株をやっている方ならご存知の話ですが、
「金融相場」
「業績相場」
「逆金融相場」
「逆業績相場」
という投資用語があります。
この4つは、この順番で循環しています。
そして現在、ブル相場で進捗している仮想通貨市場も、このいずれかに当てはまるわけですが、今は「金融相場」の局面という見解で異論は無いと思います。
(正確に言えば、「バブル相場」ですが(*´з`))
そこで今回は、金融相場の特徴を仮想通貨に当てはめて、今後の戦略を考えてみたいと思います。
金融相場の特徴とは?
金融相場とは
金融相場とは、景気の状態が悪く、企業の業績も低迷している場合でも、金利の引き下げやカネ余りなどによって株式の投資対象としての魅力が上がり、株価が上昇していく相場のことを言います。一般的に金融相場は、主に政府が示す政策と密接に関連している傾向にあります。政府が景気政策として金利を引き下げるといった金融緩和等を行なえば、対象となる株式の相場が上がることになるため、景気が悪くても株価は堅調になるのです。
業績相場とは
業績相場とは、市場全体と個別銘柄の両方で使われる用語で、企業業績が好調な状態に転じる、または向上に伴って株価が上昇すること、または好況を理由に、企業の業績向上を見込み、株価が上がること、景気の拡大局面に、企業業績の向上によってできる相場の株価をいいます。株価の決め手になるのは企業業績の動向は重要な基準であり、収益が増える傾向にあれば、増配の期待や企業の成長が見込まれるため、買われることが多くなります。
上昇相場(ブル相場)は、この金融相場と業績相場に属しますが、以上のように特徴が異なります。
例として、直近の日本市場に当てはめると、2012年末から始まったアベノミクス相場は、前半は金融相場でした。
そして、現在は業績相場に移行していると言われています。
2012年末から始まったアベノミクス相場、当初1~2年は、どんな銘柄でも上昇・急騰していましたね。
恩恵を受けた方も多かったと思います。
分かりやすい特徴としては、
「赤字企業だろうと・クソ株だろうと、何でもバンバン上がる」です。
↑用語説明に書いてある通り、金利の引き下げなど(つまり金融緩和)によるカネ余りから生じる相場なので、個別企業の業績はほぼ関係ありません。
倒産確定銘柄・上場廃止銘柄は、さすがに違う動きを見せますが、それ以外の存続企業であれば、魅力のない会社でも全体相場の上昇と一緒に上がっていきます。
これが、金融相場の大きな特徴です。
一方、業績相場は、個別企業の「中身」(業績)が吟味されて、株が売買される相場です。
つまり、全体相場はブル相場でも、中身・業績が悪い企業の株価は上がらんなくなります。遠慮なく売られます。
仮想通貨に当てはめると
現在の仮想通貨相場は、「ほぼ無」の状態から投資マネーが流入し始めて、現在に至っています。
そして、今の市場規模(時価総額)は、仮想通貨全体で22兆円(1987億ドル)レベルまで成長しています。
ここまで市場が成長した理由は・・・
「仮想通貨の中身が正当に評価されて買われている」(業績相場)ではなく、
「投資・投機市場として魅力的と判断されて、投資マネーが流入してきている」というのが、正解だと思います。
政府・中銀が財政出動・金融緩和を行っているわけではないですが、「投資マネーがとめどなく流入している」という点は、金融緩和の状況と類似しています。
つまり、4つの相場のどれに当てはまるかと考えると、「金融相場」が妥当と言えるでしょう。
そして、BTC先物上場などの材料を考えると、今後も金融マネーは確実に流入してくるでしょう。
(本格的に流入するタイミングは、現在の株のミニバブルが崩壊する時かと。)
よって現在のところはまだまだ金融相場が続く局面と考えられ、「中身が良いコイン」という理由ではなく、「相対的に割安なコイン」が上がる相場だと思っています。
(個人の考えです(@_@))
(ただし、中身が良いコイン > 中身の無いコインで、上昇率には差が出てくると思います。)
2016年後半から見てみると、
2016年10~12月・・・BTC
2017年1~6月・・・アルトコイン
2017年8~9月・・・ICO、草コイン
2017年10月~現在・・・BTC
という循環で、その時その時で割安なコインに資金が流入して、価格が押し上げられています。
直近のBTC一強相場は、実は、
「BTCが素晴らしいから」・「アルトコインの中身がダメだから」という理由ではなく、
2017年6月までアルトコインが急騰して、相対的にアルトが割高になり、逆にBTCが割安になったから、価格訂正が起きている状況かと。
・2016年10月起点の複合チャート
(11月3日時点)
そして、本日はETCとXMRの上昇率が大きい状況です。
↑直近の複合チャートでは、ETCとXMRの上昇率がBTCよりも低くなっていたので、割安感から買われている気がします。
(ETCに関しては、材料があったようですが。)
今後の戦略として
ここまで、
2016年10~12月・・・BTC
2017年1~6月・・・アルトコイン
2017年8~9月・・・ICO、草コイン
2017年10月~現在・・・BTC
という循環で来ていて、直近ではBTCの価格がだいぶ修正されてきました。
もうしばらく、BTCの相場が続くかもしれませんが、相対的な割安感が薄れてくると、次はまた違うコインのターンに移行するものと思われます。
・では、次はどのコインのターンなのか?
・切り変わるのはいつ頃か?
この2点を判断して動くと、良い結果となりそうですね。
まず、「切り替わる時期」ですが、
「BTCのHF前後」が一つの候補として考えられます。
また、各アルトコインのトレンドラインが収束する時期として、11月末~来年2月が多いので、BTC相場の次は、アルトコイン相場になるんじゃないかな?と予想しています。
・LSK テクニカル分析
cryptocurrency-nira.hatenablog.com
・ETH テクニカル分析
cryptocurrency-nira.hatenablog.com
もちろん今すぐではなく、「HF前後=11月中旬」~「来春」のどこかからだと思うので、直近では、BTCが下落した場合にアルトコインも一緒に下落する場面もあると思います。
タイミング・底値をピンポイントで当てることは不可能なので、
・この辺から「打診買い」を始める。
or
・テクニカルに買いサインが出たタイミングで瞬時にINする。
こんな感じで動こうかなと思っています。
※そして、その次の話ですが、有力アルトが上がり始めた場合、次は草コインたちの出番です。
Bittrexなどの草コインは、現在沼化していますが、これで終わりだと考えるのは甘いですね(@_@)
タイミングを見て上がる直前に仕込めると、大きなリターンをゲットできると思います。
(ただ、まだダラダラと下がる可能性があるので、草コインの仕込みは直前がオススメです。)
さいごに
こんな分かりやすい情報もあります。
(分かりやすかったので、ツイートお借りますm(_ _)mスミマセン)
・仮想通貨全体の時価総額
・BTCを除いた時価総額(アルトコイン)
・BTCチャート(=時価総額の推移)
BTCが強含んでますね。
「アルトコインに資金が入ってこない」「BTCに吸われている」という状況ですが、アルトコインの時価総額チャートは下限にて横ばい状態なので、ここは、
「近々(年末や来春にかけて)、BTC⇒アルトコインの循環物色の切り替えが起きるのでは?」と予想しています。
現在、BTCを持っていないですが、ポジトークではなくw、
①BTCを追いかけて、85万円⇒100万円(+15%)に賭けるか?
②高値圏にいると思われ、上下どちらに動くか分かりづらい現在のBTCで、レバレッジ(FX)取引をするか?
③調整中(底値圏?)のアルトコインを仕込んでおいて、1~3か月後に2~4倍?に上がる方に賭けるか?
どの作戦を取るかは人それぞれの判断です。
(どっちが間違いということは無いです(*´▽`*))
わたしは、「自身がどの作戦で攻めるか?」を整理した結果、
「③アルトを仕込んでゆっくり待つ」という戦略で行こうと思ってます。
もちろん、近々BTCやアルトが大きく調整に入った場合は、下で買えるように資金は待機しながら☆
(そう思ってると、下落してくれないんですけどね( ゚Д゚))
Bye-bye(^_-)-☆