民族共生象徴空間で職員向けに周辺整備計画説明-白老町
白老町は10日、2020年に開設する「民族共生象徴空間」に係る職員向け説明会を庁舎内で初めて開催した。庁内全体での情報共有化と円滑な事業推進などが狙いで、午前と午後の2回に分けて行われ、それぞれ約50人ずつ、合計100人が出席。周辺整備や地域説明などについて活発な質問や意見が出た。
説明会では、アイヌ文化振興・研究推進機構が発行している小中学生向け副読本「アイヌ民族・歴史と現在」や、国が公表した資料を出席者全員に配布。差別を受けた歴史などにも触れながら、ポロト湖畔に整備される国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設のほか、町を中心に進めている周辺整備計画の概要やスケジュールなどが紹介された。
参加した職員からは、象徴空間近くの道路など周辺整備の計画や都市計画との整合性、来場者100万人達成に向けた取り組みなど多方面にわたる質問が出た。中には「役場職員一同が協力し、積極的に情報発信しなければいけない。この説明会はいい試みだと思う」などと庁内で横断的な連携を呼び掛ける意見も出た。
アイヌ施策推進室によると、象徴空間に係る説明会は7月に町内5カ所で住民向けに実施。現在は出前講座のメニューにも取り入れており、今後要望があればスケジュール調整の上で随時対応する考え。また、国の動きなどに応じて「年1回程度は職員向け説明会を開き、情報共有を進めたい」としている。
説明会では、アイヌ文化振興・研究推進機構が発行している小中学生向け副読本「アイヌ民族・歴史と現在」や、国が公表した資料を出席者全員に配布。差別を受けた歴史などにも触れながら、ポロト湖畔に整備される国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設のほか、町を中心に進めている周辺整備計画の概要やスケジュールなどが紹介された。
参加した職員からは、象徴空間近くの道路など周辺整備の計画や都市計画との整合性、来場者100万人達成に向けた取り組みなど多方面にわたる質問が出た。中には「役場職員一同が協力し、積極的に情報発信しなければいけない。この説明会はいい試みだと思う」などと庁内で横断的な連携を呼び掛ける意見も出た。
アイヌ施策推進室によると、象徴空間に係る説明会は7月に町内5カ所で住民向けに実施。現在は出前講座のメニューにも取り入れており、今後要望があればスケジュール調整の上で随時対応する考え。また、国の動きなどに応じて「年1回程度は職員向け説明会を開き、情報共有を進めたい」としている。