秋空からのプレゼントを夫のブーさんにおすそわけしました。
私たち夫婦は緑に囲まれた倉庫に住み、一緒に働いています。
まわりに建物はなく、頭上には広い空が広がっています。
仕事の合間、私は外へ出て空をながめていました。
青い空に秋の雲。
きれいだなぁ…と1人とぼとぼ歩きながら見上げていると、
空にまっすぐな白い線。
飛行機雲だ。
ブーさんにも見せてあげたいけれど、ブーさんは取り込み中で手が離せません。
こんなに立派な飛行機雲なのに、見られないなんてもったいない。
そう思っている間にも、飛行機はグングン進んでいきます。
これは画像に残してブーさんに見せないと。
あぁ、すごい。
青空にどーんと描かれた白い線。
空の向こうにズンズン伸びていきます。
よい空が見られたと喜び、ブーさんに空のおすそわけ。
「幸せだなぁ」と思っていたら、次の日の空は大変なことになっていました。
夕空に線がいっぱい。
ちょっと目を空に向けるだけで、こんなに面白いものを見られるなんて。
自分で気付くことができれば、幸せはいつも近くにあるのかもしれません。
これからも空を見上げ、ブーさんにおすそわけしたいと思います。