川辺のキャンプ地の近くの木で、首吊り死体が見つかった。
通報を受けた警察がすぐに現場に駆け付け、重要参考人として、近くのテントにいたルーカスに事情を聞いている。
刑事:「それで、あなたは、ここで一人でキャンプをしていて、あの男が川で溺れているのを発見したのですね」
ルーカス:「そうです。助けてくれ!という声がして、その人が濁流にのまれて溺れそうになっていたんです。私はすぐに川に飛び込みました。そして、彼を助け、励まし、なんとか川岸まで運びました」
刑事:「それは素晴らしい!あなたはあの男の命を助けたんですね。それからどうしたんですか?」
ルーカス:「その男は、生きてはいたものの、ずぶ濡れになって、もうかなり弱っていたのです」
刑事:「なるほど。それで?」
ルーカス:「木からブラさげて乾かしてあげようとしたんです」