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平成22年3月7日 「幸福の科学」が80年代に主張していたこと

一九九九の年、七の月
空から恐怖の大王が降ってくるだろう
アンゴルモワの大王を復活させるために
その前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配するだろう。
(16世紀の予言者・ノストラダムスの予言。五島勉訳)

「幸福の科学」の本に書いてある通りにしたら、『MMR』というより単なる電波になってしまいました。


 出典


 大川隆法先生が率いる「幸福の科学」の目的は、地上天国の建設です。

私たちはこの日本を中心として、全世界の救世の事業を興さんとするものです。

さて、それでは、この救世の事業とはいったい何でありましょうか。
(中略)
一つが、個々人の心のなかにユートピアを築こうとする運動です。
(中略)
二番目の柱として、全体のユートピアがあります。これが地上天国の建設であります。
大川隆法著 『新・幸福の科学入門』 26~27頁)

 では、どのようにして地上天国が建設されるのか、大川隆法先生が1987年に出した著書にある予言では……。

西暦二千年
世界の人びとは、前年の夏に起きた衝撃的な悪夢からまだ立ち直れないでおります。
(中略)
ニューヨークは、その機能をほぼ壊滅的なまでに失っているでしょう。
(中略)
日本は、全国各地で復旧作業が続いております。
(中略)
日本各地で、政府主催の合同慰霊祭が行なわれて、その読経の声が低く流れております
しかし、日本は無事でした。
この災難を期に、日本では、神理を求める声が全国津々浦々から聞こえてき始めて、人びとは悪しき万能主義、唯物主義の迷信から目覚め、光へと向かいつつあります。
西暦二千二十年頃から、二千三十七年頃に、日本は現代のイェルサレムとなり、世界のメッカとなるはずです。
大川隆法著 『黄金の法』 215~216頁)

 どうやら、1999年の夏に何か大変なことが起こって、それをきっかけに「幸福の科学」が広まるようです。

 1988年に出した「ノストラダムスの新予言」という本でも、大川隆法先生が呼び出したノストラダムスの霊が、これと同じ主張をしています。

一九九九年、七月の大異変でもって、恐らく死に絶える人間の数は、──数億を下らないでありましょう。
(中略)
日本というものは、この混乱の時代を通して世界を照らす、一つの燈台となりましょう。
今後、四十年、五十年にわたって、日本を中心として「救世の法」が説かれていくことになります。
(中略)
天変地異、人災、これはもはや避け難いものであります。しかし、こうした荒廃の中にあって、人びとをこころから導き、そして真のユートピア、この戦乱と混乱の後の、真のユートピアを建設するための法というものが、同じこの時期に説かれるようになっていくのです。
大川隆法著 『ノストラダムスの新予言』 22頁、28~29頁)

 つまり、「1999年に恐怖の大王が降る → 宗教の需要が高まる → 釈迦の生まれ変わりである大川隆法先生が大ブレイク!」という流れで、

「アンゴルモアの大王」というのは一体何かというと、「アンゴルモア」というのは、これは「東洋の盟主」という意味であります。
(中略)
東洋の盟主、これはすなわち「釈迦」であります。
(中略)
この「アンゴルモアの大王」すなわち、かつてインドに生まれしゴーダマ・ブッダという人は、もちろん、そのインド時代の意識は、まだ霊天上界にありますが、この「釈迦の意識の本体、本流部分」が地上に出て、一大霊革命を打ち立てるということであります。これを私は予言したのです
(中略)
このアンゴルモアの大王の復活、この大救世主の降臨、これはもはや予定されたことであり、既に大計画は進んでいます。
(中略)
大救世主降臨の時代に生きていることを喜べ
大川隆法著 『ノストラダムスの新予言』 65~66頁、68頁、72頁)

 わーい

 そんなこんなで、「幸福の科学」の主張では、1999年7月の詩は大川隆法先生による霊改革を予言したもので、「アンゴルモアの大王=大川隆法」なのだそうです。てゆーか我田引水?

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アスラの結末の意味を考える
『明王伝レイ』 …マガジン誌上で「幸福の科学」を布教!
レイ第1部と幸福の科学
『YOH~光の抄~』 …打ち切り

『天空の門』 …ビジネスジャンプ誌上でも「幸福の科学」を布教
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