2017年11月07日

小さな子どもがやっていることをやめさせたい時、「そろそろやめなさい」というよりも有効かも知れない方法

「あと何秒するー?」と聞いてみると、比較的短い時間と労力で切り上げさせることが出来る場合が多い、気がしています。いや、子どもにもよると思いますが。

当たり前のことだったらすいません。多分これ、実施出来る時期がある程度決まっていて、特に数を覚え始めの頃~小学校に上がる前、くらいだと割と効果的なんじゃないかなーと。

長男が小さい時もやったんですけれど、長女次女は現在5歳でして、50まで数えられるか数えられないか、くらいの段階です。

例えばそろそろ公園から帰らないといけないのにまだ遊びたい時とか。例えばお布団をかぶってまだ寝たい時、あるいは添い寝して欲しい時とか。

「ほら、そろそろ時間だよー」とか、「そろそろやめなさいー」とか言っても、なかなか聞かない時があります。やっぱりまだ子どもなので、そこはそれ、自分の欲求コントロールを学んでいない段階です。親に言われると余計に意固地になっちゃう子、とかもいます。

こんな時、「じゃああと何秒やるか決めてくださーい」というと、例えば「10秒!」とか「30秒!」とか、割と短い時間を自分で宣言して、しかもその秒数が切れると結構納得して素直に切り上げる、ということが割と頻繁なんですよ。

長女や次女を見ている限り、これ、

・まだそこまで大きい数を知らないので、大きい数を思いつかない
・覚えたばかりの知識を使うことが出来るのが嬉しい
・ともかく、親ではなく自分の意志で自分の予定を決められるのが嬉しい
・嬉しいし気分も変わるのであまり執着しないで切り上げられる

この辺の要素が重なって起きている現象であるように思います。

子どもって勿論大人に憧れるもので、「自分で決める」という経験をまだあまりしたことがないので、どんな細かいことであっても、「行動予定を自分で決められる」というだけで結構嬉しいものみたいなんですね。で、「自分で決められる」となると、目先も変わって今こだわっている遊びにもそこまで執着しないで済むっぽいんです。

こだわりが強い子だと、切り上げさせようにも意地を張ってなかなか切り上げられず、親も子どもも疲弊してしまうって結構あるもので、目先を変えて自発的に切り上げさせるって成長の上でも割と大事なんじゃないかなーと思いました。多分、こういうの繰り返すことで「自分の欲求を適当なところで抑制する」スキルみたいなものも上がっていくと思うんですよね。

更にちょっとアレンジして、例えば「隊長!残り行動時間を何秒か決めてください!」みたいな感じで、ごっこ遊びっぽくすると余計に有効である、場面も多い気がします。

実はこれ、別に私が思いついたわけではなく、しんざき奥様が割と頻繁にこのやり方で長男の遊びを切り上げさせているのを見てラーニングしたんです。しんざき奥様は、この手の子どもコントロールで色々と卓越した技をもっています。奥様えらい。奥様かわいい。

これが、もうちょっと大きくなってしまうと、ちょっとひねくれて「1万秒!!」とか「いちおくびょう!」とか、うっかりすると「むりょうたいすうびょう!!」とか言い出してしまうのであまりうまくいかなくなったりするんですが、多分小学校に上がる前くらいだったら有効な場面もあるんじゃないかと思い、共有してみようと思いました。

書くまでもないとは思いますが、お子さん次第、あるいはその時のお子さんの気分次第で有効な場合もあれば無効な場合もあると思いますので、その点はご承知おきください。

今日書きたいことはそれくらいです。


posted by しんざき at 07:25 | Comment(1) | 子育て・子どもたち観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ウチはまだ言葉が話せませんが、近所の児童館で他のお母さんが同じようなことやってました。

「じゃあ、あの長い針がどこ指したら辞めますか」
「7!」
「わかった、7までね」
「やっぱり6でいい!」
「6でいいの?(笑)」

何故か自分から減らしてました。
Posted by at 2017年11月07日 10:58
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