Intel is reportedly set to announce new mobile chips that use an AMD graphics component(OC3D)
ウォールストリートジャーナルの報道によると、IntelとAMDは互いの技術を組み合わせ、新たなMobile向けチップを生み出そうとしている。この新しいMobile向けチップはIntelのCPUとAMDのGPUを組み合わせたもので、Mobile市場におけるNVIDIAのシェアを突き崩すものとなる。
ウォールストリートジャーナルの報道によると、IntelとAMDは互いの技術を組み合わせ、新たなMobile向けチップを生み出そうとしている。この新しいMobile向けチップはIntelのCPUとAMDのGPUを組み合わせたもので、Mobile市場におけるNVIDIAのシェアを突き崩すものとなる。
Intel CPUとAMD GPUを1つのパッケージに収めたMobile向けCPUの噂はこれまでにも幾度となく出てきており、“KabyLake-G”の名で呼ばれたこともありました。“KabyLake-G”は4-core+GT2の“KabyLake-H”のダイとRadeon GPU(もっぱら“Vega”世代といわれることが多い)を組み合わせたもので、ゲーミングノートPC向けと位置づけられていました。今回の話は“KabyLake-G”の名前は出てきておらず、組み合わされるCPUおよびGPUも“KabyLake”や“Vega”と明記はされていないものの、概要は“KabyLake-G”そのもので、狙う市場もゲーミングノートPC向けであり、ハイエンドゲームをプレイできる十分なスペックを狙ったとしています。
OC3Dに紹介されているウォールストリートジャーナル発とされる情報はここまでですが、Core i7 8809GないしはCore i7 8706G, i7 8705Gで検索すると
なんて言ってたら・・・
New Intel Core Processor Combines High-Performance CPU with Custom Discrete Graphics from AMD to Enable Sleeker, Thinner Devices(Intel)
公式発表されました。
Intelは11月6日、新たな製品の概要明らかにした。この新製品は標準的な単体コンポーネント(dGPUのことを指していると思われる)を使用するよりも、フットプリントを半分に抑えられるものである。これにより、OEMはより創造的でかつ先進的に、薄型・軽量の製品の設計を可能とし、また発熱も抑えることが出来る。
この新製品は第8世代Intel Core processorのうち、高性能Mobile向けと位置づけるCore H series processorと第2世代High-Bandwidth memory(HBM 2)、そしてサードパーティ製のグラフィックとしてAMD Radeon Technology GroupのGPUを1つのパッケージに収めたものである。
「第8世代Core i processor、AMD Radeon Technology GroupのGPU、HBM 2を1つのパッケージに収めたもの」
まさかIntelからこの発表がでるとは。
ここで使用される第8世代Core i processorはH series―つまり“KabyLake Refresh”ないしは“Coffee Lake-H”と予想されます。またHBM 2の記載があることからAMD Radeon Technology GroupのGPUは“Vega”であることが予想されますが、このあたりは今後明らかになるようです。
プレスリリースにはもう少し興味深いことが書かれています。
この新製品の中隔となるのがEMIBだ。EMIBは異なるシリコンを接続するための小型のブリッジで、非常に近い距離でデータを高速に転送する。
EMIBは複数のシリコンダイを接続するための新たな技術として、“KabyLake-G”の噂が出た頃にIntelが紹介していました。基板を介する通常のMulch-chip-moduleでは実装は容易であるものの、速度は犠牲になります。一方、Silicon interposerを用いる方法は性能は高いものの、Silicon interposerとTSVのコストが重くのしかかります。EMIBは2つのシリコンダイの間に小さなシリコンブリッジを埋め込み、これを介して接続するもので、Silicon interposerより低コストで、一方で通常のMCMよりも高速であるとしています(この詳細は後藤氏のコラムを読んでいただくとわかりやすい)。
Core i7 8809Gあたりの話はひとまずおいておくとして、今回の公式発表により、Intel Core processor+AMD Radeon GPU+HBM 2を搭載した製品が出ることは確定したことになります。
この記事へのコメント
中国ならインテルとAMDをコピーして好きなチップを作り出す日も近い気がしてきた
2017/11/06(Mon) 23:30 | URL | ななしです #W3ugQoag[ 編集]
まさか本当にIntel公式から出てくるとは思いませんでした…
早く詳細知りたい(ノシ 'ω')ノシ バンバン
早く詳細知りたい(ノシ 'ω')ノシ バンバン
2017/11/06(Mon) 23:37 | URL | LGA774 #-[ 編集]
HBM2使うなら値段が高そうだなあ。ノートだから高くていいのかな。
2017/11/06(Mon) 23:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
商品的には何の面白味もないな
2017/11/07(Tue) 00:10 | URL | LGA774 #-[ 編集]
RYZEN Mobile(Raven Ridge)の立場は一体…?
いやまぁ、モバイル向けRaven Ridgeの需要をIntel+Radeonが食って、
Raven Ridgeがデスクトップ向けに早めに降りてきてくれるなら全然OKだけども。
いやまぁ、モバイル向けRaven Ridgeの需要をIntel+Radeonが食って、
Raven Ridgeがデスクトップ向けに早めに降りてきてくれるなら全然OKだけども。
2017/11/07(Tue) 00:24 | URL | LGA774 #-[ 編集]
日本では日替わり間近にびっくり情報が出てきたなぁ。
ハイエンドモバイルはこれで行くつもりかな。
ノートからNVIDIA GPUが駆逐されそうだ。
ハイエンドモバイルはこれで行くつもりかな。
ノートからNVIDIA GPUが駆逐されそうだ。
2017/11/07(Tue) 00:24 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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