今回は「絵本の読み聞かせの記録と、3歳~4歳児向けのシリーズ絵本おすすめ7選」のお話です。
娘が通う保育園では日常会話が英語のため、保育園へ通い出す前に比べて、自宅での絵本の読み聞かせ時間をより大事にしています。
園側からも、日本語に触れる時間が必然的に家庭内だけになるので語彙力を伸ばすような工夫や読み聞かせ時間を家庭内で増やしたが良い、との話を頂きプレッシャーも少なからずあったり...。
ですが、過去の失敗をふまえまして、
「絵本を読み聞かせなきゃ!」のような気持ちを切り替えれたことで、親子で一緒に絵本を楽しめているという実感があります。冊数的には毎日5冊〜10冊を小一時間ほどかけて読んでます。
私たち親子を楽しい絵本の世界にいざなってくれる秘訣は「図書館サービスを利用する」こと。
図書館には数万冊もの絵本や紙芝居があるので、娘の好みに合う物やブームな物、興味が出始めたもの、英語の絵本などをアレコレと選んで私は借りるだけでイイのです。
自宅にも140冊ほどの絵本があり娘は毎日何かしらの絵本を手を取りますが、図書館から借りた新しい良本が放つ魅力はやはり格別です。
保育園へ迎えに行く前の15分の時間を使って、事前にリサーチしたり娘のリクエストを聞いて予約していた絵本10冊ほどを仕事終わりの金曜に纏めて借りに行く、というのを続けています。(本当は娘を連れて行きたいけれど児童図書館が閉まる時間に間に合わない...(T^T))
子どもを預けて働き、帰宅後の子どもと過ごす短い時間を少しでも充実させたいと思われておられる方へは、ぜひ、図書館の絵本を活用されることをご提案したいです。同じ1冊の絵本を親子で顔を近づけながら一緒に眺める時間は、短い時間でも親子の心に充足感を与えてくれると思います。
前置きが少し長くなってしまいましたが、
そんな我が家での3歳になる娘の絵本記録と、おすすめシリーズ絵本をご紹介します。
親子で楽しむ絵本の時間。「良い絵本」とは?
親子で楽しむ絵本の時間としてこれまでにも何度か絵本に関する記事(【幼児はじめての図鑑・選び方】 楽しく学べる「ノンタン・タータンあそび図鑑」 ・絵本好きがおすすめする「1歳・2歳児へ読み聞かせたい絵本30冊」 )などをご紹介してきました。
上記以外にも、私自身が小さい頃から大好きだった「「ぐりとぐら」シリーズでおすすめ3冊 」や「童謡・手遊び歌・替え歌「うたえほん」「うたえほんⅡ」 」、「寝かしつけおすすめ絵本8冊 」などで記事にまとめたりもしています。
自分が好きな本に関することを記事として書けるのは嬉しいものでして、今回も絵本の記録を綴れるのは自己満足に近い感じで喜びに浸っております、笑。
そんな本や絵本が好きな私にとって、ちょっと悩ましかったのは「良い絵本」の選定です。
「良い絵本」とは?沢山の本に出会える図書館を最大限活用したい
『良い絵本= 何度も増版される名作、感動的な絵本、絵や文章が綺麗 である(べき)』という考えがあったのですが、最近はこの『良い絵本』という定義が正直なところ、よくわからなくなりました。
高いモノだと絵本1冊で千円近くするので、ポンポンと気軽に購入できるものでもなく、買うとなれば「何度も繰り返して長い時間楽しめる絵本」を求めがちです。
なおかつ、知育的な要素も盛込みたくなるのが親の欲目というもの....。
でも、『良い絵本』ってなんだろう...?
自宅にある絵本棚から何度も引っ張り出して読みたがる絵本と、あまり読む頻度が高くない絵本とがあります。何度も読んだかと思えば、パッタリと途絶えたり。
確かに、何度も増版される絵本は娘の喰い付きが良かったりもします。
でも、それは「娘の好みに合う物」であったり、「今、心が動いて興味が湧いた絵本」なのですよね。
親側が考える「良い絵本」のカテゴリーに収まらない絵本に喰い付きが良いことがあるのも事実。
可笑しかったり、「なぁにコレ〜」と笑えたり、「わぁ、ビックリ!」と驚いたり、可愛らしい挿絵に目を奪われたり、と本当に様々な絵本があります。
テレビやPC動画ほどの強い刺激は無くとも、
自分のペースでページをめくり読み進めながらお気に入りのページや挿絵個所をジックリ楽しむことができる絵本は、シッカリと3歳児の心を動かすようです。
そしてそれは、親目線でいう「感動」とは少し違うようなのです。
挿絵のちょっとした表情や仕草、背景が面白かったり、言葉の語呂がクスリと笑えて可笑しかったり、美味しそうな食べ物を前にする主人公の表情が魅惑的だったり...と色んな要素が詰まっているように感じます。
なので、「(私自身が勝手に求める)良い絵本」に縛られるのではなくて、
何度も繰り返して読みたくなるような絵本に出会えたり、新しい分野の本などにもドンドンと興味を持って貰えるように上手いこと導いていければいいな、と考えています。
そして、そんな沢山の絵本に出会える機会を与えてくれるのが、図書館、です。
購読させて頂いているse-sami-streetさんのブログでも定期的な図書館通いがお子さんを本好きさんへ導かれたお話をされておいででした。いつも丁寧な記事を書かれておられて素敵なさーみさんです(*^^*)(勝手ながらご紹介させて頂きました...)
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お住まいの地区の行政サービスにも依るかもしれませんが、児童向け図書館にいらっしゃる図書館員の方は絵本に関する知識量が豊富な方もおいでです。児童向けのお奨め絵本を相談できたり、借りた絵本の関連本を推薦して下さったりもします。
また、午前中などに絵本の読み語り会などを設けてあるので、図書館サービスを上手に活用できると、より親子で絵本を楽しむ時間を充実できるかもしれません〜(*^^*)
3歳・4歳向け読み聞かせ絵本の記録49冊とシリーズ絵本おすすめ7選
3歳1ヶ月になる娘に読み聞かせてきた絵本について、図書館で借りて良かったものを中心に記録を兼ねてまとめてみます。
なお、ひらがなが読めるようになった娘には自分でゆーっくりと読み上げる楽しみ方も続けて欲しいので、「娘が一人で読めるための絵本」と「読み聞かせメインの絵本」と分けながら絵本を選んでいます。
特に何度も繰り返して読んだもので個人的にもヒットだったおすすめシリーズ絵本などをリストアップしてみます。
①「あまがえるのあおちゃん」かわいいいきもののえほんシリーズ他5冊
○「おしゃれでかわいい女の子のおりがみ」
○「おきがえあそび」(作・絵 きむらゆういち)
○「おつかいありさん」(もこちゃんチャイルド)
○「あまがえるのあおちゃん」(作 高家 博成・絵 仲川 道子)
○「かまきりのかまくん」(作 高家 博成・絵 仲川 道子)
○「それいけアンパンマン!しょくぱんまんとパジャマン」(作・絵 やなせたかし)
先ず始めに『かわいいいきものえほん』シリーズをご紹介します。
ダンゴ虫やカタツムリ、カマキリ、クワガタ、ドジョウなどの小さな生き物の生態系が可愛らしく描かれています。大人も知らない自然界の出来事が生き物目線で描写されているのは読んでいて楽しいです。
シリーズは全て読破しましたが、一番のお気に入りは「だんごむしのころちゃん」と「あまがえるのあおちゃん」です。 普段は嫌われ役?なカマキリも「かまきりのかまくん」絵本では一匹オオカミ的な感じのカッコいいキャラクターで描かれていたりするので、昆虫好きなお子さんにはハマるかもしれません。
②きむらゆういちさんの「どうぶつむら仕掛け絵本」シリーズ他4冊
○「おいしいよ。やぎのケーキやさん」(作・絵 きむらゆういち)
○「10ぴきのかえる」(作 間所ひちこ・絵 仲川道子)
○「アンパンマンとアクビぼうや」(作・絵 やなせたかし)
○「つよくてよわいぞ じゃんけんぽん」(作 あさのななみ・絵 よねやまえいいち)
○「10ぴきのかえるのプールびらき」(作 間所ひちこ・絵 仲川道子)
二つ目のおすすめシリーズ絵本としてご紹介するのは、きむらゆういちさんの仕掛け絵本シリーズです。
貸出し期間を延長申請したほど何度も読みたがった「どうぶつむらしかけ絵本」シリーズ。赤ちゃんウケが良い仕掛け絵本ですが、3歳児にもヒットしました☆
この絵本以外にも「すてきなやまねこようふくてん」と「がんばれ!くまのおいしゃさん」も借りていますが、一番はこの絵本です。
各ページに綴じ込み型の仕掛け絵本で『ひとりでウンチできるかな』などが有名な『きむらゆういちさんの絵本』は 、一度は目にされたことがあるかもしれませんね。
大型ワイド絵本で同じく綴じ込み型の仕掛け絵本で楽しめる作りになっており、「どうぶつむら」としてケーキ屋さんや洋服店、病院などのお店屋さんでシリーズ化されているもの。
お店屋さんゴッコ遊びが好きな3歳~4歳児に合う内容ですし、各絵本で出てきたキャラクター達がお客さんとして登場してくるので「この前の絵本に出てきたヤマネコさんだ!」などと交互に読み合せたりもできます。
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③「10ぴきのかえる」シリーズ絵本他4冊
○「10ぴきのかえるののどじまん」(作 間所ひちこ・絵 仲川道子)
○「10+1ぴきのかえる」(作 間所ひちこ・絵 仲川道子)
○「たのしいパンのくに」(作・絵 深見 春夫)
○「どじょうのくろちゃん」(作 高家 博成・絵 仲川 道子)
○「かたつむりののんちゃん」(作 高家 博成・絵 仲川 道子)
仲川道子さんが作画された絵本を手に取る率がかなり高い私ですが、この日借りた絵本は仲川さん作画絵本が5冊中4冊を占めておりました、笑。
仲川さんのテイストは安定感があり分かり易く、顔の表情も可愛らしいですし背景描写もシッカリされているので、どの絵本を取っても個人的にはハズレが無い絵本だと思っています。そして何よりも娘が大好きなのですよね。
「10ぴきのかえる」シリーズは春夏秋冬のテーマに沿った作りで各本が構成されているので、シリーズを読破しても飽きずに楽しめます。
どれから読んでも楽しめましたが、個人的には初めて可愛い女の子が出てくる「10+1ぴきのかえる」がお気に入りです。
④定番な「ノンタン」シリーズと「ももんちゃん」シリーズ他7冊
○「ノンタン ピクニックららら」(作・絵 キヨノサチコ)
○「ノンタン でかでかありがとう」(作・絵 キヨノサチコ)
○「わにわにのおふろ」(作 子風さち・絵 山口マオ)
○「パオちゃんのおせんたく」(作・絵 仲川道子)
○「パオちゃんのうんどうかい」(作・絵 仲川道子)
○「アンパンマンとかぜこんこん」(作・絵 やなせたかし)
○「どろんこももんちゃん」(作・絵 とよたかずひこ)
○「ぼくのいろなぁに」(作・絵 はたこうしろう)
○「タンタンのずぼん」(作・絵 いわむらかずお)
定番シリーズものから2つをリストアップするならば、やはり「ノンタン」と「ももんちゃん」シリーズを。
我が家にはノンタン絵本と図鑑が数冊あるのですが、毎日欠かすことなく何かしら読んでいます。イタズラ好きでちょっとヤンチャなノンタンですが、憎めません。
絵本を読みながら「ノンタン、ちゃんと順番守らなきゃだめだよね~」と娘が制することもあり、ヤンチャなノンタンの言動や行動からお友達同士の付き合い方について学べる部分も多々あります。
ノンタンシリーズは20冊近くあるので何から読むか迷われる方は、最新版で迷路ゲーム的な要素もあり、楽しげなオヤツの木やフルーツの森などの描写が可愛い「ピクニックららら」から始められてもいいかもしれません☆
とよたかずひこさんの絵本はユルーイ世界観で構成されているので、読んでいて疲れません、笑。クスリと笑えます。
また、ももんちゃんシリーズは文体も短めで読み易いので、娘は自分一人でゆっくり読み上げています。ひらがなを覚え始めたお子さんへ自分で読み始める絵本選びにおすすめです。
⑤仲川道子さんの「パオちゃん」シリーズ他9冊
○「おはようジャッキー」
○「タンタンのしろくまくん」
○「このおみせなぁに」(作・絵 はたこうしろう)
○「くまさんとパン」
○「パオちゃんのたのしいキャンプ」(作・絵 仲川道子)
○「パオちゃんのなかよしハウス」(作・絵 仲川道子)
○「すいかくんがね...」(作・絵 とよたかずひこ)
○「かばくんのはるなつあきふゆ」(作・絵 ひろかわさえこ)
○「かばくんのいちにち」(作・絵 ひろかわさえこ)
○「ばんそうこうぺったんこ!」(もこちゃんチャイルド)
お次は仲川さんの作画絵本「パオちゃん」シリーズです。
ぞうのパオちゃんがお友達のうさぎさんやペンギンくん達と一緒に、キャンプやお家を作ったりクリスマスパーティや運動会を楽しんだりと、日常生活に出てくるシーンを可愛らしく切り取られたシリーズ絵本です。
20年以上も前の絵本ですが古さをまったく感じず「ざ・絵本」な具合に安定感があります。
こちらの「ぼくもだっこ」絵本では、抱っこしてあげることで子どもの心を満たしてあげる・甘えさせてあげる大切さを再確認できました。
娘も同じように「抱っこして〜」といつも甘えてくれますが、絵本を読みながらニコニコと嬉しげでした。
ぞうのパオちゃんよりも小さなウサギのおじさんが懸命にパオちゃんの抱っこして要求に応える様子が面白いのですが、私も頑張らないとな~と思えます。
図書館にあるパオちゃんシリーズはすべて読めたのですが、置いてなかったシリーズもあるようなのでいつか読んでみたいものです。
⑥ 「わにのバルボンさん」シリーズ他6冊
○「くいしんぼうさぎ」(作・絵 せなけいこ)
○「おしくらまんじゅう」(作・絵 かがくいひろし)
○「バルボンさんのおしごと」(作・絵 とよたかずひこ)
○「うみのおふろやさん」(作・絵 とよたかずひこ)
○「クッキーのおべんとうやさん」(作・絵 安西水丸)
○「がたごとがたごとしゅっぱつしんこう」(作・絵 たかいよしかず)
○「いそげ!いそげ!しょうぼうしゃ」(作 たけいしろう・絵 おおもりしんじ)
とよたかずひこさんの絵本もかなりの割合で借りて読んでいます。
同じく、とよたかずひこさんの「ももんちゃん」シリーズもいいのですが、動物園へ勤めている大人なバルボンさんはシリーズを通して、わにのさくらさんと出会って家族が増えていくのでまた違った面白さがあります。
わにのバルボンさんシリーズは「バルボンさんのおでかけ」や「バルボンさんのおうち」などもありますが、一番のお気に入りはこの絵本。
小さい子が大好きな動物園へ色んな動物たちが出勤してくるというお話でして、子どもを喜ばせてあげようとする動物たちの優しさが感じられるので娘も大好きな1冊です。
⑦「クーとマーのおぼえるえほん」シリーズ他8冊
○「おやすみなさい」(作・絵 新井洋行)
○「こぶたのぶうぶ。そらをとぶ」(作 あまんきみこ・絵 武田美穂)
○「ころんちゃんとかろんちゃん」(作・絵 あきやまただし)
○「ごあいさつなぁに」(作・絵 はたこうしろう)
○「こぶたのぽんくん」(作 ますだゆうこ・絵 西村敏雄)
○「わにわにのおでかけ」(作 子風さち・絵 山口マオ)
最後は、色や形、数などを学べる知育的な要素もがありつつも娘と楽しんで読み進められる「こぐまのクーとマー」シリーズです。
はたこうしろうさんのイラストが可愛くて、特に「フニーぃ」と細目で笑う表情が何とも言えず、娘と一緒に思わず笑ってしまいます。テンポよく読み進められるのも個人的にヒットだったシリーズ絵本です。
シリーズの中で一番繰り返して読みたがったのは「ぼくのいろなぁに」です。
保育園では色も英語で教わっていることもあり「ぱーぷるー・いえろー・れっどー・らいとぶるー・・・」と読み上げながら楽しげに読んでいます。
まとめ
3歳1ヶ月になる娘への読み聞かせ絵本の記録と、おすすめのシリーズ系絵本のお話でした。
平日は仕事でクタクタになり帰宅し家事や炊事をこなしつつも、娘ともちゃんと向き合える時間はできる限り大事にしたいもの。
一遊びしてお風呂も入り、後は寝るだけになってから、すっぽりと私の膝に入り込んで温めた牛乳を飲みながら一緒に絵本を楽しんだり眺める時間はホッ〜とします(*^^*)
親子の絆を深めてくれる絵本。これからも沢山の絵本に出会っていきたいものです。
最後まで読んて下さりありがとうございます。
今日も1日本当におつかれさまでした(*^^*)