洞窟と言えば冒険の定番。ほとんどのRPGでは洞窟を舞台にした冒険が存在します。今宵のエア冒険はイタリア南部、地中海に浮かぶ小さな島、カプリ島にある古代ローマ時代より神秘の洞窟として認知されていた不思議で美しい「青の洞窟」です。
つい先日世界の果てまでイッテQで紹介された場所です!
放送内容については下記リンクを参照してください。
カプリ島について
まずは旅のお供という事で、今回のエア冒険の舞台であるカプリ島について簡単に紹介します。
カプリ島ナポリから船で30kmのところにある島で、人口はおおよそ7200人。主な産業は観光とチョコレートの製造。観光については青の洞窟以外にも古代ローマ時代の遺跡があり、外国人が多く訪れている。また、スイーツ好きにも人気が高くトルタ・カプレーゼというカプリ島で製造されたチョコレートを使ったケーキが大人気でスイーツ、冒険、遺跡の3つが揃う人気の観光地である。
トルタ・カプレーゼは食べログで検索すれば日本国内でも簡単に食べれます。
青の洞窟
青の洞窟はカプリ島最大の観光スポットであり、まさに島のシンボルとして認識されています。
なぜ水が鮮やかな真っ青に見えるかというと、青の洞窟そのものの入り口はとても狭いが洞窟の下、つまり海の底にもう一つ洞窟の入り口が存在し、そこから太陽の光が反射しこのような目も眩むほどのブルーに海水が映るというのがメカニズムです。
青の洞窟を見るためにはいくつかの条件があり、水が青く見える理由は上記で説明した通り、太陽光の反射なので良く晴れている日というのが条件になります。
また、洞窟の入り口はとても狭いので波が少しでも高いだけで入り口は塞がってしまいます。入り口の小ささは波の問題だけでなく、風の問題もあります。入り口が狭いので洞窟内に入るためにはボートに乗って入るしかありません。風が強いとボートをうまくこげないため洞窟に到達することはできません。
つまり、良く晴れた日、風と波が穏やかというのが青の洞窟を見るための条件となります。自然現象のため、厳しい条件が付いてきますね。
青の洞窟の歴史は古く、古代ローマにさかのぼります。
ローマ帝国時代の遺物や彫像などが洞窟内で見つかっており、考古学者や歴史家は大きな関心を寄せています。青の洞窟の底から、海王ポセイドンとその息子トリトンの彫像がつ見つかっている。
見つかった彫像はポセイドンが1つ、トリトンが2つだが、台座は7つあり、残りの4つはまだ未発見であり青の洞窟のどこかにひっそりと眠っていると予測されています。
洞窟内の水は硫黄と硫化水素を含むため、とても珍しい生態系となっています。大きく育った美しいサンゴや、ムール貝、ロブスターなどが生息しています。
青の洞窟は有名な観光地であり、多くの人が見物に来るため、科学者たちは珍しい洞窟の生態系が崩れるのではないかと心配しているという。洞窟内環境保全のため、対策をしっかりと作る必要があると警笛を鳴らしている。
via:Feel The Planet
なお、先週の「世界の果てまでイッテQ」で紹介された石の滝ことイエルべ・エル・アグアも姉妹ブログ、不思議なびで紹介しています。
渋谷のイルミネーション 青の洞窟
青の洞窟の気分を味わいたいけど、イタリアまで行くのは厳しいという人に朗報!渋谷でも青の洞窟を見ることが出来ます。
青いイルミネーションに彩られた渋谷の街は必見ですよ!
今年は11/22から始まります。