「私は脂肪がないから浮きにくくて」
「デブは脂肪があっていいよな、浮くもんな」
自分が泳ぎが下手なのを脂肪がないせいだとあたかも「自分は細い」と主張する人もいれば、自分ではそんな実感もないのに「脂肪で浮く」とか言いがかりをつけられることがある。
デブは見た目は確かにバルーンみたいかもしれないが、この中に入っているのは空気ではなく肉だ。
これを聞いてもまだ納得できない人のために4つの検証を行ってみた。
デブと水泳の関係性についての真実がここにはある!(キリっ)
検証1「デブは本当に水に浮きやすいのか」
ブラックなビートに載せてMCグラサンが俺たちにデブを紹介してくれるところから始めるこの動画を観てくれ。
デブがバク宙をしてプールに飛び込むんだ。
まあ俺からしたらそれでも十分凄いんだが、問題はそのあとだ。
完全に溺れているようにしか見えない。
水を飲みまくっている。
これを観て、まだ脂肪が浮くなんて言うのか?
このアクロバティックデブは、相当な肥満体だ。
それなら何もしなくても浮くはず。
デブは水に浮きやすいなんてデタラメだ。
検証2「デブは飛び降りても自ら浮いてくるのか」
デブの浮力をより過酷な状況で検証した動画がこれだ。
しょっぱなからジャンプ台がへし折れはしないかと俺でもヒヤヒヤしちまう。
案の定、板がしなりすぎて傾斜がつき、「スッテーン」という擬音とともにプールに沈むデブ。
そう、沈んでるんだ。
デブが本当に浮き輪みたいに浮くのなら、こんな結果にはならないはずだろ?
検証3「デブは泳ぐのに有利なのか」
コナミスポーツクラブのホームページにはこんな風に書いてある。
競泳選手には筋肉もあるけれど、水に浮くための脂肪も蓄えられています。(私もそうでした!)
なんだって!?じゃあやっぱりデブの方が有利なのか?と思った俺はバカだった。
この後にすぐこんな文章が続く。
女性のマラソン選手などはおそらく体脂肪率は10%くらいだと思いますが、競泳の選手の場合、男子は平均で約10%、女子になると約18%も体脂肪率があると思います。
え?体脂肪率って30%からじゃないの?オカシイナー
検証4「水泳選手という生き物の肉体」
じゃあそんな、俺からしたらちょっと異常な水泳選手はぐらい的にどんな体をしているんだろう。
ということで画像を集めてみたぜ。
これを見たらもう「デブは泳ぐの楽」とか「自分は脂肪がないから泳げない」なんて妄言は使えなくなるぜ。
長野体育通信より引用
DELIVERY THINGより引用
VOGUEより引用
半端ねえわ、この人たち。
だからと言ってデブがプールを楽しめないわけじゃない。
厳密にはプールってのは水だけで構成されているわけじゃないからだ。
ほらプールサイドにはあるじゃねえか。
フライドポテト、フライドチキン、フランクフルトに、焼きそば、たこ焼き……。
軽く縁日だ。
俺たちの戦場はそこだ!
青空の下、海パン一枚で食うフランクフルトは、極上だぜ。
さあ、来年の夏も、海に行こうな。