhone8と8Plusが3色となっています。

新色が追加されるかは不明ですが、過去のiPhoneを見る限りブラックやピンクゴールド、プロダクトレッドの発売が今後あるかもしれません。

ただし、iPhoneXはフロント画面は全てディスプレイです!

なので、スマホケースなどに収納するのであれば、色は隠れてしまいそうです。

ですが、重要なのは見える見えないに限らず、自分の好きな色を持っていた方が愛着が湧きますよね。

ペイントシールなどを貼る前提で、「どちらが見栄えが良いかな?」などを基準に選ぶのもいいでしょう。

④本体の質感、ボディは航空宇宙産業で使用されているガラスを使用

本体は8,8Plus,X全ての機種で、背面は従来のアルミ筐体からガラスへと変更されています。

何が違うの?というと、従来のアルミ筐体ではアルミの性質上電波を通さないので、画面の上端に白い樹脂のラインを入れる必要がありました。

この樹脂ラインが絶妙にデザインを損ねるネックだったのですが、今回のシリーズから全てガラスに変更することで背面は綺麗で透明感のある質感に仕上がっています。

また、従来のiPhoneはサラサラとして触り心地で、ケース無しの場合ツルッと落としてしまう人が続出していましたが、ガラスではすべらないの手のひらや指でキュッと止まるでフィット感に優れた設計となっています。

「ガラスって落としたら割れるんじゃないの…?」という心配もあるかもしれませんが、

Apple社では「iPhone史上最強のガラスを使用している」と豪語しており、規格は航空宇宙産業で利用されているガラスということでその信頼性がうかがえます。

ボディのデザインに関しては8,8Plusは従来のデザイン同様のボディとなっていますが、iPhoneXでは画面全てがディスプレイで、近未来を感じさせる優雅が曲線を描くボディとなっています。

 

⑤ディスプレイは圧倒的にiPhoneXが高性能!

機種 iPhoneX iPhone8 Plus iPhone8
ディスプレイ 5.8型Super Retina
HDディスプレイ
5.5型Retina
HDディスプレイ
4.7型Retina
HDディスプレイ
解像度 2436×1125ピクセル(458ppi) 1920×1080ピクセル(401ppi) 1334×750ピクセル(326ppi)
コントラスト比 100万:1 1300:1 1400:1
最高輝度 625cd/m2 625cd/m2 625cd/m2

iPhoneXは新ディスプレイ搭載!

iPhone8、8Plusのディスプレイは従来のiPhoneと同じ「Retina HDディスプレイ」ですが、iPhoneXでは新しいディスプレイとなるSuper Retina HDディスプレイ」が採用されています!

Retinaとは日本語で「網膜」を意味していて、その名前の通り画素数が非常に細かくなっており、人間の目では識別できる限界を超えていることから由来しています。

Retinaだけでもスゴいのに、iPhoneXではそれを凌駕するディスプレイが採用されています。

具体的に何が違うのか?というと、従来のディスプレイはIPS液晶というディスプレイで、液晶バックライトで照らすことで画面に表示をします。

しかしSuper Retinaでは特定の有機化合物に電圧をかけることでディスプレイ自体が発光するOLED(有機EL)が採用されており、従来のディスプレイの欠点を革命的に改善してくれます。

従来のディスプレイ Super Retina
HDディスプレイ
・後ろから照らしているのでバックライトが切れると画面が真っ暗になる
・バックライトを仕込むので厚く、重くなる
・バックライトの熱で発熱し、エネルギー効率が悪い
・後ろから画面を照らしているので、完全な黒を再現できないなど、色が鮮やかではない
・バックライトが切れて画面が真っ暗になることがない
・バックライトを仕込む必要がないので薄く、且つ軽量化できる
・バックライトがないので発熱がなくエネルギー効率が良い
・ディスプレイ自体が発光するので色が従来のものより断然鮮やかに再現できる

上記のようにSuper Retinaでは従来のディスプレイの欠点を圧倒的に改善した次世代のディスプレイです。

特にユーザーにとって嬉しいメリットとしてはバックライトが不要なため、発熱せず、重量も軽くなり、バッテリー効率が良くなっていることです!

更に、表を見て分かる通り、iPhoneXのコントラスト比は8、8Plusに比べてズバ抜けて高くなっていて、iPhoneXは8、8Plusより約700倍以上という脅威のコントラスト比を叩き出しています。

コントラスト比とは?
コントラスト比とは、ディスプレイなどの画面の最も明るいポイント(白)と最も暗いポイント(黒)の輝度の比率のことを指します。

例えば、下記はSONYのコントラスト比100万:1のディスプレイ(左)と1,800:1のディスプレイの比較画像です。

まるで本物と見間違うほどのクオリティで、ゲームや動画の迫力が増すことはもちろん、思い出に残したい写真や動画も鮮明に残すことができます。

思い出の写真や動画は結婚式などで使うこともあったり、子供がいる方であれば一生に一度しかない時期の思い出になるので絶対に綺麗に残したいですよね。

このクオリティが利用できるのは現在のところiPhoneXのみです。

⑥カメラの性能はiPhone8PlusとXがデュアルカメラ!

機種 iPhoneX iPhone8 Plus iPhone8
【メインカメラ】
メインカメラ
画素数
1,200万画素
デュアルカメラ
1,200万画素
デュアルカメラ
1,200万画素
メインカメラレンズ 6枚構成レンズ
広角:f1.8
望遠:f2.4
6枚構成レンズ
広角:f1.8
望遠:f2.8
6枚構成レンズ
f1.8
望遠カメラ ×
ズーム機能 最大10倍のデジタルズーム 最大10倍のデジタルズーム 最大5倍のデジタルズーム
ポートレートモード ×
ポートレートライティング
(β版)
×
Live Photo
高色域のキャプチャ
フラッシュとの
スローシンクロ
【インカメラ】
インカメラ画素 700万画素
(1080p HDビデオ)
F2.2
700万画素
(1080p HDビデオ)
F2.2
700万画素
(1080p HDビデオ)
F2.2
ポートレートモード × ×
ポートレートペインティング × ×
アニ文字 × ×
【カメラの性能】
手振れ補正
顔認識機能
パノラマ撮影 最大63メガ
ピクセル
最大63メガ
ピクセル
最大63メガ
ピクセル
【ビデオ撮影】
4Kビデオ撮影 3,840×2,160
24fps・30fps・60fps
HDビデオ撮影 1,080p
30fps・60fps
スローモーションビデオ 120fpsか240fps
手振れ補正 光学式手ぶれ補正
ズーム機能 光学ズーム:2倍
デジタルズーム:6倍
光学ズーム:2倍
デジタルズーム:6倍
×

メインカメラ性能

メインカメラの性能の大きな違いは、iPhoneXとiPhone8 Plusではデュアルカメラが採用されている点です。

iPhoneXとiPhone8 Plusは本体の背面に二つのカメラが備え付けられており、一つは広角レンズ、もう一つは望遠レンズです。

つまり、iPhoneXとiPhone8 Plusでは広角カメラ撮影と望遠カメラ撮影を行なうことができます。

さらにiPhoneXでの望遠では、カメラのF値が2.4となっており、他の2つよりも高性能になっています。

F値とは?
F値が小さいほどレンズは明るく(=レンズを通る光量が多い)、シャッター速度を速くできる。 F値のFとは「焦点の」を意味するfocalから来ている。

f値が小さくなればなるほど、背景がぼけるので、まるでプロが撮影したかのような写真を簡単に撮影することができます。

さらにiPhone8 PlusとiPhoneXにはiPhone7 Plusに追加された「ポートレートモード」が利用できるようになっています。

ポートレートモードでは意図的に背景をぼかすことで誰でも簡単にモデルの写真集に載っているような写真を撮影することができます。

さらにiPhoneXと8Plusに搭載されている新機能「ポートレートライティング」ではポートレート機能で撮影した写真を下記の5種類の写真に変換することができます!

【自然光】

被写体の顔に焦点が合わせ、背景はぼけています。

【スタジオ照明】

被写体の顔が明るく照らし出されるスッキリした見栄え。

【輪郭強調照明】

ハイライト部分とローライト部分によるドラマチックな陰影。

【ステージ照明】

漆黒の背景に対して、被写体の顔がスポットライトで照らされる。

【ステージ照明(モノ)】

ステージ照明と同様だが、古典的なモノクロ表示。

平面的な浅い写真が一気に深みの増すアーティスティックな写真に激変します。

現時点ではiPhoneが発表している業務的な画像しかありませんが、観光スポットでの写真や好きな人とのデートの時の写真、また、これからの季節はクリスマスやお正月などイベント時に思い出を彩ってくれる機能です。

iPhoneXではインカメラも高性能!自撮りも新世代へ

インカメラの性能はiPhoneXが8、8 Plusに比べて圧倒的に高性能です!

というのも、iPhoneXは次世代機能「顏認証機能」が搭載された初のiPhoneです。

つまり、顔認証のセキュリティに適合するほど馬鹿高い性能のカメラがインカメラに搭載されているのです。

顏をキャプチャーするために奥行きや明るさなどを判定する高性能なカメラ利用できるので、メインカメラ同様に

  • ポートレートモード
  • ポートレートライティング

の機能が使えます!

さらにiPhoneXからの新機能「アニ文字」を利用することもできます。

アニ文字とは、自分の顏の表情をそのまま絵文字にする機能でiPhoneに標準で入っているメッセージの絵文字で利用できる機能です。

自分の表情に合わせて高性能チップが表情を読み取り、犬、ネコ、サル、パンダなど合計12種類の動物に自分の感情を表現してもらうことができます。

無機質な顔文字に今の自分の気持ちをのっけて相手に送ることができる面白い新機能です。

ビデオ撮影は動画の滑らかさ(フレームレート)がUP

ビデオ撮影機能に関してはiPhoneXと8 Plusのみがズーム機能を利用することができます。

二つの焦点を持ったデュアルカメラ搭載の機種だからこそできる機能で一段と被写体に寄って撮影することができます。

また、機種全体ではiPhone7シリーズから進化した点として、4Kでの動画撮影が進化しています。

iPhone7シリーズまでは4Kでの動画撮影では30fpsしか選べませんでしたが、iPhoneXと8Plusからは24fps・30fps・60fpsの3種類を選ぶことができます。

fpsてなに?
フレームレート(fps)とは、1秒間に何コマの静止画が記録されているかという数値です。フレームレートが高いほど被写体の動きが滑らかな動画が記録されます。

つまり、動画撮影の際に60fpsを選択すれば、iPhone7シリーズの2倍のフレームレートを記録することができます。

イメージで例えると、1秒間のアニメに何枚の絵を使うか?と同じ概念です。

60fpsにすれば、1秒間に60枚の絵を使っているのと同じで、iPhone7シリーズでは半分の30枚しかありませんでした。

つまり、今回のiPhoneXと8シリーズでは4Kでの動画が滑らかになっているということです。

静止がならともかく、子供の運動会や友達との旅行中のアクティビティ、アトラクションでの動画が従来の2倍の滑らかさになります。

全体的に比較するとiPhone8はデュアルカメラではないので、全体的にズーム機能に弱く、被写体を立体的に深く捉えることにも弱くなっています。

カメラ性能を考えるのであれば絶対的にiPhoneXか8Plusをオススメします。

友達との自撮りや一人旅が好きな人は、インカメラが高性能なiPhoneXがベストです。

⑦本体の性能、メモリ、スペックは過去最高、新チップA11 Bionicを搭載

機種 iPhoneX iPhone8 Plus iPhone8
OS iOS 11
プロセッサ A11 Bionicチップ
+M11モーションコプロセッサ
Touch ID × (第2世代) (第2世代)
Face ID × ×
3D Touch
LTE 下り最大800Mbps
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、MIMO対応
連続通話時間 最大21時間 最大21時間 最大14時間
連続インターネット利用 最大12時間 最大13時間 最大12時間
ワイヤレスビデオ再生 最大13時間 最大14時間 最大13時間
オーディオ再生 最大60時間 最大60時間 最大40時間
ワイヤレス充電
センサー
  • 気圧計
  • 3軸ジャイロ
  • 加速度センサー
  • 近接センサー
  • 環境光センサー
Apple Pay
防水・防塵(じん)機能
付属品
  • iOS 11を搭載したiPhone
  • EarPods with Lightning Connector
  • Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ
  • Lightning – USBケーブル
  • USB電源アダプタ
  • マニュアル

外見ではなく、中身はどうなっているのかというと、過去最高のスペックとなっています。

8,8Plus,X全ての機種で採用されているのが新型のチップ、「A11 Bionicチップ」です。

iPhone7シリーズまで利用されていたチップは「A10 Bionicチップ」で、A11 Bionicチップはその進化版として登場です。

「チップってなに?」というと、人間でいうところの「脳みそ」のようなモノです。

つまり、iPhone8,8Plus,Xは今までの機種の中で最も頭がいい機種なのです!

どんなところが優れているのかというと

  • 30%高速なグラフィックス性能
  • 照明推定、広色域キャプチャ、および高度なピクセル処理をサポート
  • 計算能力は6000億回/秒
  • 消費電力はその半分に抑えられる
  • 前作A10 Bionicチップより70%高速

という超人的頭脳のチップとなっています。

これらの頭脳は現段階でスマホ界一のスペックで、このチップによりカメラ、ビデオ、アプリ起動、ネットアクセス速度などの全てにおいてサクサクと動作できる環境を利用することができます。

⑧Xは顔認証、8,8Plusは指紋認証

機種 iPhoneX iPhone8 Plus iPhone8
顏認証 × ×
指紋認証 ×

iPhone8シリーズでは従来のiPhoneシリーズ同様に指紋認証でロックを解除することができますが、iPhoneXでは指紋認証が付いていません。

iPhoneXでは指紋認証がない変わりに、顔認証でのロック解除となります。

iPhoneXのインカメラには赤外線カメラ、ドットプロジェクタが動作されており、ユーザーの顏をプロジェクトマッピングし、立体的にユーザーの顏を捉えます。

顔認証システムはスマホ業界のみならず、世界中の様々な分野でも絶大に注目を集めいてる機能です。

今や最新のテクノロジーを世界中の人が気軽に楽しめる先駆けとしての意味合いも持つほどの普及率を誇っているiPhoneが、ついに顔認証システムをスマホに搭載したということで、一気にiPhoneXへの期待値が上がりました。

気になるのは顔認証の精度です。Apple社が行なった事前検査では、指紋認証のTouch IDは5万分の1の確率で誤認識がありましたが、Face IDでは100万分の1に改善しています!

約20倍の改善です!

実際にネット上でもすでに色々な方法で試している人がいて、その精度の高さを物語っています。

表情・状態 認証結果
マスク 認証されない
白目 認証されない
激しい変顏 認証されない
目を閉じる 認証されない
目を閉じた上にマジックで目を書く 認証されない
写真 認証されない
笑顔・困り顔などの通常の表情 認証される
メガネ 認証される
サングラス 認証される
髪型を変える 認証される
ヒゲを生やす 認証される
暗闇 認証される
帽子をかぶる 認証される

顏認証の不安点として

  • 暗い場所だったらカメラが反応しないんじゃないの?
  • サングラスを掛けるとダメなんじゃないの?
  • 寝てるときの顏や写真で誰かに解除されるんじゃないの?

という不安があると思いますが、もちろんそういう場合のためにも対策が打たれています。

Face IDは、赤外線カメラと赤外線の投光イルミネーター、ドットプロジェクターを内蔵したTrueDepthカメラシステムで実現しています。

3万以上の細かな目に見えないドットを顔に投写して解析することで、ユーザーの顔の精緻な深度マップを作成し、ロック解除では、赤外線カメラで顔を撮影するので、暗闇やサングラスなども関係なく透過します。

さらにこのFace IDのキモとしては『ユーザーが目を開けてiPhone Xの方を見ているときしかロックを解除しない。』という特徴があり、目を開けていても注視しなければ解除されることはないし、寝ているとき(目を閉じているとき)に悪用される心配もありません。

つまり、指紋認証で指摘されていた「寝ている時に悪用される!」というデメリットがなくなったということです。

もちろんこの顔認証でのロック解除は設定でON、OFFを切り替えることができるので、強制的に顏認証を利用しなければダメというワケではありません。

自分の顏を登録する時も、単純に平面的な一画面ではなく、グルッ円を描くように顏を動かすことで立体的に自分の顏を登録することができます。

⑨ワイヤレス充電は8,8Plus、X全ての機種で対応

7シリーズではできなかったワイヤレス充電は8,8Plus,Xの全て対応です。

ワイヤレス充電器は「Qi(チー)」と呼ばれる国際規格に認定されたワイヤレス充電で、名前の由来は中国の「気」に由来しています。

アメリアのスタバなどでは、テーブルカウンターにQiが埋め込まれており、テーブルに置いておくだけでケータイが充電されるという未来的なことが現実の世界で実際に可能となっています!

その他にも、バー、空港、ホテル、ファーストフード店などでは、Qiの導入が徐々に行なわれてきており、日本でも最終的にはワイヤレス充電が当たり前の世の中になるのは時間の問題です。

イケアはQi対応の充電パッドを内蔵した家具を販売しています。

実はdocomoのキャリアで「どこでも充電」というワイヤレス充電が発売されていましたが、やはり話題性に乏しく、今回iPhoneというビッグネームがワイヤレス充電を実装したということで世間の注目度は一気に加速しています。

iPhoneという普及率がバカ高い機種でワイヤレスが求められれば、一気に世の中はワイヤレス充電が主流となるでしょう。

気になるのは「どのくらいの距離までOKなの?カバーしてても大丈夫なの?」という心配です。

結論からいうと

  • カバーをしててもOK!
  • 金属を挟む、金属制のカバーはNG
  • 距離は充電パットから4~5mm浮いたところまで

というのが現在の状況です。

ちなみにワイヤレスマットは別売りで、純正のものであれば6,980円(税込)で購入することができます。

もちろん従来のLightning – USBケーブルによる有線での充電も可能になっています。

純正のLightning – USBケーブルは1つが2,200円(税込)するので、約3つ分の値段でワイヤレスパッドを購入することができます。

有線だと充電回数に応じて付け根部分が消耗してきて接触が悪くなるなどの不具合が多々起きるので、サイクルコストを考えるとワイヤレスパッドを購入するのも全然アリでしょう。

⑩ホームボタンは8,8Plusは従来通り、Xにはホームボタンがない!

iPhoneXにはホームボタンがありません!全てがディスプレイです。

これは私自身もそうでしたが、第一印象は「え!?逆に不便になるんじゃ…」という印象を受けました。

しかし…

全くもって勘違い!従来のホームボタンでできることはフルディスプレイになったiPhoneXでも簡単操作で行なうことができます。

これまでホームボタンでできていたことをiPhoneXではどうすればいいのか?について、それぞれ簡単にご紹介します。

ホーム画面に戻るには?

従来のiPhoneではホーム画面に戻るには、ホームボタンを1クリックすれば、どこからでもホーム画面に戻ることができました。

iPhoneXでは、画面の下に白いバーが表示されており、このバーを下から上へスワイプすることでいつでもホーム画面に戻ることができます。

開いているアプリを全部閲覧(マルチタスク)するには?

「開いているアプリを全部閲覧するってなに?」というと、下記のような画面です。一度は見たことがあるでしょう。

これを「マルチタスク」と言います。

従来のiPhoneではホームボタンを2回クリックすることで開いているアプリを表示させて、自由に移動することができました。

iPhoneXでは「下から上へスワイプすることでホーム画面に戻れる」とご紹介しましたが、この動作を途中で止めると開いているアプリを全て表示させることができます。

コントロールセンターを呼び出すには?

「コントロールセンター」とは電卓やライトをワンタッチで起動できたり、Wi-Fiやフライトモード、画面の明るさなどを手軽に設定することができる画面のことを言います。

従来のiPhoneでは画面を下から上にスワイプすることで表示することができていましたが、iPhoneXでは下から上へのスワイプはご紹介したとおり、ホーム画面へ戻るための動作です。

ではiPhoneXではどうやるのか?というと、上から下へスワイプすることで表示することができます。

Siriを呼び出すには?

「東京で美味しいイタリアン料理教えて!」や「東京ドームってどうやって行くの?」などと質問すると、質問内容に合わせて答えてくれる秘書機能アプリケーションのSiriは、従来のiPhoneではホームボタンの長押しで出現させることが可能でした。

iPhoneXではサイドボタンを長押しすることでSiriを呼び出すことができます。

ApplePayを利用するには?

最後にApplePayを利用する方法です。

簡単に決済することが売りのApplePayなのでできるだけ簡単な操作で起動させたいところです。

その願い通り、ApplePayはサイドボタンをダブルクリックすることで利用することができます。

起動後のセキュリティはFaceIDの認証をクリアしないといけないので悪用される心配もありません。

iPhoneXのホームボタン操作変更点まとめ

「ホームボタンがなくなったiPhoneXで従来の操作をするにはどうすればいいのか?」のまとめは下記のようになります。

操作 従来のiPhone iPhoneX
ホーム画面に戻るには? ホームボタンを1クリック 下から上へスワイプ
開いているアプリを全部閲覧するには? ホームボタンをダブルクリック 下からスワイプ中に止める
コントロールセンターを呼び出すには? 下から上にスワイプ  上から下へスワイプ
Siriを呼び出すには? ホームボタンを長押し サイドボタンを長押し
ApplePayを利用するには? ロック中にホームボタンをダブルクリック→指紋認証 サイドボタンをダブルクリック→顏認証

ネット上では「使い辛い!」「元に戻せ!」などとネガティブな情報がでてくるかもしれませんが、最初は慣れないのは当たり前です!

iPhoneが発売された時は「タッチパネル操作よりボタンが良い!」「フリック操作!?使い辛すぎ!」などと騒がれていました。

結局

  • 使い辛い→×
  • 慣れてない→○

です。

iPhoneXの操作に慣れてしまえば、逆に古いiPhoneの操作は使い辛くなるでしょう。

音楽プレイヤーの「iPod」の進化を考えると、これから先の機種はiPhoneをフルスクリーンタッチパネルの流れになることが予想されます。

iPhone8では従来の容量で操作することはできますが、長期的な目線で考えるとiPhoneXで早めに慣れておくのがベストです!

⑪月々の通信料金、携帯料金はdocomoが最安値

iPhoneの発売をApple社が許可している日本のキャリアは

  • docomo
  • au
  • SoftBank

の3社です。

①で本体価格をご紹介したましたが、正直にいって本体価格は一括で購入する人以外にとっては関係ありません。

分割で購入すると、それぞれのケータイ会社による割引が適用されます。

「じゃあどのキャリアが一番安いの?」という疑問が生まれてくると思うので、ここでご紹介します。

それぞれのキャリアに色んなオプションがあるので、今回はシュミレーションとして、スタンダードな下記のプランと仮定しての基本料金をご紹介します。

月額使用料シュミレーション条件
  • 機種変更
  • 本体代金24回割賦払い(2年契約)
  • パケット月5Gプランに加入
  • オプションサービス、割引無し
【iPhoneX】
キャリア docomo au SoftBank
容量 64G 256G 64G 256G 64G 256G
機種代金 2,853円 3,618円 5,340円 6,100円 5,460円 6,220円
通信料 7,560円 7,560円 5,918円 5,918円 5,400円 5,400円
合計 1万413円 1万1,178円 1万1,258円 1万2,018円 1万860円 1万1,620円
【iPhone8 Plus】
キャリア docomo au SoftBank
容量 64G 256G 64G 256G 64G 256G
機種代金 1,818円 2,538円 4,300円 5,070円 4,420円 5,190円
通信料 7,560円 7,560円 5,918円 5,918円 5,400円 5,400円
合計 9,378円 1万98円 1万218円 1万988円 9,820円 1万590円
【iPhone8】
キャリア docomo au SoftBank
容量 64G 256G 64G 256G 64G 256G
機種代金 1,323円 2,088円 3,810円 4,570円 3,930円 4,690円
通信料 7,560円 7,560円 5,918円 5,918円 5,400円 5,400円
合計 8,883円 9,648円 9,728円 1万488円 9,330円 1万90円

docomoの場合の月額料金は業界最安値

docomoで購入した場合、iPhone8シリーズ、iPhoneXともにauより約1,000円安く、ソフトバンクより約500円程度安い値段となっており、キャリアの中では一番安い月額料金で利用することができます。

気になるのは「iPhone8と8Plus、そしてXとの間で月額維持費にどれだけの金額差があるのか?」という点ですよね。

簡潔にまとめると下記のようになります。

機種 容量 月額料金 他の機種との差額 別キャリアとの差額
iPhoneX 64G 1万413円 ・8より約1,500円高い
・8Plusより約1,000円高い
・SoftBankより約500円安く
・auより約900円安い
256G 1万1,178円
iPhone8 Plus 64G 9,378円 ・Xより約1,000円安い
・8より約500円高い
256G 1万98円
iPhone8 64G 8,883円 ・Xより約1,500円安い
・8Plusより約500円安い
256G 9,648円

例えば、iPhone8Plusから考えると、世界最先端の機能が利用できるiPhoneXに変更すると高くなる金額は僅か1,000円です。

「どうせならXにしよう…!」とうまい具合にXに変えたくなる金額ですね!

またdocomoではdocomoの機種の利用年数によって割引も受けることができます。

「ずっとdocomo割」割引料一覧

  • 4年以上-100円/月
  • 8年以上-200円/月
  • 10年以上-600円/月
  • 15年以上-800円/月

このサービスを利用すると月々の料金からさらに割り引きが適用されるので、お得にiPhoneを利用することができます。

また、docomoが提供するブロードバンドサービス「ドコモ光」に新規加入するとさらに800円の割引きを利用することができます。

docomoの下取り価格は最大46,000円

docomoでは、古い機種の下取りを行なっています。

金額は下記の通りです。

機種 docomoの機種の下取り 別キャリアからの下取り価格
良品 画面割れ品 良品、画面割れ品
iPhone 7 Plus
(32GB/128GB/256GB)
46,000円 13,800円 docomo機種と同額
iPhone 7
(32GB/128GB/256GB)
41,000円 12,300円
iPhone 6s Plus
(16GB/32GB/64GB/128GB)
31,500円 9,500円
iPhone 6s
(16GB/32GB/64GB/128GB)
26,568円 8,000円
iPhone 6 Plus
(16GB/64GB/128GB)
22,000円 6,600円
iPhone 6
(16GB/64GB/128GB)
22,000円 6,600円
iPhone 5s
(16GB/32GB/64GB)
11,000円 3,300円
iPhone 5c
(16GB/32GB)
6,000円 1,800円
iPhone SE
(16GB/32GB/64GB/128GB)
17,000円 5,100円

上記の価格がiPhoneX、8、8Plusの本体代金から割り引かれるので、例えばiPhone 7 Plusを下取りに出したとすると

  • 46,000÷24(支払い回数)
    =1,916円/月

が月額料金から引かれるので、iPhoneXの256Gを購入すると元々1万1,178円が9,262円で利用することができるようになります。

もちろんiPhoneシリーズだけでなくAndroidやタブレット端末の下取りも行なっているので、自分の機種がいくらで下取りされるのか、公式サイトで検索するといいでしょう。

auの場合の基本料金は最高値。特別プログラムによって変化あり

機種 容量 価格 他の機種との差額 別キャリアとの差額
iPhoneX 64G 1万1,258円 ・8よりも約1,500円高く
・8Plusよりも約1,000円高い
・docomoより約900円高く
・SoftBankより約400円高い
256G 1万2,018円
iPhone8 Plus 64G 1万218円 ・Xよりも約1,000円安く
・8よりも500円高い
256G 1万988円
iPhone8 64G 9,728円 ・Xよりも1,500円安く
・8Plusよりも500円安い
256G 1万488円

上記のようにau内での機種毎の差額はdocomoと同じですが、他のキャリアに比べると月額料金が高くなっています。

しかし、auでは独自戦略として48ヶ月払いの場合、「アップグレードプログラムEXまたはEX(α)」で月々約2,000円ほど安くなるサービスを展開しています。

内容としては、48ヶ月割賦払い契約(4年契約)のうえアップグレードプログラムEXに加入することで、25ヶ月目以降に機種変更する際に、支払いが終わっていない本体代金が最大無料になるプログラムです。

※アップグレードプログラムEX(α)の場合は24ヶ月契約が可能で、12ヶ月目以降の支払いが不要になります。

簡単にいうと

48ヶ月払いにすれば、2年後(24ヶ月後)に機種変更するときに残っている機種代金は支払わなくて良いですよ。しかも月額2,000円ほど安くなりますよ。

※アップグレードプログラムEX(α)の場合は12ヶ月後の機種変更の際に残っている代金は支払わなくてよい

というサービスで、「え!?メリットしかないじゃん!」と思えるようなサービスです。

しかし、もちろんデメリットもあります。

「アップグレードプログラムEXまたはEX(α)」のデメリット

・アップグレードプログラムEXでは25ヶ月〜48ヶ月、EX(α)では13ヶ月〜24ヶ月の間にサービスを利用すると「前倒し料金」が発生する
・旧機種を回収されるので次回は下取りサービスによる割引を利用できない
・機種変更の時に故障していたら20,000円の故障利用料が発生する
・機種変更後もプグレードプログラムEXまたはEX(α)を継続しなければいけない

プログラムでは今回購入するiPhoneの値段を下げることはできますが、機種変更の際に機種を回収されるので次回の下取り割引サービスは利用できません。

また、次回も同じプログラムに参加することが条件なので、今後ずっとauユーザーである人なら利用するといいでしょう。

auの下取り価格は最大40,500円分のポイント

機種 au機種の下取り価格
※ポイントで還元
別キャリアからの下取り価格
※ポイントで還元
iPhone 7 Plus
(32GB/128GB/256GB)
40,500円相当 40,500円相当
iPhone 7
(32GB/128GB/256GB)
35,640円相当 35,640円相当
iPhone 6s Plus
(16GB/32GB/64GB/128GB)
23,760円相当 23,760円相当
iPhone 6s
(16GB/32GB/64GB/128GB)
17,280円相当 17,280円相当
iPhone 6 Plus
(16GB/64GB/128GB)
19,440円相当 16,200円相当
iPhone 6
(16GB/64GB/128GB)
17,280円相当 16,200円相当
iPhone SE
(16GB/32GB/64GB/128GB)
15,120円相当 11,800円相当
iPhone 5s
(16GB/32GB/64GB)
8,640円相当 8,640円相当
iPhone 5c
(16GB/32GB)
7,020円相当 6,480円相当
iPhone 5
(16GB/32GB/64GB)
7,020円相当 4,320円相当
iPhone 4S
(16GB/32GB/64GB)
5,400円相当 2,160円相当

docomoの場合は下取り価格分を支払い回数分に分割して割引でしたが、auの場合の下取りは最初に価格分の割引が適用されます。

例えば、iPhoneXの64ギガを1万1,258円/月(機種代金:5,340円、通信料:5,918円)を購入して、下取り価格40,500円のiPhone 7 Plusを下取りに出した場合、機種代金の5,340円が7ヶ月分0円になるというシステムです。

つまり、docomoの場合は、支払い回数に応じて毎月まんべんなく割引がされますが、auの場合は最初の数ヶ月分で一気に割り引きが行なわれます。

機種別の下取り価格に関してはdocomoの方が高額になっています。

SoftBankの場合は中間。複雑なサービスは無し!分かりやすい

機種 容量 価格 他の機種との差額 別キャリアとの差額
iPhoneX 64G 1万860円 ・8よりも1,500円高く
・8Plusよりも1,000円高い
・docomoよりも約500円高く
・auよりも約400円安い
256G 1万1,620円
iPhone8 Plus 64G 9,820円 ・Xよりも1,000円安く
・8よりも500円高い
256G 1万590円
iPhone8 64G 9,330円 ・Xよりも1,500円安く
・8よりも500円安い
256G 1万90円

SoftBankの下取りプログラムはダブルの特典が貰える

機種 SoftBank機種の下取り 別キャリアからの
下取り
下取り価格 プリペイド
バリューチャージ
下取り価格
iPhone 7 Plus
(32GB/128GB/256GB)
36,000円 4,800円分 45,600円
iPhone 7
(32GB/128GB/256GB)
30,840円 40,800円
iPhone 6s Plus
(16GB/32GB/64GB/128GB)
24,240円 29,040円
iPhone 6s
(16GB/32GB/64GB/128GB)
12,480円 17,280円
iPhone 6 Plus
(16GB/64GB/128GB)
iPhone 6
(16GB/64GB/128GB)
iPhone SE
(16GB/32GB/64GB/128GB)
9,600円 10,800円
iPhone 5s
(16GB/32GB/64GB)
7,200円 7,200円
iPhone 5c
(16GB/32GB/64GB)
2,400円 4,800円
iPhone 5
(16GB/32GB/64GB)
2,400円
iPhone 4s/4
iPhone 3GS/3G
(16GB/32GB/64GB)
500円分

SoftBankの下取りプログラムには2つの特典があり、他のキャリアと同じように下取り価格が月々の料金からマイナスされる特典と、プリペイドバリューチャージで還元されます。

下取り価格は24回分に分割されて通信料の割引に適用され、プリペイドバリューチャージはVISAカードの加盟店でSuicaやPASMOのような電子マネーとして利用することができます。

例えば、iPhoneXの64ギガ、1万860円(機種代金:5,460円、通信料:5,400円)を購入して、iPhone7Plusシリーズを下取りに出した場合、-1,500円×24ヶ月が通信料から割り引かれます。

なので24ヶ月間は基本料金は9,360円となります。

通信料の割引に加えて4,800円分のプリペイドバリューチャージが貰えるので、実質的な下取り価格としてはiPhone7Plusシリーズの場合

  • 36,000円+4,800円
    =40,800円

となります。

下取り価格はauと比べると、機種によってauより高かったり低かったりします。

また、他社から乗り換えの場合の下取り価格は、iPhone7シリーズの場合には通常より高額で下取りしてくれます。

価格で選ぶならdocomo機種が一番安い

価格だけで選ぶのであれば一番安いのはdocomoのiPhoneとなります。

それぞれのキャリアごとのX、8Plus、8の価格差はそれほど変わらず、概ね

  • iPhoneXの月額料金
    =8Plusより1,000円高い、8より1,500円高い
  • iPhone8Plusの月額料金
    =Xより1,000円安い、8より500円高い
  • iPhone8の月額料金
    =Xより1,500円安い、8Plusより500円安い

という価格に設定されています。

利用方法にもよりますが、iPhone8を買うくらいなら、あと500円出してiPhone8Plusにするべきだし、あと1,000円出せば世界最先端の技術が利用できるiPhoneXを利用できるので、結果的に「これから数年間、相棒として持つスマホ」と考えるのであれば、絶対にちょっとお金を出してiPhoneXにするべきです!

2.なぜiPhone8は売れなかったのか?

Xと発表が同じだった

iPhone8はこれまでのiPhoneシリーズの中で初めて前作よりも売れ行きが悪い機種となっています。

つまり、今現在でもiPhone8より、iPhone7シリーズの方が売れているのです。

その理由の一つとして、iPhone8の発表はiPhoneXと同時期に行なわれたことが挙げられます。

「2年経ったし、新しい機種に変えよう」と思えば、できるだけ新しいものがいいですよね。

しかもiPhoneXにはシリーズ初の機能である「顔認証システム」や「ポートレートモード」などが利用できて、「全画面ディスプレイ」という革命的な魅力を兼ね備えています。

しかも発売日も数週間の違いだけなので、少し待ってでも性能が高いiPhoneXを購入しようと思う人が多いのです。

これから2年〜4年利用すると考えれば、必然的に選ぶのは一番最新のiPhoneXという選択肢になるのもうなずけるでしょう。

デザイン、機能が7のマイナーチェンジ

もうひとつに前作とあまり変化が無いという点があります。

※iPhone8

※iPhone7

ネット上の意見としては下記のようなものがあります。

・デザインも大きさも機能もそんなにiPhone7と変わらないし、買い替える理由が見つからない

・スペックに対して妥当な値段じゃない。このスペックなら安い7シリーズを買うか、少し高くてもiPhoneXを買う。

・1ヶ月後に最新モデル(iPhoneX)が出るなら、そっち買うに決まってるよ。iPhone8の戦略が見えない。

・真新しい使いたくなる機能もないし、デザインもちょっとひっかかるところあるし。

 

痛烈な意見が多数寄せられていますが、実際にスペックや値段を見ても妥当な意見で事実です。

もしかしたらiPhoneXを買って欲しいApple社の戦略という見方もできますが、どちらにせよiPhoneXと比べて明らかに見劣りするので、どうせ購入して一時利用するのであれば絶対にiPhoneXの方がおすすめです!

3.なぜiPhoneXにこれだけの期待値が高まったのか?

iPhone史上最も大きいディスプレイ

iPhoneは機能以前に見た目からしてインパクトがあります。

その一番の原因となっているのはiPhoneシリーズ最大級のディスプレイです!

本体は8Plusよりは小さいですが、フルディスプレイによって5.8インチという巨大なスクリーンが発表当時から人々に大きな印象を与えています。

単純に「触ってみたい!」と思えるような見た目で

  • どうやって操作するの?
  • これで動画見るとどんな感じなんだろう
  • メリットとデメリットってなに?

と一瞬にして人々の興味を惹き付けました。

iPhoneシリーズ初の顏認証「FaceID」

そしてもうひとつが顔認証システム、FaceIDの導入です。

これまでのiPhoneでは指紋認証でロックが解除されるというシステムが採用されていましたが、指紋認証では5万回に1回誤認証するのに対し、FaceIDでは100万回に1回という高精度の認証システムとなっています。

iPhoneX発表当初から話題になり、発売後ではユーザーがこのシステムを利用して「どこまで認証されるのか?何が認証されないのか?」などをテストした動画が多数アップされ、再生数も爆発的に伸びています。

FaceIDが世の中の人に認められて安心して利用できることが証明されれば、様々なものに応用できるという期待も込めて、多くの人から注目を集めるキッカケとなったiPhoneXの目玉機能の一つです。

自撮りがさらに進化するインカメラでの「ポートレートモード」

FaceIDと関連して、顔認証を行なうためにインカメラが高性能になったおかげで8や8Plusのインカメラより高性能なインカメラとなっています。

iPhone8Plusでもポートレートモードは利用するこはできますが、インカメラでポートレートモードが利用できるのは現状の機種の中ではiPhoneXのみです。

今流行のインスタグラム映えする自動り画像や、旅での思い出をさらに鮮明に記憶できるということで、女性からの絶大な人気と注目を集めるキッカケとなっています。

元々iPhone8が噂されてたデザイン

実はiPhone8は元々「フルディスプレイの機種になるのではないか?」という風にネット上で噂になっていました。

出回っていた画像は下記のようなデザインです。

ご紹介した通り、iPhone8のデザインは従来のiPhoneのデザインとはあまり変わっておらず、上記の画像に近いのはiPhoneXの方です。

つまり、iPhone8が発表された時には「な〜んだ、今までのデザインとあまり変わらないじゃん…」というガッカリした人が大勢でしたが、iPhoneXのフルディスプレイのボディが発表された時には「ついにきた!噂されていたデザインは8じゃなくてXになったのか!」という風に爆発的な注目を集めるキッカケになりました。

Apple社がどこまでを予想してiPhoneXの販売戦略を考えていたのかは謎ですが、何しろデザイン・機能共に「これぞiPhone!Apple社!」とワクワクさせられるのは間違いなくiPhoneXです!

4.まとめ

iPhoneXはホームボタンが無いことで指紋認証ができないこと以外は基本的に8、8Plusができることはできる機種です。

iPhoneXのみが利用できる機能としては下記の通りです。

iPhoneXのみのスペックまとめ
・メインカメラの望遠でf2.4
・インカメラでのポートレートモード
・インカメラでのポートレートペインティング
・アニ文字
・フルディスプレイ、5.8型
・Super RetinaHDディスプレイ
・解像度2436×1125ピクセル(458ppi)
・コントラスト比100万:1

となっています。

iPhone7シリーズからは核であるチップがA10からA11に変更されているので、すでに「別もの」といっても過言ではありません。

これまでにない最高レベルの画質をクオリティでスマホを楽しみたいのであれば、衝撃を受けるのは絶対にiPhoneXです。

片手でも操作しやすい大きさの設計にもなっているので、女性にも男性にも使いやすい新しいスタンダードとなることは間違いないでしょう。