そういえば、復職しました

知っている人は知っていると思いますが、9月いっぱい休職していました。


転職先でまぁ予想以上に問題があったので、耐えて頑張りすぎた結果心身ともに壊し、潰され、望まなかったけど休職を宣告されたという感じです。
まぁ会社がとれる一番簡単な方法が休職だったのでしょうと私は思います。

以下、私が潰れるまでの大雑把な流れ:
5月・・・チームの雰囲気がおかしいことに段々気付き始める。
6月・・・1 on 1やチームMTGなどでチームの問題を指摘したり、どうしたら改善できるかを考えて伝えたりし始める。この月に、一番頼れる上司が転職する。
7月・・・この頃はまだギリギリがんばれていた。が、変わらずチームの空気は悪く、技術的にも人間的にも頼れる先輩や上司がチームに一切居ないという状態が続く。
8月・・・今までの負債、ストレス、根本的解決に進まない絶望感と不信感が積み重なり、パフォーマンスが著しく低下。マネージャに相当するポジションの人はいたが、私の状態に気づいているのか居ないのかケアは特に何も無し。そもそも原因の一つがその人にあったのでコミュニケーションを取ることやあらゆる関連のある情報を拒否。時既に遅し。
9月・・・休職
10月4日・・・復職


というかんじ。
復職した後でかなり組織変更あったみたいで、まぁパット見良くなった気がしています。
でも何度も裏切られてきたので、正直なところ不信感はまだありますし、期待していません。(自分を守るための手段の一つ)


振り返って考える問題点

  • マネージャ経験が初ということをチームメンバーに周知していなかった
    • なんでこの人仕事してないんだろう?なぜいつも的はずれな言動をしているんだろう?みたいな空気がチーム内で蔓延するとアウト
    • 初めてなので温かい目で見守ってやってね、くらい一言入れたらまだ違ったかもしれない
  • マネージャ素人をマネージャにした人間がその人の様子を都度見て教育するということが無かった
    • 部下を潰すという、今回みたいな問題が発生したあとでは遅いんですよ
  • マネージャなどの名のあるポジションに対する意識・期待をチームメンバー全員で合わせていなかった
    • 結局あのポジションの人は何をやってくれるの?自分は何をすればよいのか?という認識がバラバラだった
    • 期待する仕事の認識が違うんだから、そりゃフラストレーションが溜まって嫌な空気が蔓延しますよ
  • 全体的に余裕がない
    • 金を稼がないと、競合に打ち勝たないと、早く新機能リリースしないと、というのが毎日で正直皆に余裕が無い。
    • 余裕がないので質問しづらい、一緒に調べたり問題解決する余裕が無い。

人には得意不得意があるのはよく理解していますよ。私だってできないことの方が多い。
でも、それがずっと成果を残せないことや、周りに迷惑をかけるような言動をすることの免罪符にはなりません。
良い個性なら受け入れます。多少の悪いクセも受け入れます。
でも会議時間に関係のない話をして皆に迷惑かけるような人間は正直一緒に働きたくありません。



以下、今回学んだこと:

人を無能にさせる配属、無能上司などの障害にあった場合、

  • 問題点を本人に指摘する
    • このときチームメンバーからのヒアリングも忘れないこと。やっておくと状況を知らない人間への現状説明するときの裏付けや信憑性を増すことが出来る
  • それでも改善が見られない場合は上に提言、根本的解決に向ける
    • 無能である決定的な証拠を集めておく(私の場合は別の人やチームメンバー、別部署からも同様の被害に合っているという話がでたのも強かった。)
    • 主に役員、人事、社長や副社長あたり (私のときは人事が居なかったので2~3回役員に相談したけど動いてもらっている気配がなく、さらに別の社員に「"よくわからないけど" omegaさんが困っている」と言っていたという話を聞いてしまって絶望した。これがダメ押しの原因かもしれないくらい。社内評判が悪かったり動かない人に頼ってはいけない。)
  • それでも動かない場合は徹底的に潰しに行く
    • トップ周辺に話をします。専門家も使う。ここで駄目なら会社が駄目ということなので、さっさと見切りを付けること。

この時、休職扱いになると以下の金銭面での負債がかなり発生するので出来る限り避けること:

  • 医療費がかさむ
    • 大病院に行くときは紹介状無しだと初診で5000円くらいかかるので、産業医が来るタイミングを逃さずに紹介状を書いてもらうこと。または先に小さい病院へ言って紹介状を書いてもらうこと。
    • IT健保ならば、2万を超過した分は負担してくれるようだ。にしても高いけど。
  • 社保その他控除されなかった分、次月会社に支払わなければならない(平均8~10万)
  • 傷病手当は給与1日あたり6割*欠勤日数分だけ支払われる
    • しかし住民税など引かれた金額でくるので雀の涙である
    • そして上に書いた会社に支払う金で大体はほぼ残らない


都度できる限り問題を指摘したり、こうしたら良いのではという解決方法を提示してみたりしたのですが、
良い方向には向かず(そもそも努力する気が無かったのかもしれない)、
相応のポジションから相談してくださいと言ってくれたのは良いのですが、基本は「話を聞くだけ」「病院送り」の2点がしか無く、
根本的解決(問題のある人物または組織構造を調整して)という措置を取らなかったため、
「私は潰され」ました。


復帰後はまともな人達とお仕事できているので大変快適です。
技術的に面白いこともできていますし、やはり大事なのは人だなぁと再認識しました。

会社側も「あの状況はとても酷かった」という認識でいるようで、再発しないようにと色々配慮して下さいました。
まぁ、時既に遅しなんですけどね。感謝はしています。


ただ、私を潰した根本の人々からはなんのアクションもないのがびっくりします。
いくら会社が役職をおろしたり減給しても、私には何の特にもならないので、私が今回の件で潰されて損失した、

  • 経験
  • 時間
  • 金銭
  • 心身の健康

などは、私を潰した人々から何らかの形できちんと返していただきたいですね。

会社が何かを返してもそれはあくまで会社からの返還。
本人が行った罪は本人が贖罪することでしか意味をなしません。

普通はなにかしらのアクションがあると思うのですが、
復職してから1か月経っても一切ないので、上の人間には「反省している」と言っても、本当に悪いとは思っていないのでしょうね。
私はそう受け取りました。内外評判悪いのもうなずけます。


ひとまず、もう彼らには一切の信頼も信用もないので、
これ以上私のような被害者が増えないように害のある行動をしないで欲しいし、会社側も、また意味不明な言動をした場合に抑制力をうまく働かせて欲しいなと思います。


今回の件で、
北海道の友人知人、東京のコミュニティの友人置鍼、会社の人たち、勉強会やカンファレンスで知り合った人たち
様々な人達から心配の声をかけていただいたり、転職のお誘いをいただいたり、法的措置のとり方や精神病、問題のある上司との戦い方などを教えてもらいました。
結局はだめになってしまったんですけれど、
皆様のおかげさまで、今はとっても元気にやっております。

本当に、本当に感謝してもし尽くせないです。

いっぱいお食事誘ってもらってたけどいけないのが本当に辛かったです。
おちついたら緒にごはんいきましょう! : )