おはようございます。
はちどうさんのブログで、「長期投資のポートフォリオは株式100%でいいのか?」というテーマについて論じられていました。
このあたりは各個人の考えによる所もあるので、どれだけ議論をしても一定の結論にたどり着くのは難しいですが、当ブログでも少し検討してみようかと思います。
以下、はちどうさんの記事になります。
投資のリスク許容度を測るための4つの指標
私自身のポートフォリオは「キャッシュ+株式」のみ
結論から書くと、私自身のポートフォリオは「キャッシュ+株式」のみです。
ただし、キャッシュには日本円以外にSBIで積み立てているドルも含みます。
最近は株高局面であまり株式を買い足せていませんので、ドルが積み上がってきています。
よく議論にあがる債券に関しては、今後金利が上昇局面になれば買い場がやってくるかもしれませんが、現状では一切投資をしていません。
また、そもそも日本国債に関してはキャッシュを保有していればそれで十分という考えです。
ただし、リスク資産を100%株式で保有するのは万人にはおすすめしにくいです。
私の場合、医師としての給与所得に加え、少々ではありますが不動産からの収入、ブログ収入もありますので、金融資産投資では一般の方よりもリスクを取りやすい状況にあると考えているからです。
リスク資産が株式100%ですと、投資初心者の方ほど暴落時にパニック売りをしてしまう可能性が高いため、その危険を割けるためにはある程度他の資産も保有しておいた方が安全かもしれません。
以下、自分のリスク許容度を測るための指標を考察します。
ポイント1:社会における自分の立ち位置を検討する
サラリーマン兼業投資家の最大の武器は、給与所得という毎月安定した収入が保障されている点です。
その収入源の大きさ、安定性をよく検討しましょう。
自分の会社が置かれている状況や、会社内で自分の置かれている状況をよく把握し、今後状況が悪化する可能性が考えられる場合には、投資でリスクを取りすぎないことが重要です。
私個人の状況としては、ありがたいことに、今現在の日本では医師免許と専門医資格を持っていれば、たとえ失職したとしてもすぐにまた職を見つけることが可能です。
常勤医にならずとも、複数のバイトを組み合わせてフリーランス医として生きていくことが可能なのもありがたい点です(フレキシブルな働き方が可能)。
また、医師の場合、常勤をやりながら、他に外来や当直バイトをこなすことで、自分の力である程度給与をコントロールできる点も助かっています。
上記を踏まえると、医師の場合、一番備えておかなければならないのは自分の健康リスクですので、今は運動を最優先に考えています。
ポイント2:独身か?結婚しているのか?子供は何人いるか?
次に、自分の置かれている家庭環境も重要です。
私が今も独身であったら、キャッシュポジションを下げてもっと強気に投資をしているでしょう。
投資でお金を増やすといっても、家族の生活を保障するというのが大前提ですので、独身の時ほど過度なリスクはとれません。
医師の場合、独身であれば、たとえ一回投資で大負けしたとしても休日返上で寝当直をしまくれば回復することが十分に可能です。
そういう後ろ盾があればこそ、よりリスクをとってハイリターンな投資に望むことが可能になります。
しかし、結婚して小さな子供がいますと、いくら家計のためとはいえ毎週当直バイトを入れることは不可能です。
このあたりを考慮して、投資でどこまでリスクを許容するか検討すべきだと思います。
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ポイント3:ダブルインカムかどうか?配偶者も投資をしているのか?
また、共働きかどうかというのも重要です。
我が家の場合、妻も時短勤務ではあるものの常勤で働いています(ドクターではありません)。
妻は投資には一切興味を示しませんので、妻の資産は日本円100%です。
説得のうえ、2018年1月から始まるつみたてNISAはやることになりましたが、投資枠を上限一杯使ってもせいぜい40万円/年ですから、ほぼキャッシュ100%であることに変わりはありません。
この場合、妻の保有している「日本円」が暴落時への備えとなりえますので、私自身はある程度リスクを背負って投資をしてもOKと考えています。
このように、共働きの場合、夫婦合算してリスク許容度を考える必要があると思います。
ポイント4:給与所得以外の収入源はあるのか?
給与所得以外の収入源がある方は、そうでない方よりもリスクをとった金融資産投資が可能だと思います。
ポイントは、「一つ一つは少額でもよいので数多く」です。
また、一つ一つの収入源の独立性が高い方が理想的ですね。
相互に関連が強すぎると、一つが倒れた時に他も一緒に途絶えてしまう可能性が高いからです。
まとめ
ブログの記事を書きながら自分の置かれた状況を見返しましたが、妻の資産がほぼ100%日本円であることを考えると、自分自身はリスク資産は100%株式で問題なしと考えました。
大体の目安ですが、株式100%の場合、大暴落時には最大60%程度の資産が毀損する可能性を考慮しておくとよいでしょう。
各個人の置かれた状況によってリスク許容度の正解は異なると思いますので、一度じっくり考えてみるとよいと思います。
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積立によるインデックス投資は、投資初心者の方でも参入障壁が低く、初めの第一歩としておすすめです。どうせやるならばiDeCoやNISAなど税制面で優遇されているシステムを利用しましょう。一方で、インデックス投資だけで億万長者になるのは至難の業です。
好況時ほど、暴落に備えてキャッシュポジションを手厚くしておきましょう。暴落時には貯めておいたキャッシュで積極果敢に投資をしましょう。
投資の世界は%で動きますので、とにかくスケールを大きくすることが重要です。できるだけ大きな金額を、若いうちに投資に回せた方が有利になります。