新宿の歌舞伎町と言えばアジア圏随一の歓楽街で、お金を掛けようと思えば無限に使う事が出来る恐ろしい街でもある。
反対にゴールデン街に代表されるB級と言うかある意味「Z級」なスポットも多数存在する。
そんな「高い物は徹底的に高く、安い物は徹底的に安く」を象徴するかの様な寿司屋が歌舞伎町の路地裏にひっそりと存在する。
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名前の無いお寿司屋さん
新宿駅東口から歌舞伎町方面に十数分あるいた路地裏にその「名前の無いお寿司屋さん」がひっそり、と言うかこっそりと開店している。
恐らく、知っている人じゃないと絶対に行かないような細い路地の先にある提灯が目印だ。
(それと知っていれば大丈夫だが、初めての時は見落とさない様に注意したい)
店内は奥に向かって細長くなっており、左側に約5人、右側に2・3人がかろうじて立ち飲みできるスペースがある。
座ってチンタラ呑まれたのでは、お店側も溜まった物ではないだろう。
冒頭の10円寿司だが”ドリンクを注文したお客様に限り”と但し書きがあるので、入店したら速やかにドリンクのオーダーをしておきたい。
(見切れているが、右上にうっすら但し書きが見える)
10円寿司の圧倒的コスパ
ドリンクとほぼ同時に”お通し”も到着し、乾杯したら早速10円寿司をオーダーしたい。
寿司は店の奥で大将が握ってくれるので、大量に注文するとそれなりに時間が掛かる。
(素朴な味が優しいお通しのマカロニサラダ)
そして10分ほどでお待ちかねの寿司が到着。
もうバカなんじゃないかってくらいブリの大群がお目見えである。
これ全部で200円である。
(実際目の前にすると壮観な眺めだ)
ブリ自体は生臭い訳でも筋っぽい訳でも無く、やや多めのワサビと相まって非常に美味しい。
1人10貫くらいなら、間違いなく楽勝で食べられる。
更に勢いに乗って”かにみそ”も注文。
ぎっしりと軍艦にのった”かにみそ”は圧巻。
味もしっかりと”かにみそ”のコクが味わえて1貫120円は安い。
10円の寿司だけかと言うと、そんな事も無くて他の寿司や刺身類も壁を埋め尽くさんばかりにメニューが貼ってある。
正直、店の壁よりメニューの面積の方が多い。
飲み会の後半になるとたまにメニュー表が紛失する事があるが、こんだけ壁一面に貼って有ればその心配はなさそうだ。
(壁一面って言うか左右の壁に貼ってあるので壁”二”面が正しい)
がっつり飲む前の0次回に!
10円寿司の圧倒的なコスパと、立ち飲み屋と言う特徴から飲み会前の0次回に是非行きたいお店だと思う。
ドリンク系もビールにチューハイ、ハイボールと主要な物は一通りそろっているので気兼ねなく飲むことが出来る。
全体的に10円は例外としても100円から200円くらいの価格帯が多いので自分の好きなネタを頼みつつ、サクッと飲んで次のお店に行きたい。
お会計の値段感としては、「大人3人で約1時間、ある程度飲み食いして1人1500円くらい」だったのも心強い。
(お酒は適量を楽しく飲むのが1番!)
忘年会や新年会、歓送迎会など何かとお酒に関わる事が多い新宿。
その路地裏でひっそりと営業する”名前の無いお寿司屋さん”は狭い店内とそれを圧倒するメニューと圧倒的コスパを兼ね備えた名店である。
それでは、また。
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名前の無いお寿司屋さん
営業時間:17:00~26:00(日曜日は24時まで)
定休日:無休(不定休の可能性あり)
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