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高度に成長したインフラ技術の象徴である地下鉄。
特に共産国では地下鉄は国家の象徴であるかのような豪華さを誇ります。北朝鮮の地下鉄も凄いけど、ソ連時代に作られたロシアの地下鉄は「地下宮殿」と称されるほどの素晴らしさであり、おそらくは世界一の美しさでしょう。
そんな地下宮殿に魅せられたカナダの建築家にしてカメラマンのデイヴィッド・バディーニ氏が撮影した魅惑の宮殿の画像をお届けします。
美しすぎる地下宮殿
ロシア旅行の楽しみの一つにも数えられている地下鉄の駅めぐり。親日的な態度で接しているプーチン大統領の計らいもあり、日露の関係は今のところ良好であり、日本の旅行会社はロシア旅行の売り込みが現在盛んである。
まるでロシアを訪れた他国の旅行者に見せつけるかのような美しさを誇るモスクワ地下鉄。撮影者のデイヴィッド・バディーニ氏は2週間もの時間をかけ、撮影したという。乗客が誰もいなくなった後の時間帯に撮影を行う許可を与えられ、このような完璧な写真を撮影できたという。
モスクワ地下鉄は12の路線、203の駅を備えており、東京メトロの9路線179駅を上回る規模を有している。路線図が東京メトロと少し似てますね。比較用に東京の路線図もアップしておきます。
モスクワ地下鉄の歴史
モスクワ地下鉄は1935年に作られ旧ソ連で最も広範囲に及ぶ一大プロジェクトでした。スターリンは共産主義宣言の1つとして、地下鉄の駅に「輝き」を具現化するように作られたと言われています。高い天井と大理石の壁、豪華な装飾を美しく照らすシャンデリアは「地下の人口太陽」と呼ばれ、スターリンの権力の象徴でもあった。
人口太陽や地下宮殿と言った二つ名の通り、これほどまでに美しく豪華な地下鉄の駅は世界中を探してもロシアにしかないでしょう。地下鉄の駅めぐりがロシア旅行で人気があるというのもうなずけます。
見るものを圧倒する壁画の中には、レーニンなどの共産主義の指導者の絵画が含まれており、単純に美しいルートを誇るだけではなく、政治的な意味合いが強い事がうかがえます。明るい未来と言うキャッチフレーズを意図して作られたとされており、ソビエト連邦の明るい未来のために、このような壮大な地下鉄が作られた事は容易に想像がつきます。
ここが地下鉄ではなく巨大宮殿と言えば誰もが信用するでしょう。
度肝を抜く超豪華な地下鉄と言うのは共産国に多くみられるけど、スウェーデンのストックホルム駅、イタリアのナポリ駅、そして日本のみなとみらい駅がとても美しい事で知られています。絶賛工事中の渋谷駅も完璧になればさぞかし美しい事でしょう。
地下鉄と言うのは国家の象徴なのかもしれませんね。
via:Bored Panda
他にもロシアの記事は沢山書いてます。当ブログと姉妹ブログの夢と魔法のハッピーライフより、1つずつロシアの記事を最後に紹介します。
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