恐らく一昨日か昨日に獲られて茹で上げられたセコガニを口に運びながら、左派系の政党が公開している動画を見る。
周りは表象文化論的なものをテーマにしたいとか言っている中で、社会派なテーマをやりたがっているのは自分だけなようだ。
個人的にフィクションの作品があまり好きではないということなのかもしれない。
最近、生まれながらの茶髪の人間が差別されている云々というニュースと共に『十二国記』の主人公の1人がそんなものだとかいうツイートか何かを見た。
どうやら陽子とかいうぶっちゃけ現実社会で苦労していない女子高生が異世界で苦労して、結局のところ生まれつきの素質なもので不老の王になるとかいう話っぽい。
便利なインターネットで「十二国記 陽子」で検索をかけると、偉そうな陽子のセリフがどんどん出てくる。
何だかんだで、ネット通販でシリーズ一作目の『月の影 影の海』の上巻を注文した直後に、書店で下巻の最後らへんのページを読んで満足した。
満足したと言うよりも、自分はどこまでも好きになれない作品だと感じ取った。
既に上巻は発送手配に入っていた。
そんな上巻を数ページ読み進めただけで、自分は投げ出してしまった。
ピチピチの女子高生で顔も成績も悪くないとなると何も感じなくなるのだ。
異世界で苦労すると言われても、王になるんだからやっぱり上級である。
続編を読めば苦労する云々というが、あらすじを読む限りなんだかんだ血統主義の変形版でしかないと感じる。
自分はどこまでもフィクションが好きになれないのかもしれない。
いや、フィクションが嫌いというよりも自分の劣等感を掻き立てるものには現実でもフィクションでも怒りが湧いてくるのだろう。
血筋も悪いし、生まれも良くないし、能力もなくて、顔が醜い自分はそういうものなのだ。
そんなこんなしていると、糞公共放送が権力に尻尾を振る思考停止的な内容の放送をしていたらしいというツイートが流れてくる。
それでも汚い面を下げながら、負け組として就職活動に勤しむのだろう。